バレーボールのチャレンジシステムとは?バレー用語をわかりやすく解説!
バレーボールのチャレンジシステムとは、公平なジャッジのために導入されたビデオ判定システムです。チェレンジシステムはVリーグでは2016年度から導入、2019年から新システム・ホークアイが使われています。試合中のボールのIN・OUTなど1点を左右する重要な局面での判定に役立っています。
Writer
公式ライター Activel_director
バレーボールのチャレンジシステムとは?
重要局面でのチャレンジシステムの利用は、テレビ中継などのリプレイで露呈されるジャッジミスに対する視聴者の違和感を解消し、エンターティンメント性を高めることになります。
チャレンジシステム導入の背景
バレーボールの試合ではボールの速度や審判の位置などによって死角が生じるため、主審・副審・線審などの限られた目のみで完璧なジャッジは不可能です。現在の映像技術は近々の映像を何度も簡単に確認することができますので、審判の目だけでは補えない精巧なジャッジを映像にて確認し、試合の公平性を実現しています。
チャレンジシステムを要求できる人
試合の流れを変える大切な局面となり得ますので、基本的には監督が主審にチャレンジを要求します。明らかにミスジャッジである場合や監督が席を外していた場合には、チームキャプテンが代表して要求することも可能です。
審判のジェスチャー
チャレンジシステムが導入された当初、監督は審判にビデオ画面を表す枠のジェスチャーでチャレンジを申し入れていました。現在のルールでは、チャレンジ要求はベンチのタブレット端末のみです。審判はタブレット画面の表示を受けてパソコン画面や大型ビジョンの映像を確認、IN・OUTなどの判定結果を通常のジェスチャーにて周知します。
チャレンジシステムを要求できるプレー
ルールではチャレンジできるのは該当するプレーから5秒以内ですので、監督やキャプテンは自チームのあらゆるプレーに対して素早い判断が必要です。
ボールのIN・OUT
ネットタッチとアンテナ接触
ネットタッチやアンテナの接触は審判の目の前で瞬時に起こるため、ジャッジが難しく誤審につながることも多いプレーです。ネットタッチは主審・副審の死角となることが多いため、映像での判定が役に立ちます。
ワンタッチとライン踏み越し
2018年からはラリー中にボールが床に落下していないかのジャッジもチャレンジできます。
Vリーグのチャレンジシステムの変遷
独自チャレンジシステムの採用(2016-2017)
新システム・ホークアイの採用(2019-2020)
チャレンジ可能回数は各チーム1セットにつき失敗3回までと変更、成功したチャレンジが回数に含まれないルールは変わりません。
チャレンジシステムの問題点
①チャレンジの時間が試合の流れを止めてしまうこと
②チャレンジの要求がタイムアウト代わりとしてチーム戦略に使われる可能性があること
公平なジャッジをするためのシステムが、試合の流れや選手の士気などジャッジ以外に影響していることは改善すべき問題点となります。
公平なバレーボールに欠かせないチャレンジシステム
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。