バレーボールのアウトオブポジションとは?初心者に反則ルールをわかりやすく解説
バレーボールのアウトオブポジションとは、ローテーションや選手間の位置が違うことに対する反則ルールです。バレーボールの競技規則ではポジショナルフォールトといい、反則をした場合には相手チームに1点とサーブ権が与えられます。アウトオブポジションは前後左右に接する選手同士のみ該当します。
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公式ライター Activel_director
アウトオブポジションとは?
アウトオブポジションの反則がサーブの反則と同時に起きたときには、サーブに対する反則を優先とし、アウトオブポジションの反則は取らないルールです。
アウトオブポジションの規則
バレーボールの競技規則では、サーバーからボールが打たれた瞬間、コート内のサーバー以外の全選手が自陣地でローテーション順に位置していなければなりません。正しく位置していない場合には、アウトオブポジションの反則が取られ、反則していないチームに1点とサーブ権が与えられます。
反則となる位置
アウトオブポジションの反則は各選手の足の位置で判断するルールで、選手間の位置関係だけでなく、サーブ時にコート内の選手がエンドラインやサイドラインを踏み越す反則もアウトオブポジションとして取られます。
反則となるタイミング
アウトオブポジションの3つの例
①前衛がブロックへサーブより早く動き出す
②セッターがセットアップを急ぎすぎる
③レシーバー以外の選手が避ける位置を間違える
いずれも原因はサーブ後の役割に気を取られサーバーの動きを見ていなかったり、チーム内の作戦ミスであったりすることに多く、仲間の選手同士が声を掛けあうことで一定の防止効果がみられます。
①前衛が反則するケース
原因は、相手チームの動静に気を取られてしまうことや味方選手のサーブを目視したり感じたりしづらいことにあります。前衛で反則を取られた場合には、後方を目視しサーブのタイミングを確認したり、まわりの動きや声掛けを確認したうえで動きだしたりすることがおすすめです。
②セッターが反則するケース
③後衛が反則するケース
後衛はスパイクが打ちやすい位置やフォローに入りやすい位置のみを意識してポジショニングをすることで、エンドラインやサイドラインを踏み越えてしまったり、選手間の足の位置がローテーション通りでなかったりするミスをしがちです。反則を防ぐためには、練習の段階で攻撃パターンごとに互いの位置を確認しあうことが大切です。
アウトオブポジションにならない特殊な場合とは?
・審判は試合がスムーズに進行することを重視する
・アウトオブポジションは隣接する選手間のみに適用される
選手の動き出しが早い場合
ただし審判が反則を取ることはまれで、理由は試合を止めないことを優先し、試合の流れに直接関係のない反則は取らない審判の暗黙の原則です。選手がアウトオブポジションとなる動きをしたことで攻撃が著しく有利になった場合は、正規ルール通りに反則を取ります。
後衛が前衛より前にいる場合
反則と勘違いする理由の多くは、隣接していない選手同士の位置でアウトオブポジションをみていることに起因します。バレーボールのルール上、前後左右に隣り合わない選手同士はアウトオブポジションの対象外です。
アウトオブポジションを避けよう!
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