バックコートバイオレーションとは?【バスケルール辞典】
バスケットボールにはバックコートバイオレーションというルールがあります。バックコートバイオレーションというルールは少し変わったもので、一度ボールを攻める側のコートに運んだ後に、再度守る側のコートへボールを戻す事を禁止しています。そのようなバックコートバイオレーションについて解説します。
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公式ライター old_user_id: 211
バックコートバイオレーションの定義
定義
このバックコートバイオレーションの定義は、①オフェンスが、②パスやドリブルで、③バックコートからフロントコートへボールを運んだ後に、④ボールを再びバックコートへ戻す、という4つが揃った時点でバイオレーションとなるものです。この、戻すという意味は、ドリブルでバックコートへ戻る場合と、バックコートにいる味方へパスをする場合を意味します。
ゲームの再開方法
ドリブルの場合はバックコートバイオレーションを取られたセンターラインから一番近いサイドラインの位置からスローイン、パスの場合はバックパスを受け取った味方選手の位置から最も近いサイドラインからのスローインでゲームは再開されます。
この際、自らボールを拾ってスローインはできず、必ず審判からボールを手渡されてからスローインを行います。スローインは審判からボールを手渡されてから5秒以内にコートにいるプレイヤーにパスをしなければ、5秒ルールバイオレーションを宣告され、相手ボールになります。
フロントコートにボールを運ぶ意味合い
微妙なケース①
そのため、ボールがフロントコートに入っていても、片足がバックコートに残っていたり、両足がフロントコートに入っていてもボールがバックコートに残っている状態では適用されません。
微妙なケース②
この場合は、ボールはドリブルしていない状況でフロントコートに入っているので、フロントコートに運ばれたことになり、キャッチしてバックコートに戻って着地しているのでバックコートバイオレーションが適用されることになります。
バックコートバイオレーションの存在意義
つまり、攻撃に時間をかけずにスピーディーなプレーを促すことを意義としています。バスケットボールは多くの得点を競い合うため、時間稼ぎを極力なくし、スピーディーなゲーム展開を見ている周囲にも楽しんでらうことを目的としています。
これはバスケットボールにおけるスローインの5秒バイオレーション、バックコートからフロントコートまで8秒以内に運ばなければいけないという8秒バイオレーション、24秒以内にシュートを要求する24秒バイオレーションに共通しています。
バックコートバイオレーションのルールまとめ
スピーディーな攻撃を促し、見ている人たちにもスピード感溢れる迫力あるバスケットボールの魅力を感じてもらうためのルールといえます。バックコートバイオレーションのルールをおさえて、バスケットボールの試合を観戦すると、より、バスケットボールのスピード感が伝わるかもしれません。
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