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バレーボールのアタックの打ち方!強く打つための方法とは?

バレーボールのアタックの打ち方!強く打つための方法とは?

バレーボールで相手コートに突き刺さる強いアタックを打ちたい!バレーボール選手、特にスパイカーの一番の願いです。しかし、ただ筋力をアップさせるだけでは強いスパイクを打つことはできません。今回はバレーボールのアタックをより強く打つために必要なポイントやコツ、そして練習のやり方を詳しく解説していきます。

2023.09.23 バレーボール

アタックを強く打つために必要な2つのポイント

バレーボール どうすれば強いスパイクを打てるようになりますか?

バレーボールで強いスパイクを打つために必要なのは、正しいミートポイントとフォームの2つです。決して力だけではありません。もちろん腕や肩の力が強いほど力強いスパイクを打つことができますが、それ以上に大切なのがスパイクの基礎であるミートとフォームなのです。

まずはこの2つのポイントを理解して、その上でどうすれば実践していけるのか詳しく解説していきます。そして筋力アップと柔軟性を高めるトレーニングを並行して行っていくことが、バレーボールのスパイクを強く打つことにつながります。

①正しいミートポイントで打つ

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正しいミートポイントとは、ボールヒット時の手の形、そして手のひらのどこでボールを打つのかということです。次の項で詳しく解説していきますが、最もボールに力を加えることができる場所でボールを捉えることができないと、どんなに力が強くても威力のあるスパイクを打つことができないのです。

もう一つ、どの位置でボールを捉えるか、これも重要な要素となります。ベストの位置は自分の斜め前で、それより前でも後ろでもスパイクに力が伝わりません。まず、この2つのミートポイントを理解してバレーボールのアタック練習をしていきましょう。

②正しいフォームで打つ

クッシー on Instagram: “また、黒鷲旗を最後にチームを去る選手もいる大会でもあります。新しい選手の登場、コートを去る選手との別れ、移籍、転向、、。越川選手のインドア最後の大会を今年も観に行けたらなと思います。#越川優 選手” (85132)

バレーボールのスパイクの正しいフォームとは、一番ボールに力を伝えることができるフォーム、そして一番自然なフォームです

言い換えれば正しいフォームを体で覚えることで、余分な力を使う必要がなくなり、自然体で強いスパイクの打ち方ができるということになります。バレーボールでは、むやみに力を入れて打っても強いスパイクを打つことはできません。まずは、全身の力をボールに伝えることができる正しい打ち方・フォームを身につけましょう。筋力をつけるのは、その後で間に合います。

アタックを強く打つための4つの要素

Yutaka Yamane on Instagram: “2019-2-9ウカルちゃんアリーナ#埼玉上尾メディックス#シュシュニャルカタリナ#KETI” (85547)

バレーボールで強いアタックを打つためには、ミートポイントとフォームが一番重要と説明しましたが、それは具体的にどのようなことなのでしょうか。ここでは特にボールを正しくミートするというのはどういうことなのか、どうしたら正しいミートができるのかについて一つ一つ具体的に解説していきます。

こんなに力を入れているのに強いアタックを打つことができないと感じている方は、もう一度正しいミートと打ち方というものを見直してみてみましょう。これを改善するだけで、劇的にスパイク力が上がった例もたくさんあります。

①ボールをミートするタイミング

【バレーボール】スパイクのタイミング・かぶってしまうことの改善練習方法!!

バレーボールのアタックというのは、助走開始から打ち終わりまでの全ての要素が不可欠です。一番良いタイミングでボールを捉えるためには、トスをよく見て助走を開始、そして最高点でボールを打つことが必要になります。ボールヒットの際に腕が曲がっていれば助走開始が遅い、ボールの下を叩いてしまう場合は助走開始そしてジャンプが早いと思われます。

打点を高くするためにミートの瞬間は肘を伸ばす、と指導する方もおられますが、実は無理に手を伸ばそうとすると肘に無駄な力が入りすぎて手の振りが鈍くなります。あくまでも肘に力を入れすぎないように、自然に手を伸ばした形がバレーボールのアタックのベストな打ち方だと覚えておいてください。

②ボールを捉える位置

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ボールを捉える位置は、自分の真上より少し前です。アタックを打つ際にアゴを上げすぎずに上目づかいでボールを確認できる位置がベストです。これは、ボールに力を加えるために重要であるとともに、ブロックを見るためにも必要なことなのです。自分の真上でボールを捉えると、下にアタックを打ちおろすことが難しくなり、またブロックを見ることができずにシャットされてしまいます。そして、逆に前で捉えすぎると、打点が低くなりネットにかかりやすくなります。

そして横の位置も大切です。トスの真下に入りすぎて、自分の肩よりも内側(頭寄り)でボールを捉えたり、斜め上で打つことがないように、トスをよく見てジャンプしましょう。

③ボールを叩く時の手の形

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ボールを叩く時の手の形は、まず思い切りパーの形を作りそこから力を抜いてみてください。それが一番自然な手の形になります。バレーボールのアタックを打つときに指に力を入れて開いてしまうと、手首のスナップを効かせた打ち方ができません。バックスイングの時からボールをヒットするまでは手首と手に力を入れないことがポイントです。

そしてボールヒットの瞬間に体中の力を手に集中させることが、威力のあるアタックの打ち方のコツとなります。その時の手の形は上図のピンクの位置を中心に手のひら全体を使う、ちょうどボールを軽くつかむ感覚をイメージしてください。

このとき、手首を返さないように気をつけることも重要です。

④自分の力をボールに加えること

助走からジャンプまでは自分の力をためる、そしてその力を垂直ジャンプにつなげてボールにぶつけることが、強いアタックを打つことの秘訣です。せっかく助走やジャンプまでに力をためても、その力をボールに伝えることができなければ意味がありません。そのため、助走からボールヒットそして着地までの正しいフォームの流れを身につける必要があるのです。
一番無理なくボールに力を伝えることができる打ち方、それが正しいフォームです。

例えるならば「強い矢を放つために、正しく強く弓を引く」ということ。バレーボールの正しい助走は高くジャンプするため、正しいジャンプフォームは力を最大限にボールに加えるための準備なのです。

アタックを強く打つためのフォーム解説

前の項で、ボールに最大限の力を加えるには正しい打ち方が不可欠だということを説明しました。ここでは、正しい打ち方・フォームについての詳しい解説をしていきます。助走からボールヒットの後までをいくつかの項に分けて細かく説明していきますので参考にしてください。

一度身についてしまった間違った打ち方を修正するのは簡単なことではありませんが、アタック技術の向上を目指すのであれば、時間をかけてでも自分の打ち方を見直して改善していくことが大切です。それにはまず、どこに問題があるのか確認する必要があります。自分ではわかりにくい場合もありますので、チームメイトに見てもらい指摘してもらうのも一つの方法です。

助走からジャンプまで

必見!!【バレーボール】スパイクジャンプ力UPの助走の仕方!!【ポイント4つです】

右打ちの選手のオープンスパイクの場合は左足→右足(右足からのほうがやり易ければ、それも可です)そして最後は両足という3歩助走が基本です。最後は両足と言いましたが、詳しくは3歩目を力強く踏み込む時につられる感覚でほぼ同時に踏み込みます。「タン・タン・タタン」のリズムです。最後のジャンプを完全に両足で「ドン」と踏み込むと、そこまでの助走が無駄になるので注意しましょう。

この際に気をつけたいことは、3歩目のジャンプはこれまでの横の動きを縦に、つまり真上にジャンプすることです。かかとで強く踏み込んでややブレーキをかける感覚で真上にジャンプ、決して前跳びにならないようにすることがコツです。

ジャンプからの空中姿勢

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ジャンプをする際に、両手を振り上げることが高く飛ぶコツでもあり、その動きがバックスイングにつながります。右手(打つ方の手)だけを上げてもう片方の手がおざなりになっていると、充分なジャンプができないばかりか空中姿勢も右肩だけが上がってしまって斜めになってしまいます。そして、バックスイングを力強く行うためには、助走の際に腕を後ろに振り上げる動作が必要になります。後ろに強く引けば引くほど、その反動で無理に力を入れることなく勢いよく両手をあげることができるのです。

ちなみに、ただ普通にジャンプするのと、両手を振り上げてジャンプするのとでは10㎝の差が生まれるとされています。

左手の動きがキーポイント

塩原陸矢 on Instagram: “頑張れ柳田#柳田将洋 #バレーボール男子 #日本代表” (85542)

ジャンプをする際に両手を振り上げることの重要性について述べましたが、腕を引き上げた時の左手はをボールにかざすようにすることがポイントです。左手を引き下ろす時の反動が体に左回転を加えて、ボールを打つ手に力がより加えられることになるのです。左手の動きがしっかりなされているかいないかで、バレーボールのスパイクの強さが変わってくることは間違いありません。より強いアタックを打つことを目標にするのならば、左手の振り上げと振り下ろしの動作をマスターすることが必要です。

バレーボールでは腕や肩の力だけでは強いアタックは打つことができません。反動を全て有効に使ったタイミングの良い打ち方が大切なのです。

ボールを打った後

正しいフォームでボールを打つことができたら、着地もスムーズに両足でできるはずです。しかしバレーボールの試合中は、いつも安定したトスが上がってくるわけではありませんし、無理な体勢でアタックを打つ場合も多くなります。その際に片足で着地する癖がついていると、怪我(捻挫)の原因になりますので、どんな体勢からでもできる限り両足で着地をすることを心がけましょう。

ダイレクトで自コートにボールが返ってくる場合もあるので、着地後もボールから目を離さないことも重要です。アタックがレシーブされて相手からの攻撃を受けることを想定して、すぐに自分のポジションに戻りましょう。

アタックを強く打つための練習方法

【バレーボール】スパイクミート上達のコツを3つ紹介します!!

バレーボールのアタックを強く打つためには、ミートとフォームが大切だと解説してきました。ここでは、そのミートとフォームを上達させる練習のやり方をポイントごとに細かく紹介していきます。また、この練習が上手にこなせない方は、そこが自分の欠点だと気づくことにもなりますので、ぜひ練習に取り入れてみてください。

強いアタックを打つためには、肩や腕そして全身の筋力があった方がいいというのは事実です。しかし、それ以上に大切なのは、正しいミートのやり方とフォームです。そこを理解してまずは地道に基礎を固めていきましょう。そして筋力と肩回りの柔軟性をアップするトレーニングを並行して行っていくのが一番早い上達法です。

キャッチボール(フォームの確認)

バレーボールの練習の初め、対人パスの練習の時に肩慣らしとしてキャッチボールを行います。その際に、充分肩を引いて、重心を前方に移動させながら自分の体の前でボール投げるという動作を行っていますか?
腰・肩・腕そして手首の動きをスムーズに行うことを意識しながらキャッチボールをすることが、無理のないスパイクフォームを身につける練習のやり方です。その形に慣れれば、体に負担をかけずに強いボールを投げることができるようになります。

ボールを投げる瞬間に左腕を引き、体を内転させる力を加えることも必須です。強く投げることを意識する必要はありません。あくまでフォームを確認しながらキャッチボールを行いましょう。

腕を使ってのジャンプ(ジャンプフォームの練習)

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腕を使って体を引き上げることが、高くジャンプするコツです。まず垂直ジャンプで、腕を使って体を引き上げる感覚をつかんでください。その時に必ず両手を引き上げることを忘れずに、真上に飛ぶことを意識していきましょう。

それに慣れたら、アタックの助走をしてからの垂直ジャンプの練習を行います。その際にはまだボールを使わなくていいので、助走の勢いを腕を使って垂直に高く飛ぶことを目標にします。勢いがあまりつかない場合は、助走の歩幅を大きめにとってみてください。助走開始から目標地点(ジャンプ地点)までの距離を長くして、助走を歩幅を長くすることによって、より助走の効果が高まります。

壁打ち(ミートの練習)

【バレーボール】壁打ち【1人でできる】

手のひらの正しい場所にボールを当てる練習は、まず壁に向かってボールを打ってみましょう。これはスイングとミートの練習の基礎で、初めは強く打つことを意識せずに、慣れてきたらスイングを早くしていくのがコツです。タイミング良くボールを自分の斜め前で捉えること、肘を引いた正しいバックスイングができているかにも気をつけてください。

正しくミートできているかどうかの判断は、自分の手の感覚と音です。
バシッという気持ち良い音、これがしかりとミートできている証です。手先や手首の方にボールが当たっていると、良い音がしないばかりかボールに勢いがつかないので、どう打てば良い音がするかを目安にして練習を重ねましょう。
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ジャンプキャッチ(タイミングをつかむ練習)

高くボールを上げてもらって、自分がジャンプした最高点でボールをキャッチする練習です。その際にも自分の斜め前、手を伸ばした状態でキャッチすることが大切になります。「この高さのトスだとこのタイミングでジャンプすればいい」という感覚を養います。

慣れてきたら、助走を使って同じ練習をしてみましょう。トスの高さから逆算して助走を始めるので、タイミングを計るには若干難易度が高くなりますが、これは回数をこなして体で覚えていく以外にはありません。実際のバレーボールの試合では様々な種類のトスが上がってきます、この練習で色々な種類のトスに対応できるようにしておきましょう。

フェイント(高い位置でボールを捉える練習)

ネットを使って実際にトスを上げてもらってアタックを打つ練習の際には、初めから全力で打つのではなくまずはフェイントから始めてみましょう。高い位置からのフェイントは試合中にも有効ですし、ボールを捉える位置(高いところで捉えているか)の確認として大切な練習になります。

バレーボールでフェイントをするにはネット越しにブロックを見なければなりませんし、手首を使ってブロックをかわすことも必要です。上手くフェイントができないということは、最後までボールを見ていないということも考えられますので、フェイントの練習はフォームやミートを確認するという意味でも有効な練習方法です。

バレーボールの強いアタックを実戦で活かす方法

ここまでバレーボールの強いアタックの打ち方について述べてきましたが、一つ覚えておいてほしいことがあります。それは「強いアタックがいつも最高のスパイクとは言えない」ということです。強いスパイクが武器であり、相手チームの脅威になることは確かですが、いつも同じに強いスパイクを打つだけでは良いアタッカーとは言えません。スパイカーの目的はあくまで得点を入れることなのです。

バレーボールで強いアタックを実戦で武器にして得点に結びつけるには、いくつかのテクニックが必要になります。それを知って実践していくことで、強いアタックをチームの得点に結びつけることができるのです。

相手コートの奥を狙う

ダイレクトアタックなどでノーブロックの時以外は、相手コートの奥またはサイドライン際を狙って打ちましょう。試合中は必ずと言っていいほどブロックがつきます、ブロックを意識せずに真下に打ちおろしたらほぼシャットされてしまいます。ノーブロックのアタック練習でタイミングよく強いスパイクを打つことができても、試合で得点に結びつかなければ何にもなりません。

ブロックでシャットされないようにするにはアタックコースを打ち分けるスキルが必要になりますが、まずはフォームとミートを意識して、コートの奥を狙って強く打つ練習をしていくことが大切です。

ブロックを意識する

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バレーボールでは、どんなに強いアタックを打てる選手でも、ブロックでシャットされてしまったら元も子もありません。ミートとフォームを体得したら、次はブロックをつけてどうしたらシャットされないように強いスパイクを打つかを工夫していきましょう。

それには、ボールと一緒にブロックを見ることができる視野の広さと気持ちの余裕が要求されます。ボールを正しい位置、頭よりも前で捉えることができていれば自然とブロックも視野に入ります。そういう意味でも、正しい位置でボールを捉えることがいかに大切かわかります。

バレーボールの実戦ではアタックには必ずブロックがつく、このことをいつも頭に置いておいてください。

緩急をつける・フェイントを使う

【バレーボールスパイク】フェイント【基礎】

これはバレーボールの戦術の一つになりますが、試合の序盤に「このアタッカーは何をしてくるか分からない」と思わせることが大切です。強いアタックを最大限活かすには、意識的にソフトなスパイクやフェイントを使うことです。ただ強いスパイクだけで攻めてくる選手は、ディフェンス側にとっては与しやすいアタッカーなのです。

強いスパイクを打つことができる選手だからこそフェイントが有効となり、また強打を得点にすることができる、これこそが相手のチームにとっての一番の脅威です。フォームとミートを体得すれば、意識せずに強いスパイクを打つことができて、気持ちにも余裕が出てきます。

バレーボールのアタックを強く打つために!

【バレーボール】化け物級のスパイカー達!これが世界のスパイクだ!!【衝撃】Spike of the world【volleyball】

一流の男子バレーボール選手のスパイクの速度は時速130㎞超といわれています。野球ではピッチャーからキャッチャーまでは約18mですが、バレーボールの場合はアタッカーからの距離は最短4mほどになります。そのため体感速度は相当な速さになり、打たれてからコースに入るということは不可能です。強く打てるということはそれだけで大きな武器なのです。

バレーボールでアタックを強く打つためには、正しいミートポイントとフォームが大切なキーポイントです。
正しい形が一番自然に強いスパイクを打つことにつながりますので、基礎からきっちり体で覚えていきましょう。そしてバズーカアタックを相手コートに叩き込んでください!

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