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高校野球の全国強豪ランキング20校!野球が強い人気校とは?

高校野球の全国強豪ランキング20校!野球が強い人気校とは?

高校野球の強豪校ランキングは、甲子園で最も多くの勝ち星を積み重ねた中京大中京や、2度の春夏連覇の偉業を成し遂げた大阪桐蔭が上位にランクインしています。高校野球が強い都道府県ランキングは、チーム数が多く全国制覇を何度も果たしている大阪府や愛知県、東京都が挙げられます。

2022.12.25 野球

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高校野球の強豪校の情勢

 (231869)

100年を超える歴史がある高校野球は、全国に3900校​が加盟し、毎年春と夏に開催される甲子園では、全国を代表する強豪校の熱戦が、全国の高校野球ファンを魅了しています。
高校野球の強豪校ランキング上位校は甲子園で最も多くの勝ち星を積み重ねた中京大中京や、2度の春夏連覇の偉業を成し遂げた大阪桐蔭、数多くのスター選手を輩出した早稲田実業が挙げられます。

高校野球の強豪校ランキング20校

第20位:常総学院高校(茨城県)

 (234556)

国公私立 私立
所在地 茨城県土浦市中村西根1010
春の選抜大会の成績 出場9回(2001年優勝)
選手権大会の成績 出場16回(2003年優勝)
主なOB選手 仁志敏久(元巨人)、金子誠(元日本ハム)
常総学院は選抜、選手権で優勝経験のある強豪校です。1985年から2003年まで指揮を執った木内幸男監督は、ノーサインで選手に自主的に考えさせる采配や、バントを使わない大胆な采配で強豪校を退け、木内マジック​で話題になりました。2020年からOBで元プロの島田直也監督が就任し、名門常総学院の再起に期待がかかります。

第19位:松山商業高校(愛媛県)

 (213286)

国公私立 公立
所在地 愛媛県松山市旭町71
春の選抜大会の成績 出場16回(1925,1932年優勝)
選手権大会の成績 出場26回(1935,1950,1953,1969,1996年優勝)
主なOB選手 藤原満(元南海)、水口栄二(元近鉄)
愛媛の公立校の松山商業は、甲子園春夏合わせて優勝7回、準優勝4回の野球が強い高校です。松山商業高校は100年を超える高校野球の歴史で唯一、大正、昭和、平成の各元号で全国制覇をしている名門校で、公立校の中で最も夏の甲子園の勝利数が多い学校です。松山商業野球部は2001年夏の甲子園を最後に聖地から遠ざかっていて、20年ぶりの甲子園出場、令和の元号も全国制覇を見据えています。

第18位:広島商業高校(広島県)

 (234557)

国公私立 公立
所在地 広島県広島市中区舟入南6-7-11
春の選抜大会の成績 出場21回(1931年優勝)
選手権大会の成績 出場23回(1924,1929,1930,1957,1973,1988年優勝)
主なOB選手 柳田悠岐(ソフトバンク)、達川光男(元広島)
公立の広島商業高校は春夏いずれも20回以上甲子園に出場し、春1回、夏6回優勝している名門校​です。広島商業野球部は、バントやスクイズ、盗塁の小技を絡めて手堅く1点を奪う野球が身上で、夏の広商とも呼ばれていました。広島商業は、創部120年で迎えた2019年夏の甲子園に出場し、大正、昭和、平成、令和の4元号での甲子園出場を果たしました。

第17位:帝京高校(東京都)

 (234558)

国公私立 私立
所在地 東京都板橋区稲荷台27-1
春の選抜大会の成績 出場14回(1992年優勝)
選手権大会の成績 出場12回(1989,1995年優勝)
主なOB選手 山崎康晃(DeNA)、中村晃(ソフトバンク)
帝京高校は春夏合わせて26回の甲子園出場を誇る、野球が強い高校です。お笑いコンビとんねるずの石橋貴明氏は野球部のOBで有名です。帝京高校は1989年の選抜で、エースで4番の吉岡雄二(元近鉄)の活躍もあり甲子園初優勝を果たしました。2007年は後にプロ入りする太田阿斗里(元DeNA)、中村晃(ソフトバンク)、杉谷拳士(日本ハム)ら強力布陣で選抜ベスト4、夏の甲子園ベスト8と躍進しました。

第16位:東洋大姫路高校(兵庫県)

 (213292)

国公私立 私立
所在地 兵庫県姫路市書写1699
春の選抜大会の成績 出場7回
選手権大会の成績 出場12回(2001年優勝)
主なOB選手 原樹里(ヤクルト)、長谷川滋利(元オリックス)
甲子園球場がある兵庫県の東洋大姫路高校は、春夏合わせて19回甲子園に出場している強豪校です。東洋大姫路野球部は2001年の夏の甲子園、大会史上初となる決勝戦でのサヨナラホームランで、初の全国制覇を成し遂げました。東洋大姫路は、メジャーリーグでも活躍した長谷川滋利や、原樹里(ヤクルト)、甲斐野央(ソフトバンク)の有名な投手を多く輩出しています。

第15位:作新学院高校(栃木県)

 (213294)

国公私立 私立
所在地 栃木県宇都宮市一の沢1-1-41
春の選抜大会の成績 出場10回(1962年優勝)
選手権大会の成績 出場15回(1962,2016年優勝)
主なOB選手 江川卓(元巨人)、今井達也(西武)
作新学院高校は春夏合わせて25回の甲子園出場、3度の全国制覇の実績がある名門高校です。作新学院野球部は1962年に史上初の甲子園春夏連覇を成し遂げていて、2016年には、今井達也(西武)を擁し2度目の夏の全国制覇を果たしました。作新学院は硬式野球部が2011年から9年連続で夏の甲子園に出場中で、軟式野球部は全国制覇9回、女子野球も2019年の選手権大会優勝とレベルが高く、野球が強い高校と言えます。

第14位:東海大相模高校(神奈川県)

 (213296)

国公私立 私立
所在地 神奈川県相模原市南区相南3-33-1
春の選抜大会の成績 出場11回(2000,2011年優勝)
選手権大会の成績 出場11回(1970,2015年優勝)
主なOB選手 菅野智之(巨人)、原辰徳(元巨人)
神奈川県の東海大学付属相模高校は甲子園春夏合わせて優勝4回、準優勝3回を誇る強豪高校です。全国に14校ある東海大学付属高校の中で、最も知名度が高く、人気があるチームです。東海大相模のOBでは、日本を代表するエース菅野智之(巨人)や2015年夏の全国制覇メンバーの小笠原慎之介(中日)ら12人が現役のプロ野球選手​で活躍しています。

第13位:東邦高校(愛知県)

 (213307)

国公私立 私立
所在地 愛知県名古屋市名東区平和が丘3-11
春の選抜大会の成績 出場30回(1934,1939,1941,1989,2019年優勝)
選手権大会の成績 出場17回
主なOB選手 藤嶋健人(中日)、石川昴弥(中日)
愛知県の東邦高校は史上最多5回の選抜優勝を誇る強豪高校で、30回の出場で最多の56勝を積み上げました。また、東邦高校は平成最初と平成最後の選抜で優勝した高校で有名です。2019年の選抜では、石川昴弥(中日)が全試合に先発登板し、3本塁打を放つ二刀流の活躍を見せ全国制覇に貢献しました。

第12位:天理高校(奈良県)

 (234559)

国公私立 私立
所在地 奈良県天理市杣之内町1260
春の選抜大会の成績 出場24回(1997年優勝)
選手権大会の成績 出場28回(1986,1990年優勝)
主なOB選手 門田博光(元南海)、中村奨吾(ロッテ)
奈良県の天理高校は同地区の智弁学園高校、郡山高校とあわせて奈良の御三家と呼ばれています。12回目の出場となった1982年夏の甲子園で初優勝し、奈良県に初めて優勝旗を持ち帰りました。天理高校は春夏合わせて50回以上甲子園に出場している野球が強い高校です。

第11位:日本大学第三高校(東京都)

 (213313)

国公私立 私立
所在地 東京都町田市図師町11-2375
春の選抜大会の成績 出場20回(1971年優勝)
選手権大会の成績 出場17回(2001,2011年優勝)
主なOB選手 高山俊(阪神)、横尾俊建(楽天)
東京の日本大学第三高校は3回の全国制覇をしている強豪校で、同地区西東京のライバル・早稲田実業を上回る実績を残しています。2001年の夏の甲子園優勝メンバーは最終的に4人がプロの世界へ進み、2011年は高山俊(阪神)、横尾俊建(楽天)を中心に圧倒的な強さを見せ全国制覇しました。

第10位:明徳義塾高校(高知県)

 (234560)

国公私立 私立
所在地 高知県須崎市浦ノ内下中山160
春の選抜大会の成績 出場19回
選手権大会の成績 出場20回(2002年優勝)
主なOB選手 伊藤光(DeNA)、西浦颯大(オリックス)
高知の明徳義塾高校は甲子園に39回出場実績のある四国を代表する名門高校です。明徳義塾野球部の馬淵史郎監督は1992年夏の甲子園で石川・星稜高校の松井秀喜に対し5打席連続敬遠を指示したエピソードで有名です。2002年には悲願の全国制覇を果たすと、2014年に国体優勝、2017年は神宮大会優勝と、常に全国で好成績を収めています。

第9位:今治西高校(愛媛県)

 (234561)

国公私立 公立
所在地 愛媛県今治市中日吉町3-5-47
春の選抜大会の成績 出場14回
選手権大会の成績 出場13回
主なOB選手 熊代聖人(西武)、藤井秀悟(元ヤクルト)
愛媛の公立校の今治西高校は、甲子園通算27回出場の実績を持つ古豪です。今治西高校は進学校で有名ですが、甲子園では春夏合わせて5回ベスト4に進んでいて、4度の国体優勝を誇ります。1999年の選抜でベスト4に進んで以降の今治西高校は甲子園で目立った成績を残せておらず、2008年の夏の甲子園からはすべて1,2回戦で敗退しています。

第8位:龍谷大平安高校(京都府)

 (234562)

国公私立 私立
所在地 京都府京都市下京区御器屋町30
春の選抜大会の成績 出場41回(2014年優勝)
選手権大会の成績 出場34回(1938,1951,1956年優勝)
主なOB選手 炭谷銀仁朗(元西武)、衣笠祥雄(元広島)、桧山進次郎(元阪神)
京都の名門・龍谷大平安高校は、史上最多の甲子園通算75回出場を誇る野球が強い高校です。2018年夏の100回大会では節目の甲子園通算100勝を達成し、歴代2位の通算103勝を積み上げています。選抜では全国で最も多い41回の出場がありますが、初優勝は2014年でした。大会では高橋圭二(ヤクルト)が2年生ながら4試合に登板し、初優勝に貢献しました。

第7位:広陵高校(広島県)

 (213317)

国公私立 私立
所在地 広島県広島市安佐南区伴東3-14-1
春の選抜大会の成績 出場24回(1926,1991,2003年優勝)
選手権大会の成績 出場23回
主なOB選手 有原航平(レンジャーズ)、野村祐輔(広島)、二岡智弘(元巨人)、金本知憲(元阪神)
広島県の強豪・広陵高校は春夏47回の甲子園出場、選抜優勝3回の実績があります。しかし、夏の甲子園では準優勝が4回と、あと1歩のところで夏の頂点を逃しています。2017年の夏には、中村奨成(広島)が大会新記録の1大会6本塁打を記録し快進撃を見せましたが、決勝では埼玉の花咲徳栄に破れました。中村選手をはじめ13人のOBがNPBに在籍し、有原航平は広陵OB初のメジャーリーガーになりました。

第6位:横浜高校(神奈川県)

 (213318)

国公私立 私立
所在地 神奈川県横浜市金沢区能見台通46-1
春の選抜大会の成績 出場16回(1973,1998,2006年優勝)
選手権大会の成績 出場18回(1980,1998年優勝)
主なOB選手 松坂大輔(西武)、筒香嘉智(レイズ)、涌井秀章(楽天)、近藤健介(日本ハム)
毎年プロ野球選手を輩出する神奈川の横浜高校は、甲子園5度の優勝を誇る野球が強い高校です。1998年は松坂大輔(西武)を擁し春夏連覇を果たしました。2000年以降も、涌井秀章(楽天)や筒香嘉智(レイズ)、近藤健介(日本ハム)とスター選手を輩出し続けています。2014年の夏は甲子園出場を逃しましたが、高濱祐仁(日本ハム)、淺間大基(日本ハム)、渡邊佳明(楽天)、伊藤将司(阪神)の4選手がプロで活躍しています。

第5位:智辯和歌山高校(和歌山県)

 (213319)

国公私立 私立
所在地 和歌山県和歌山市冬野2066-1
春の選抜大会の成績 出場14回(1994年優勝)
選手権大会の成績 出場24回(1997,2000年優勝)
主なOB選手 西川遥輝(日本ハム)、岡田俊哉(中日)
和歌山の智辯和歌山高校は甲子園の常連高校で、優勝3回準優勝4回と全国的に見ても野球が強い高校です。智辯和歌山高校を38年間率いた高嶋仁監督は史上最多の甲子園で監督通算68勝を挙げた名将でした。智辯和歌山は2000年の夏を最後に全国制覇から遠のいていますが、OBで元プロの中谷仁監督が2018年に就任してから春夏すべての甲子園に出場しています。

第4位:早稲田実業高校(東京都)

 (213320)

国公私立 私立
所在地 東京都国分寺市本町1-2-1
春の選抜大会の成績 出場21回(1957年優勝)
選手権大会の成績 出場29回(2006年優勝)
主なOB選手 王貞治(元巨人)、清宮幸太郎(日本ハム)、斎藤佑樹(日本ハム)
甲子園50回出場春夏とも優勝実績のある名門の早稲田実業高校は数多くのスター選手を輩出した人気校です。1957年選抜優勝投手の王貞治(元巨人)や、1980年に1年生ながらマウンドに立ち端正な顔立ちで大ちゃんフィーバーを巻き起こした荒木大輔(元ヤクルト)、2006年の夏の優勝投手の斎藤佑樹(日本ハム)が有名です。2017年には清宮幸太郎(日本ハム)が高校野球記録の通算111本塁打を放ちました。

第3位:報徳学園高校(兵庫県)

 (213321)

国公私立 私立
所在地 兵庫県西宮市上大市5-28-19 
春の選抜大会の成績 出場21回(1974,2002年優勝)
選手権大会の成績 出場15回(1981年優勝)
主なOB選手 小園海斗(広島)、大谷智久(元ロッテ)
兵庫県の報徳学園高校は春夏あわせて36回甲子園に出場し、3度の優勝経験がある強豪校です。2002年の選抜では大谷智久(元ロッテ)、尾崎匡哉(元日本ハム)を中心に快進撃を見せ通算3度目の全国制覇を果たしました。2009年は春夏連続でベスト4と躍進しましたが優勝まで届きませんでした。小園海斗(広島)が出場した2017年の選抜はベスト4、2018年の夏はベスト8に終わっています。

第2位:中京大中京高校(愛知県)

 (213322)

国公私立 私立
所在地 愛知県名古屋市昭和区川名山町122
春の選抜大会の成績 出場31回(1931~1933,1937,1954,1966,2009年優勝)
選手権大会の成績 出場28回(1938,1956,1959,1966年優勝)
主なOB選手 稲葉篤紀(元日本ハム)、嶋基宏(ヤクルト)、堂林翔太(広島)
愛知県の中京大中京高校は2020年夏時点で甲子園歴代最多の通算133勝を挙げている名門高校です。また、春4回​、夏7回、通算11回の全国制覇はいずれも歴代最多を誇ります。1931年から1933年の夏の甲子園3連覇は前人未到の記録です。2009年の夏は、堂林翔太(広島)や磯村嘉孝(広島)を擁し43年ぶりの全国制覇を果たしました。2021年の選抜は、プロ注目右腕の畔柳投手を軸にベスト4に進出しました。

第1位:大阪桐蔭高校(大阪府)

 (213323)

国公私立 私立
所在地 大阪府大東市中垣内3-1-1
春の選抜大会の成績 出場11回(2012,2017,2018年優勝)
選手権大会の成績 出場10回(1991,2008,2012,2014,2018年優勝)
主なOB選手 中村剛也(西武)、平田良介(中日)、中田翔(日本ハム)、浅村栄斗(楽天)
高校野球が強い高校といえば、春夏合わせて8回の全国制覇を誇る大阪桐蔭高校です。甲子園初出場は1991年と歴史は浅いですが、2012年と2018年に春夏連覇を成し遂げていて、2度の春夏連覇は大阪桐蔭のみが持つ記録です。最強世代と呼ばれた2018年のメンバーは根尾昴(中日)、藤原恭大(ロッテ)、柿木蓮(日本ハム)、横川凱(巨人)の4人がドラフトに指名される快挙を成し遂げました。

高校野球の強豪校ランキング番外編

PL学園高校(大阪府)

 (234563)

国公私立 私立
所在地 大阪府富田林市喜志2055
春の選抜大会の成績 出場20回(1981,1982,1987年優勝)
選手権大会の成績 出場17回(1978,1983,1985,1987年優勝)
主なOB選手 桑田真澄(元巨人)、福留孝介(中日)
PL学園高校は桑田真澄、清原和博のKKコンビで昭和の高校野球を盛り上げた名門高校です。PL学園はの選抜で3回、夏の甲子園で4回の優勝実績もある超人気校でしたが、いじめや不祥事が相次ぎ2017年夏を最後に休部となりました。OB会長の桑田氏は復活に向けて尽力していますが、先輩からの暴力やしごきがあった事実が明るみに出たチームに対して、高校野球ファンの風当たりは強いです。

愛知工業大学名電高校(愛知県)

 (214183)

国公私立 私立
所在地 愛知県名古屋市千種区若水3-2-12
春の選抜大会の成績 出場9回(2005年優勝)
選手権大会の成績 出場12回
主なOB選手 イチロー(元マリナーズ)、工藤公康(元西武)
愛工大名電高校は天才打者で有名なイチロー(元マリナーズ)を輩出した高校で有名です。2004年の選抜で初めて決勝に進むと、2005年の選抜では、当時2年生の堂上直倫(中日)を擁し初の全国制覇を成し遂げました。愛工大名電野球部は豊富な設備が魅力で、選手たちはグラウンドに隣接する合宿所で生活をともにしています。野球以外の日常生活もプレーに直結する教えの下、戦国愛知を勝ち抜きます。

小倉高校(福岡県)

 (234564)

国公私立 公立
所在地 福岡県北九州市小倉北区愛宕2-8-1
春の選抜大会の成績 出場11回(1947,1948年優勝)
選手権大会の成績 出場10回
主なOB選手 木谷良平(元ヤクルト)、安田猛(元ヤクルト)
福岡の公立校で文武両道を掲げる小倉高校は、夏2度の甲子園優勝を誇る野球の強豪高校でした。小倉高校野球部は1947年に夏の甲子園九州地区初優勝を成し遂げると、1948年の夏も全国制覇し戦後初の甲子園2連覇を果たしました。2連覇の立役者でエースの福嶋一雄氏は、1949年夏の甲子園準々決勝で敗退した悔しさのあまり甲子園の土を掴みポケットに入れて持ち帰り、甲子園球児が土を持ち帰るきっかけを作りました。

高校野球が強い都道府県ランキング

年度 優勝高校 都道府県
2021年春 東海大相模高校 神奈川県
2020年夏 中止 中止
2019年春 中止 中止
2019年夏 履正社 大阪府
2019年春 東邦 愛知県
2018年夏 大阪桐蔭 大阪府
2018年春 大阪桐蔭 大阪府
2017年夏 花咲徳栄 埼玉県
2017年春 大阪桐蔭 大阪府
2016年夏 作新学院 栃木県
2016年春 智弁学園 奈良県
高校野球が強い高校といえば、大阪桐蔭や中京大中京、早稲田実業があり、強豪校は全国に散らばっています。しかし、地域ごとにチーム数も異なるため、出場校が多い都道府県は甲子園出場争いが激しいです。出場校数が多い愛知県や神奈川県、大阪府は強豪校も多く、野球が強い都道府県の上位にランク付けされます。

第5位:和歌山県

 (234565)

選手権大会優勝回数 7回
選抜大会優勝回数 5回
甲子園通算勝利数 226勝
主な強豪高校 智辯和歌山、市立和歌山
和歌山県は高野連加盟校が39校と少ない数ですが、全国5位タイの甲子園優勝12回を誇る高校野球が強い県です。旧制中学時代に和歌山中(桐蔭高校)が優勝3回、海草中(向陽高校)が夏2連覇をし、箕輪高校は1979年に春夏連覇と古豪が揃っています。平成以降は甲子園3回優勝の智辯和歌山が頭ひとつ抜けていますが、2021年の選抜に出場した好投手の小園健太擁する市立和歌山高校が立ちはだかります。

第4位:東京都

 (234566)

選手権大会優勝回数 7回
選抜大会優勝回数 5回
甲子園通算勝利数 308勝
主な強豪高校 早稲田実業、日大三高、帝京
西東京と東東京の2地区から甲子園に出場する東京都は272校が高野連に加盟しています。甲子園での全国制覇は12回で、早稲田実業高校​(西東京)、日本大学第三高校​(西東京)、帝京高校​(東東京)ら7校が頂点に立ちました。西東京は2021の選抜ベスト8の東海大菅生高校、東東京は侍ジャパンの4番鈴木誠也(広島)を輩出した二松学舎大学附属高校や甲子園16回出場の関東第一高校と有名な強豪校が揃っています。

第3位:兵庫県

 (217860)

選手権大会優勝回数 7回
選抜大会優勝回数 6回
甲子園通算勝利数 312勝
主な強豪高校 報徳学園、東洋大姫路、明石商業
甲子園球場のお膝元の兵庫県は甲子園13回優勝の野球が強い県で、162校が聖地を目指しています。兵庫県の高校野球の強豪校は3度の優勝経験がある報徳学園高校、1993年の夏に全国制覇した育英高校、甲子園19回出場の東洋大姫路高校の私立校が挙げられます。公立校は1929年と1930年で選抜連覇した神港高校や、2019年の春夏甲子園4強の明石商業高校と強豪校が多いです。

第2位:愛知県

 (217862)

選手権大会優勝回数 8回
選抜大会優勝回数 11回
甲子園通算勝利数 304勝
主な強豪高校 中京大中京、東邦、愛工大名電
愛知県は189校が高校野球連盟に加入し、野球が強い高校が多い激戦区と言われています。甲子園での都道府県別通算優勝回数の順位は2位の19回で、半数以上の11回の全国制覇を中京大中京高校が果たしました。愛知県の高校野球の強豪校は平成最初と最後の選抜で優勝した東邦高校​や、イチローを輩出した愛工大名電高校​と人気のあるチームが揃っています。

第1位:大阪府

選手権大会優勝回数 14回
選抜大会優勝回数 11回
甲子園通算勝利数 381勝
主な強豪高校 大阪桐蔭、履正社、大体大浪商
186校が争う大阪府の高校野球は、甲子園通算25回優勝、350勝を記録し、全国でもレベルが高い地域です。大阪府の高校野球情勢は、2度の春夏連覇を成し遂げている大阪桐蔭高校​が頭ひとつ抜けていて、全国制覇4回の大体大浪商高校、2019年夏の甲子園で優勝した履正社高校の強豪が対抗勢力です。桑田・清原のKKコンビで甲子園を沸かせたPL学園高校は活動休止中ですが、復活すればさらに盛り上がります。

野球が強い人気の高校を語ろう

高校野球の強豪校ランキングは、平成以降の高校野球で多くのタイトルを手にしている大阪桐蔭高校、甲子園で最も勝っているチームの中京大中京高校の名門校が揃いました。地域別では、学校数も多い大阪府や愛知県、東京都に野球強い高校が多いです。一方で、東北6県をはじめ14の県が春夏いずれの甲子園も全国制覇をしていません。宮城県の仙台育英高校や青森県の八戸学院光星高校に期待がかかります。

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