ゲスブロックとは?初心者にわかりやすくバレーボール用語を詳しく解説!
バレーボールのゲスブロックとは、相手セッターがセットアップする前に打つ選手を予測して飛ぶブロックのことです。完全に個人の判断のブロックで、ブロックフォローやディグする選手と連携がとれないブロックとなります。ゲスブロックは勘が当たり成功することもありますが、推奨されないプレーです。
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公式ライター Activel_director
ゲスブロックとは?
ゲスブロックは戦術に組み込まれないブロックで、ブロッカー個人の推量でブロックに飛びます。個人プレーとなるため、他の選手がフォローに入ることや適切な位置でディグができません。世界のトップチームのミドルブロッカーは、ゲスブロックをすることが少ないです。
ゲスの意味
ゲスブロックのゲスは、下衆なブロックの意味ではありませんが、揶揄する意味でゲスなブロックとされることがあります。
ゲスブロック以外のブロック
ブロックの待機の位置で分類する方法もあり、中央に固まり相手のトスアップを待つバンチ、間隔をあけて待つスプレッド、1人だけ離れて待つリリース、左右どちらかに固まるデディケートがあります。
コミットブロック
セッターに振られることを覚悟して飛ぶコミットブロックは、周りの選手と連携した戦術的ブロックで、個人的判断のゲスブロックと大きく異なります。
リードブロック
多くのチームはコミットブロックとリードブロックを戦略的に使い分けてフォーメーションを組みます。ゲスブロックを想定したフォーメーションは存在しません。
ゲスブロックのやり方
推測が当たった場合は確実に相手のスパイクをシャットできますが、ブロック成功率は低くなります。ゲスブロックは判断をミスした場合他の選手と連携ができにくくなり、学生バレーで指導されることはありません。
ゲスブロックに飛ぶタイミング
相手選手より早く飛ぶゲスブロックは、推測をミスした場合次のアクションをおこすことができません。ゲスブロックが戦略的に用いられない理由の1つです。
ゲスブロックで気をつけること
すべてのゲスブロックがいけないのではありませんが、ゲスブロックを多用することでチームの連携を壊すことを意識することが大切です。
ゲスブロックのデメリット
ブロッカー以外の選手は、ブロックの場所と枚数を基準にして動きますが、ゲスブロックを多用するミドルブロッカーがフォワードにいるときは動きを読むことができず信頼感も薄れます。
ゲスブロックは直感のブロック
近代バレーボールは戦術が重要で、世界レベルのチームはゲスブロックをしません。国際的にトップのチームはゲスブロックが成功した場合も、戦術を無視したとみなされ、褒められず非難されるのが実状です。
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