サイドハンドサーブの打ち方とは?練習方法とコツをわかりやすく解説!
バレーボールのサイドハンドサーブは、腕を伸ばして体の横でボールを打つサーブです。肩や肘の負担が少ないサイドハンドサーブは、筋力に自信がない人やバレーボール初心者も飛距離が出せるのが特徴です。トスを安定させてボールをミートする練習を重ねることがコツとなります。
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公式ライター Activel_director
サイドハンドサーブとは?
ボールを打つ位置は体の横で腰の高さから肩の高さまでの範囲で、厳密な規定はありません。自分が打ちやすく、肩や肘に負担のないミートポイントを見つけましょう。
サイドハンドサーブのメリット
・筋力に自信がなくても飛距離を出せる
・ミートするのが簡単でボールをコントロールしやすい
・肘や肩の負担が少なく、傷める危険性が少ない
サイドハンドサーブは、バレーボール初心者や発育過程のジュニアが初めて覚えるサーブに適しています。小学生にフローターサーブを教えるケースも増えていますが、筋力が未発達な低学年はサイドハンドから覚えるほうが故障の危険性が少ないです。
サイドハンドサーブのデメリット
・ハイレベルの場合、得点になりにくい
・コースを打ち分けることが難しい
現代バレーはフローターサーブが主流で、サイドハンドサーブは初心者やジュニアあるいはママさんバレー向けのサーブの位置づけです。サイドハンドで変化球を打つこともできますが、フローターより得点に結びつけにくいのがデメリットとなります。
サイドハンドサーブの打ち方
インパクトの瞬間に腕を止めると無回転の変化球サーブとなり、思い切り振りぬけばドライブをかけることもできます。
サイドハンドサーブを打つ一連の流れ
①相手コートに対して横に構え、顔をネットに向けて左腕でトスを上げる
②トスを上げると同時に右腕でバックスイングをする
③利き腕と反対の足に重心を移動させつつ、体を回転して体の横でボールを打つ
体や腕に余分な力を入れなくても、振り子の原理で体の回転とミートだけで充分な飛距離が出ます。
サイドハンドサーブの手の形
手を軽く握った状態が腕を自然に振りやすい形となりますが、手を開いた状態で打つことも間違いではありません。両方試して自分が打ちやすくミートしやすい方法を選択してください。手を開いて打つときも、握ったときと同じく手のひらの付け根の厚い部分と手首の間でボールを叩くことが大切です。
サイドハンドサーブの練習方法
①トスを正確に上げること
②ボールを正しくミートすること
打ったサーブの軌道が安定しないときは、トスが毎回違うところに上がるか、手がボールをミートしていないことが考えられます。連続でサーブを打つ練習をする前に、安定したトス上げとボールのミートをマスターすることが上達のポイントです。
トス上げの練習
①左手でボールを持ち、腰のあたりの高さから上に投げ上げる
②同じ高さに上げ同じ位置に落ちる感覚を覚える
③上げる場所は自分よりやや前方、1mの高さがベスト
④サーブを打たずに、トス上げだけを繰り返す
トスを高く上げすぎないことが打ちやすいトスにするポイントです。
ボールをミートする練習
①相手コートに対して横に構えトスを上げる
②打つほうの腕を伸ばしてバックスイングをする
③体重移動をしながらボールを打つ
④遠くに飛ばすことより、ボールをミートすることを意識する
サイドサーブは、ミートして体重を乗せるだけで飛距離が出ることを体で覚えましょう。
サイドハンドサーブのコツ
・打つときはコートに対して横向きに構える
・トスを安定させ、毎回腕の同じ位置でボールをミートする
打つ位置を安定させることが、サーブミスを少なくするコツです。
打つときの体の向き
手の振りだけでコースを調整するとサーブのコースが安定しないので、狙う位置に体とつま先を向けて常に同じフォームで打つことが大切です。
腕の振り方
・肘を曲げないで、肩を軸に振り子の力を使って腕を振る
・腕だけを振るのではなく、体全体を使い体重を乗せる
余分な力を入れずに腕を伸ばしたまま振ることができる角度を見つけて、同じ場所にトスを上げることがサイドハンドサーブのコツです。
初心者におすすめのサイドハンドサーブ
サイドサーブはインパクトの瞬間に腕を止めるとボールが無回転になり、落ちる変化球になります。押し出す感覚で打つと伸びるサーブになり、充分得点を狙えるサーブとなります。サイドハンドサーブの基礎を覚えた後は、打ち方を工夫してチームのポイントゲッターをめざしましょう。
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