バレーボールのオープン攻撃とは？初心者にわかりやすく解説します！

バレーボールのオープン攻撃とは、ネットの両端のアンテナに向って高いトスを上げて相手コートに打ち込む、スパイクのタイプの1つ​です。

オープン攻撃は通常フォワードのレフトとライトスパイカーに高い軌道のゆっくりしたトスを上げることを指しますが、稀にセンタープレーヤーが打つケースもあります。オープン攻撃はアウトサイドの高いトスを打つことで、アウトサイドヒッターだけに適応される用語ではありません。

オープン(open)は、開く・開いた・見通しのよい・開かれた・解放されたの意味を持ちます。

バレーボールで用いられるオープン攻撃は、ネットに取り付けられたアンテナが存在しない時代に、サイドラインより外側の解放された空間からアタックを打つことを意味しました。アンテナがルール化されてからも、引き続きネットの幅を活かした高く距離のある大きなトスを打つことをオープン攻撃と呼んでいます。

オープン攻撃の特徴は、助走を活かして高くジャンプし、体重をかけた力強いスパイクが打てることです。ジャンプ力や背筋・腹筋の強い選手は、オープン攻撃で自身のアビリティを最大限に発揮することができます。

スパイクのタイミングをとることが難しい初心者は、高くゆっくりとしたオープントスを練習してタイミングを掴みます。オープンスパイクは全てのスパイクの基本で、一番高い位置でボールを捉えることが重要です。

オープン攻撃のメリットは、スパイクのタイミングをつかみやすいことと、体重を充分に乗せたスパイクを繰り出せることです。デメリットは、トスの滞空時間が長いために相手ブロッカーが集まりやすいこととなります。

単純なオープン攻撃はブロックの餌食になるケースが多いですが、コンビ攻撃の1つでオープンを選択し、ブロックがばらけた状態で強いスパイクをサイドから打ち込むことで充分に効果を発揮することができます。

オープン攻撃のメリットは、初心者がスパイクのタイミングを掴みやすいことと、正しい助走やジャンプが可能なことから体重を乗せた強いスパイクを打つことができることです。

高く飛距離のあるオープントスを打つ場合、スパイカーはボールがセッターの手から離れた後に助走を開始しタイミングを合わせます。トスコースを見極めて助走・ジャンプをすることで、打つタイミングが計りやすく手をボールにジャストミートしやすくなります。

オープン攻撃のデメリットは、トスの滞空時間が長いために相手ブロッカーがトスが上がる場所を予測しやすくなることです。オープントスが上がった場合、スパイカーがタイミングを合わせやすくなると同時に相手選手もブロックに飛びやすくなります。

実際の試合は単純なオープン攻撃は相手に読まれやすく得点に結びつきにくいので、センターの選手がおとりでジャンプしブロックを引き付けて、オープンを選択するのが正しいやり方です。

オープン攻撃は高く大きなトスを打つスパイクで、すべてのスパイクの基本です。スパイカーを目指す選手は、初めにオープンスパイクをマスターする必要があり、オープントスでジャンプや手を振るタイミングを習得した後に、平行トスやクイックスパイクを打つ練習に移行します。

オープン攻撃の成功率は、コースの打ち分けや相手コートの対角線上狙って打つことで格段にアップします。チームのポイントゲッターなるために意識して練習を重ねましょう。