バスケの身長の重要性とは?
バスケの身長の重要性は、どのような戦略や戦術でゲームに臨むかを決める重要な要素であることに表れています。バスケットボールはバレーボールと並んで身長により公平性が損なわれるスポーツとも言われています。
また、身長は1人のプレイヤーとして考える場合と、ゲーム中にマッチアップする相手と比較して考える場合とがあります。
また、身長は1人のプレイヤーとして考える場合と、ゲーム中にマッチアップする相手と比較して考える場合とがあります。
背が高いメリット
バスケで背が高いメリットは、攻撃でも守備でも多くあります。
立場 | 攻守 | 背が高いメリット |
---|---|---|
1人のプレイヤーとして | 攻撃時 | シュートを決めやすい |
動きの幅を大きく使える | ||
守備時 | ブロックショットしやすい | |
幅を使って守れる | ||
マッチアップ相手と比較して | 攻撃時 | シュートが打ちやすい |
パワープレイに持ち込める | ||
守備時 | 1歩下がって守れる | |
抜かれてもブロックできる可能性がある |
背が高いとシュートブロックを気にせずにシュートできるので成功率が上がり、守備では再度ステップの幅の広さや手の長さなども活かせます。リバウンドは攻撃時と守備時に共通して獲得しやすいです。
背が低いデメリット
背が低いデメリットは、攻撃時も守備時でも背が高いよりも多く体力を使うことで、高さの不足を補うテクニックが必要となることです。
立場 | 攻守 | 背が低いデメリット |
---|---|---|
1人のプレイヤーとして | 攻撃時 | シュートに工夫が求められる |
守備時 | シュートチェックが効きづらい | |
マッチアップ相手と比較して | 攻撃時 | すんなりシュートが打てない |
守備時 | ミスマッチで攻め込まれやすい |
背が低いプレイヤーはシュートブロックをかわすためにテクニックを使う必要があります。ディフェンスではブロックの効果を見出しづらいため俊敏性で対応せざるを得ず、体力を余計に使います。
ポジションごとに求められる身長とは?
バスケットにはポジションがあり、ポジションごとに求められる身長がありますが、数値的なものではなくチーム内で考える要素となります。
ポジション | 英語表記 | 略式表記 | 求められる身長 |
---|---|---|---|
ポイントガード | PG | 1番 | 最も低い |
シューティングガード | SG | 2番 | 低い |
スモールフォワード | SF | 3番 | 中くらい |
パワーフォワード | PF | 4番 | 高い |
センター | C | 5番 | 最も高い |
パワーフォワードやセンターはゴールに近いインサイドでプレイすることが多いため高身長が求められます。ポイントガードやシューティングガードはアウトサイドでプレイすることが多く、ハンドリング能力や中長距離シュート力が重視され、背が低いプレイヤーが向いています。
バスケ選手の平均身長
バスケ選手の平均身長とチームの強さは、ミニバスや一般のカテゴリを問わず比例することが多いです。技術やテクニックは別として、平均身長が高いチームは強そうに見えます。
日本人の平均身長は次のとおりです。
日本人の平均身長は次のとおりです。
日本人の20歳以上の平均身長 | |
---|---|
男性 | 168.0±7.1cm |
女性 | 154.5±7.0cm |
NBA
NBA選手の平均身長は198cmで、歴史上の最高身長選手は231cm、最低身長選手は160cmです。NBAでは、高身長選手がゴール近くで着実に2点ずつを積み上げていく戦術から、身長を問わず全選手が3点シュートを狙っていく戦術に移っているため、2017年ころから平均身長が3cmほど低下しています。
また、女子アメリカプロバスケットボールリーグWNBAの選手の平均身長は185cmです。
また、女子アメリカプロバスケットボールリーグWNBAの選手の平均身長は185cmです。
日本代表メンバー
バスケの男子日本代表チームに登録されている23人の平均身長は195cmで、FIBAランキングは38位です。帰化選手が登録可能になったことや、渡辺雄太選手や八村塁選手などNBA選手も入り飛躍的に高くなりました。高くなったことは、課題であったリバウンド数の増加につながり、アジアでも戦える戦力に変貌しました。
また、女子日本代表チームの平均身長は177cmで、FIBAランキングは10位です。
また、女子日本代表チームの平均身長は177cmで、FIBAランキングは10位です。