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DOGSOとは?サッカールールのドグソの意味・条件をゼロから解説!

DOGSOとは?サッカールールのドグソの意味・条件をゼロから解説!

DOGSOとはサッカーの決定機阻止に対するファウル判定の基準で、Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunityの略となります。DOGSOが適用されるには、反則とゴールの距離、プレーの方向、守備側競技者の位置と数、ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性の4つの条件を満たす必要があります。

2022.03.28 サッカー

DOGSOとは?

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DOGSOとは、サッカーの決定機阻止に対するファール基準を表す用語です。国際評議会は1990年のイタリアワールドカップで、強制力をもつ指示を決定し、1991年に競技規則第12条の公式決定事項に決定機阻止に対する罰則が明記されました。

DOGSOという用語は、2018年の日本サッカー競技規則から登場しました。Jリーグでは2020年からVARが導入され、DOGSOが議論の対象となる機会が増えています。

DOGSOの読み方と略

読み方 ドグソ
表記 Denying Obviously Goal Scoring Opportunity
DOGSOの読み方はドグソです。
DOGSOは、Denying Obviously Goal Scoring Opportunityの略で、直訳すると明らかにゴールを奪える機会を阻止することとなります。

DOGSO(ドグソ)の意味

ドグソの意味は、決定的な得点機会を阻止することで、ルールがある意味合いは公平性を保つためとなります。背景には、得点につながらない状況でのファールと決定機を阻止するファウルで罰則が同じだと不公平になるからです。

ドグソのルールが高確率で得点に結びつくチャンスをファールで止めた場合に、罰を大きくします。ドグソの適用条件は、決定的な得点機会かどうかを区別するために用いられます。

DOGSOの4つの条件

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DOGSOは4つの条件を満たした時に成立します。

1.反則とゴールの距離
2.プレーの方向
3.守備側競技者の位置と数
4.ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性

この4つの条件のうち1つでも当てはまらなければDOGSOは適用されません。4つの条件をすべて満たしている場合は、ファウルの悪質性を問わずDOGSOと判定します。

審判にとって瞬間的に4つの条件を判断することは困難ですが、VARの登場によって正確な判定ができるようになりました。

反則とゴールとの距離

反則した場所とゴールが近い場合 DOGSOの条件を満たす
反則した場所とゴールが遠い場合 DOGSOの条件を満たさない
DOGSOの1つめの条件は、反則とゴールとの距離でファールをした地点からゴールまでの近さが基準です。
DOGSOを満たす明確な距離の定義はありませんが、ゴールまで25メートル以内の距離であればDOGSOが適用されるリスクがあります。

プレーの方向

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攻撃側の選手がゴール方向にプレーしている場合 DOGSOの条件を満たす
攻撃側の選手がゴールと逆方向にプレーしている場合 DOGSOの条件を満たさない
DOGSOの2つめの条件はプレーの方向で攻撃側の選手のプレーの方向です。

ポストプレーでゴールに後ろ向きでプレーしている選手を押し倒してもDOGSOは適用されません。ゴールに向かってドリブルしている選手を倒すとDOGSOが適用されます。

守備側競技者の位置と数

守備側のチームの体勢が整っていない場合 DOGSOの条件を満たす
守備側のチームの体勢が整っている場合 DOGSOの条件を満たさない
DOGSOの3つめの条件は、守備側競技者の位置と数で、守備側チームの状況を見る基準です。攻撃側のチームの状況は、DOGSOの条件を判断するときに重要です。

例えば、審判は守備側が5人いても攻撃側が6人いれば、決定機と判断します。守備者は人数が多くても、アプローチできる位置にいなければ決定機と判断してDOGSOが適用されます。

ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性

ファールがなければ攻撃側がボールをコントロールできる DOGSOの条件を満たす
ファールがなければ攻撃側がボールをコントロールできない DOGSOの条件を満たさない
DOGSOの条件の4つめは、ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性です。

例えば、攻撃側の選手がトラップに失敗している場合はDOGSOの条件を満たしません。攻撃側の選手がボールを自由にプレーできる状態であれば、審判が決定機と判断する可能性があります。

DOGSOのカードがでる基準

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DOGSOでカードがでる基準は、基本的にレッドカードですが例外的にイエローカードになるルールがあります。DOGSOは、決定機阻止のファールに対して罰則を大きくする目的で作られたルールです。
カードの適用は、厳格に行われ、DOGSOには、イエローカードとレッドカードの2種類の基準があります。

イエローカードの基準

DOGSOでイエローカードが出るときの基準は2つあります。

(1)守備者がペナルティーエリア内で意図的ではないファウルを犯した場合
(2)主審がアドバンテージを適用した場合


2つのケース以外でDOGSOでイエローカードが提示されることはありません。

レッドカードの基準

レッドカードの基準は、イエローカードになるケースを除くすべてです。サッカーでは決定的な得点機会にファールで阻止することを、悪質なプレーとみなし、ファールをした選手にはレッドカードが提示されます。

DOGSOと判定された選手には、イエローカードカードになる2つのケースをのぞきレッドカードが提示されます。

DOGSOでアドバンテージが適用されるケース

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審判がDOGSOと判定してもプレーを止めずにアドバンテージを適用するケースは、プレーを止めなければ決定機につながる場合です。

決定機でアドバンテージを適用するときは、とくにペナルティーエリア内での判定は難しいです。

主審は、ペナルティーキックとアドバンテージを適用し、流した場合どちらの得点になる確率が高いかを瞬時に判断する必要があります。

アドバンテージが適用されたときのカード

DOGSOでアドバンテージが適用されたときのカードは、イエローカードです。攻撃側がアドバンテージの後に得点につながったかどうかに関わらず、イエローカードが提示されます。

アドバンテージを適用してゴールにつながらず、イエローカード判定となると守備側は幸運です。DOGSOのアドバンテージ判定は試合を決定づける大きな分かれ目です。

DOGSOと三重罰の関係

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DOGSOと三重罰の関係は、ペナルティーエリア内でDOGSOと判定された場合に生じます。三重罰とは、3つの罰則が同時に適用されることです。

・レッドカード
・次節出場停止
・ペナルティーキック


DOGSOには三重罰に対しての特別なルールがあります。
ペナルティエリア内 罰則
DOGSOで意図的ではないファール イエローカード+PK
DOGSOで意図的に決定機を阻止 三重罰

ゴール前の決定機阻止でDOGSOに該当するプレイ

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DOGSOに該当するゴール前の決定機阻止のプレーは、常に議論がつきもので微妙な判定が多いです。DOGSOが適用されたシーンを実際の映像で確認します。DOGSOの4つの条件を意識すると審判の判定が理解できるようになります。

ケース1

【Jリーグジャッジリプレイ番外編】ルヴァンカップ決勝VAR大特集(後編)

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ルヴァンカップ決勝VARの動画は、守備者が通常のファールでイエローカードを提示されたあと、ビデオ判定でDOGSOと判定されてレッドカードに訂正されたシーンです。

川崎フロンターレの谷口彰悟選手のファウルがDOGSOの4つの条件に当てはまり、決定機阻止と判定されました。動画のケースは、DOGSOの4要件をみたしているので、レッドカードが正しい判定です。

ケース2

エリア内の決定機阻止 三重罰が適用されるのはどんな時?【Jリーグジャッジリプレイ2019 #17-2】

Jリーグジャッジリプレイの動画では、ペナルティーエリア内のゴールキーパーと1対1の状況で、ゴールキーパーのファウルは、足がボールに触れていないので三重罰が適用されています。

さらにDOGSOの4つの条件を満たしていて、決定的得点機会阻止に該当したため、ゴールキーパーのランゲラク選手は、PKとレッドカードで次節出場停止となりました。

ゴールキーパーのDOGSOの注意点

ゴールキーパーは、1対1の局面でシュートを打たれる直前まで倒れないことが重要です。最後まで倒れないキーパーが良いとされる理由は、2つあります。

・逆をつかれない
・PK+退場のリスクを軽減できる

ゴールキーパーが退場になると、交代枠が確実に1つ消費してしまうので、ゴールキーパーの三重罰は避けなければなりません。

DOGSOが議論の対象となる理由

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DOGSOが議論の対象となる理由は、ファウルの悪質さではなく、決定機阻止に対しての罰則にあたる点です。判定基準は、ファウルタックル・キッキングといった力の強さやシャツを引っ張るホールディングの悪質さは関係ありません。

DOGSOは、軽い接触であっても4条件を満たすと退場となるので観客はルールの説明がなければ判定に違和感を感じます。DOGSOは、決定的な得点機会かどうかの基準も複雑であいまいなので、議論の対象となることが多いです。

意図的なファウルの育成年代での教え方は難しい

育成年代に、意図的にファウルすることを正しく教えるのは難しいです。子供を相手に、意図的にファウルすることを肯定的に教えるのは教育的に良くないですし、子供がけがをするリスクが高まります。

しかし、サッカーで勝敗にこだわるならば、意図的なファウルで止めなくてはならない場面もあります。育成年代を指導するときには、相手にけがをさせること勝つために意図的にファウルをすることを区別して教える必要があります。

日本代表のDOGSOの例

2018年ロシアワールドカップ日本VSベルギー戦では、山口蛍選手が後半ロスタイムのピンチに、意図的なファウルでプレーを止めることなく失点したために敗退となりました。

2011年女子ドイツワールドカップ決勝日本VSアメリカでは、岩清水梓選手が延長後半終了間際のピンチを意図的なファウルで未然に防ぎました。DOGSOで退場になりましたが、日本代表の勝利に大きく貢献しました。

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