2021年2月26日 更新

ゲスブロックとは?初心者にわかりやすくバレーボール用語を詳しく解説!

バレーボールのゲスブロックとは、相手セッターがセットアップする前に打つ選手を予測して飛ぶブロックのことです。完全に個人の判断のブロックで、ブロックフォローやディグする選手と連携がとれないブロックとなります。ゲスブロックは勘が当たり成功することもありますが、推奨されないプレーです。

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ゲスブロックとは?

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バレーボールのゲスブロックとは、相手のセッターがトスを上げる前にあらかじめ誰が打つかを予測して、個人の判断・推測で飛ぶブロックのことです。

ゲスブロックは戦術に組み込まれないブロックで、ブロッカー個人の推量でブロックに飛びます。個人プレーとなるため、他の選手がフォローに入ることや適切な位置でディグができません。世界のトップチームのミドルブロッカーは、ゲスブロックをすることが少ないです。

ゲスの意味

ゲスブロックのゲスの英語表記はGuessで、意味は推測する・解き当てる・見当をつけるとなります。ブロックは打つアタッカーを推測して飛ぶプレーと誤解されることがありますが、個人の勘のゲスブロックは、他の選手のポジショニングや行動に悪影響が多く、推奨されるブロックではありません。

ゲスブロックのゲスは、下衆なブロックの意味ではありませんが、揶揄する意味でゲスなブロックとされることがあります。

ゲスブロック以外のブロック

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ブロックは様々な種類がありますが、ゲスブロック以外のブロックはクイック攻撃を確実に止めに行くブロックと、全ての攻撃に対応するリードブロックがあります。コミット・リード・ゲスブロックは、スパイカーに対する反応の方法の分け方です。

ブロックの待機の位置で分類する方法もあり、中央に固まり相手のトスアップを待つバンチ、間隔をあけて待つスプレッド、1人だけ離れて待つリリース、左右どちらかに固まるデディケートがあります。

コミットブロック

コミットブロックとは、相手セッターの行動にかかわらず、相手のクイック攻撃をマークしてクイックを打つ選手と同じタイミングでジャンプするブロックです。コミットブロックはボールに対して反応するのではなく、相手スパイカーの動き反応するブロックで、スパイカーの動きに合わせて動きます。

セッターに振られることを覚悟して飛ぶコミットブロックは、周りの選手と連携した戦術的ブロックで、個人的判断のゲスブロックと大きく異なります。

リードブロック

リードブロックとは、オポジットの選手を中心に相手チームのセッターが上げたトスを見て動きを始めるブロックです。トスを見た後に動き出すリードブロックはすべての攻撃に反応して、必ず1枚以上のブロックに飛ぶことができますが、速い攻撃に弱いデメリットもあります。

多くのチームはコミットブロックとリードブロックを戦略的に使い分けてフォーメーションを組みます。ゲスブロックを想定したフォーメーションは存在しません。

ゲスブロックのやり方

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ゲスブロックのやり方は、相手のセッターかスパイカーの癖を読み、迷いなくブロックに飛ぶことです。ゲスブロックは相手の動きを推し量って飛ぶいちかばちかのブロックで、経験や正しい判断力が要求されます。

推測が当たった場合は確実に相手のスパイクをシャットできますが、ブロック成功率は低くなります。ゲスブロックは判断をミスした場合他の選手と連携ができにくくなり、学生バレーで指導されることはありません。

ゲスブロックに飛ぶタイミング

ゲスブロックに飛ぶタイミングは、マークしたスパイカーよりも先です。打つと思った選手より先に飛んで、打つ前にブロックを完成させます。ゲスブロックは経験豊富な選手の正しい推察でシャットできることもありますが、多くの場合味方選手と連携が途絶えて無駄な動きになります。

相手選手より早く飛ぶゲスブロックは、推測をミスした場合次のアクションをおこすことができません。ゲスブロックが戦略的に用いられない理由の1つです。

ゲスブロックで気をつけること

ゲスブロックで気をつけることは、自分の判断が曖昧な場合は勝手にブロックをしないことです。いちかばちかのゲスブロックは、成功しても失敗してもチームの連携に悪影響を与えます。たまたま取れた1点と、戦術がうまくいって取った1点は価値が大きく違います。

すべてのゲスブロックがいけないのではありませんが、ゲスブロックを多用することでチームの連携を壊すことを意識することが大切です。

ゲスブロックのデメリット

ゲスブロックのデメリットは、チームの戦術的連携を壊すことです。リードブロックやコミットブロックの場合、フォローする選手やディグする選手の位置や役割が明確ですが、ゲスブロックの場合はブロックに飛ぶ選手以外は自分の動き方がわからなくなります。

ブロッカー以外の選手は、ブロックの場所と枚数を基準にして動きますが、ゲスブロックを多用するミドルブロッカーがフォワードにいるときは動きを読むことができず信頼感も薄れます。

ゲスブロックは直感のブロック

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ゲスブロックは直感のブロックで、経験豊富な選手の読みが当たることも稀ではありませんが、失敗に終わるケースが多いです。ゲスブロックの失敗は、1点損失のダメージだけではなく、チームの戦術や連携を壊す行為といえます。

近代バレーボールは戦術が重要で、世界レベルのチームはゲスブロックをしません。国際的にトップのチームはゲスブロックが成功した場合も、戦術を無視したとみなされ、褒められず非難されるのが実状です。
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