
バレーボールのアウトオブポジションとは?初心者に反則ルールをわかりやすく解説
バレーボールのアウトオブポジションとは、ローテーションや選手間の位置が違うことに対する反則ルールです。バレーボールの競技規則ではポジショナルフォールトといい、反則をした場合には相手チームに1点とサーブ権が与えられます。アウトオブポジションは前後左右に接する選手同士のみ該当します。
2022.12.13
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バレーボール
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アウトオブポジションとは?
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バレーボールのアウトオブポジションとは、選手間のポジショニングやローテーションが違うことに対する反則です。アウトオブポジションの正式名称はポジショナルフォールトで、審判はサーバーが動作を始めてから打った瞬間までの選手の足の位置に対して反則のジャッジをします。
アウトオブポジションの反則がサーブの反則と同時に起きたときには、サーブに対する反則を優先とし、アウトオブポジションの反則は取らないルールです。
アウトオブポジションの反則がサーブの反則と同時に起きたときには、サーブに対する反則を優先とし、アウトオブポジションの反則は取らないルールです。
アウトオブポジションの規則
アウトオブポジションの反則は、6人制バレーボールの競技規則7.4~7.7に沿って判断されます。
バレーボールの競技規則では、サーバーからボールが打たれた瞬間、コート内のサーバー以外の全選手が自陣地でローテーション順に位置していなければなりません。正しく位置していない場合には、アウトオブポジションの反則が取られ、反則していないチームに1点とサーブ権が与えられます。
バレーボールの競技規則では、サーバーからボールが打たれた瞬間、コート内のサーバー以外の全選手が自陣地でローテーション順に位置していなければなりません。正しく位置していない場合には、アウトオブポジションの反則が取られ、反則していないチームに1点とサーブ権が与えられます。
反則となる位置
反則の判断対象となる位置関係は、前後左右に隣りあう選手同士のみです。隣接していない選手や対角にいる選手との位置関係は、アウトオブポジションの反則対象になりません。
アウトオブポジションの反則は各選手の足の位置で判断するルールで、選手間の位置関係だけでなく、サーブ時にコート内の選手がエンドラインやサイドラインを踏み越す反則もアウトオブポジションとして取られます。
アウトオブポジションの反則は各選手の足の位置で判断するルールで、選手間の位置関係だけでなく、サーブ時にコート内の選手がエンドラインやサイドラインを踏み越す反則もアウトオブポジションとして取られます。
反則となるタイミング
アウトオブポジションは、サーブが打たれたタイミングで判断されます。サーバー以外の選手は、サーバーがセットポジションに入りボールを打つ瞬間までは、ローテーションの位置に動かずにとどまることが大切です。
アウトオブポジションの3つの例
アウトオブポジションの反則には、バレーボールのポジションごとに取られやすい3つのパターンがあります。
①前衛がブロックへサーブより早く動き出す
②セッターがセットアップを急ぎすぎる
③レシーバー以外の選手が避ける位置を間違える
いずれも原因はサーブ後の役割に気を取られサーバーの動きを見ていなかったり、チーム内の作戦ミスであったりすることに多く、仲間の選手同士が声を掛けあうことで一定の防止効果がみられます。
①前衛がブロックへサーブより早く動き出す
②セッターがセットアップを急ぎすぎる
③レシーバー以外の選手が避ける位置を間違える
いずれも原因はサーブ後の役割に気を取られサーバーの動きを見ていなかったり、チーム内の作戦ミスであったりすることに多く、仲間の選手同士が声を掛けあうことで一定の防止効果がみられます。
①前衛が反則するケース
前衛のポジションにいるときは、味方がサーブを打つ前にブロックへ動き出し、アウトオブポジションを取られるケースが多いです。
原因は、相手チームの動静に気を取られてしまうことや味方選手のサーブを目視したり感じたりしづらいことにあります。前衛で反則を取られた場合には、後方を目視しサーブのタイミングを確認したり、まわりの動きや声掛けを確認したうえで動きだしたりすることがおすすめです。
原因は、相手チームの動静に気を取られてしまうことや味方選手のサーブを目視したり感じたりしづらいことにあります。前衛で反則を取られた場合には、後方を目視しサーブのタイミングを確認したり、まわりの動きや声掛けを確認したうえで動きだしたりすることがおすすめです。
②セッターが反則するケース
セッターの反則の多くはセットアップに注力しすぎることに起因し、動き出しが早すぎたり、隣接する選手と位置が違ってしまったりするパターンが多くみられます。隣接する選手との位置違いは事前に確認しあうことで、動き出しのタイミングは慌てずにサーバーをみることで反則を防ぐことが可能です。
③後衛が反則するケース
後衛の反則の多くは、レシーブに入らない選手が避ける位置やポジショニングを誤ることで起こります。
後衛はスパイクが打ちやすい位置やフォローに入りやすい位置のみを意識してポジショニングをすることで、エンドラインやサイドラインを踏み越えてしまったり、選手間の足の位置がローテーション通りでなかったりするミスをしがちです。反則を防ぐためには、練習の段階で攻撃パターンごとに互いの位置を確認しあうことが大切です。
後衛はスパイクが打ちやすい位置やフォローに入りやすい位置のみを意識してポジショニングをすることで、エンドラインやサイドラインを踏み越えてしまったり、選手間の足の位置がローテーション通りでなかったりするミスをしがちです。反則を防ぐためには、練習の段階で攻撃パターンごとに互いの位置を確認しあうことが大切です。
アウトオブポジションにならない特殊な場合とは?
via www.piqsels.com
テレビでバレーボールの公式戦を視聴すると、アウトオブポジションに思える動作で審判が反則を取らない場合が多く見受けられます。反則にならない理由は、2つのポイントにあります。
・審判は試合がスムーズに進行することを重視する
・アウトオブポジションは隣接する選手間のみに適用される
・審判は試合がスムーズに進行することを重視する
・アウトオブポジションは隣接する選手間のみに適用される
選手の動き出しが早い場合
球速や試合展開のはやい男子バレーボールの試合では、サーブよりもコート内の選手が早く動き出し、アウトオブポジションの反則に該当する場合も少なからずみられます。
ただし審判が反則を取ることはまれで、理由は試合を止めないことを優先し、試合の流れに直接関係のない反則は取らない審判の暗黙の原則です。選手がアウトオブポジションとなる動きをしたことで攻撃が著しく有利になった場合は、正規ルール通りに反則を取ります。
ただし審判が反則を取ることはまれで、理由は試合を止めないことを優先し、試合の流れに直接関係のない反則は取らない審判の暗黙の原則です。選手がアウトオブポジションとなる動きをしたことで攻撃が著しく有利になった場合は、正規ルール通りに反則を取ります。
後衛が前衛より前にいる場合
バレーボールの試合では、後衛が前衛より前方にいてもアウトオブポジションの反則を取らない場合があります。審判が反則を取らない状態であるならば、選手は正位置であり、アウトオブポジションではありません。
反則と勘違いする理由の多くは、隣接していない選手同士の位置でアウトオブポジションをみていることに起因します。バレーボールのルール上、前後左右に隣り合わない選手同士はアウトオブポジションの対象外です。
反則と勘違いする理由の多くは、隣接していない選手同士の位置でアウトオブポジションをみていることに起因します。バレーボールのルール上、前後左右に隣り合わない選手同士はアウトオブポジションの対象外です。
アウトオブポジションを避けよう!
アウトオブポジションは、ローテーションでプレーするバレーボールの試合に欠かせない重要な反則ルールの1つです。ただし前後や左右に隣りあう選手間以外には該当せず、足の位置でポジショニングをチェックすることから、初心者には煩雑でわかりづらいことが多くあります。初心者がアウトオブポジションのミスをなくすためには、チーム内でポジションの確認をしあったりサーバーの動きを最後まで確認したりする対策が効果的です。
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