2020年1月25日 更新

サッカーのポジションを徹底解説!【それぞれの役割と適性・性格】

サッカーのポジションにはそれぞれに与えられた役割や動き方の基本があり、またチーム戦術によってそれらが変わってくるものです。ポジションごとの違いや、そのポジションへの適性、性格的な面での向き不向きなど図を元に解説していきたいと思います。

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サッカーのポジションのポイント

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サッカーは自由なスポーツとよく言われますが、これには様々な意味合いが含まれていて、決してプレイヤーが好き勝手にしていいというわけではありません。

サッカーの広大なピッチを11人で攻め、守るためには役割分担が大切なのです。しかし役割に縛られすぎると相手の戦術への対応に柔軟性が無くなります。サッカーで勝つためには多種多様な戦術を試合の状況に合わせて切り替えていくのが重要になってきます。

サッカーの試合中の戦術的な役割変更やポジションチェンジ、オフェンスとディフェンスの比重などを判断し実行するのは、ピッチに立つ選手達個人個人の裁量によるところが大きいのです。その意味で「サッカーは自由」なのです。監督やコーチが指示できるのはチームとしての大まかな方向性や、ピッチ外からわかるようなデータや情報を元にしたアドバイスのみで、最終的な判断は選手が自発的に下さなければなりません。

サッカーのポジションや役割、動き方についての知識や理解が、ピッチ上での戦術的な判断の材料になりますから、性格や適性を含めたチームメンバーの情報や戦術の解説とともに、頭に入れておくことで、様々な場面で最適な戦術的判断を下せるようになるでしょう。

サッカーのポジションの名前

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サッカーのポジションにはフォーメーション的な区分と役割による区分があり、それによってポジションの名前が決まってきます。

しかし厳密な区分があるわけでもなく、その役割や位置なら必ずその名前で呼ばなくてはならない、というほどの厳しい括りはサッカーにはないので、自分の呼びやすい名前、好きな名前で呼ぶのは問題ありません。

ですが、サッカーの戦術的なコミュニケーションを行う際はお互いの考えを伝えあうためにも、チーム内である程度ポジションの名前を決めておいた方が理解し合えると思います。

サッカーのポジション解説においても筆者の知識に基づいて名前を記述しますが、これが絶対ではないので、役割や動き方の内容で覚えておいたほうが良いでしょう。

サッカーのポジションの適性と性格

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サッカーのポジションに対する理解を深めてもらうために、便宜上解説の中では適性や向いている性格などを述べますが、名前の項目と同様にこれはあくまで目安でしかありません。サッカーのそれぞれのポジションにおける役割や動き方を考える上で、このような適性や性格が向いていると言えるだけのことで、必須な要素ではありません。

サッカーは自由なスポーツだと前述しているとおり、各人は自由にポジションを選び上達していきましょう。やはり自分が憧れる好きなポジションをこなす方がサッカーは楽しいですし上達も早いでしょう。

ただ自身のポジションの役割や動き方しか知らない、他のポジションについて知識がないというのではサッカーチームの一員としては問題です。お互いがお互いの役割や動き方を知った上でなければ、ディフェンスにおいてもオフェンスにおいても連携をとって組織を構築するのが難しくなるでしょう。

サッカーのポジション①フォワード

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サッカーにおいてはオフェンスの中心で、勝利のために得点する役目を担うのがFWです。

「トップ」「ストライカー」「ポスト」など名前がありますが、2トップと1トップでは求められる役割がかなり違ってくるのでそれによって名前も変わってきます。
オフェンスの中心とはいえ現代サッカーではディフェンス時の貢献も求められてきており、純粋なストライカータイプでディフェンスを行わないような選手は、非常に限られてきています。

サッカーのポジション①フォワードの解説①

役割と動き方の解説と図

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チームのオフェンスのフィニッシャーとして得点を奪うのが最大の役割ですが、この役割を全うするためには、加えて得点チャンスを作り出す動き方も出来なければなりません。

まず基本的な動き方として図にあるように、ボールを引き出す動き方と裏に抜ける動き方が大事になってきます。味方のパスを受けやすいポジショニングを心がけ、楔の縦パスをキープしたりワンタッチで落としたりしてオフェンスの起点になり、チャンスであれば裏に抜けてフィニッシュを狙うのが一連の動き方になります。

長身のFWであれば、相手DFとの競り合いに優位ですからロングボールのターゲットになると良いでしょう。味方の中盤や最終ラインがルックアップするのに合わせて、相手DFの前に動き出し、そのDFを背中で背負うようにポジションをとり、ロングボールを引き出します。

とにかく走り動いて、絶えず味方のパスコースを作り出し、チームのオフェンスを活性化するのが大事な役割となります。また動き回ることでマークをされにくく、中盤の味方が走り込むスペースを作ることにもなります。

サッカーのポジション①フォワードの解説②

オフェンスとディフェンスの解説

オフェンスに関する動き方については前述しましたので、ディフェンス時の動き方について解説します。

ディフェンスにおいてはサッカーの基本的なポジションにこだわらず、少しズレた中途半端なポジションから、ボールホルダーの死角を狙うプレスが有効です。

この中途半端なポジションからのプレスで味方と一緒にボールホルダーを囲い込むのがまず一つの役割で、もう一つの役割は相手のパス回しの方向を限定しながらサイドに押し込めるというものがあります。

左右をはっきりさせたプレスをする事で、後ろのポジションの味方がパスの行き先を予測しやすくなり、タッチライン方向へ包囲を狭めて行きやすくなり、相手が前へボールを運ぶのを防げるようになります。結果的に相手の最適なプレーを選択する時間を奪えれば、パスミスを誘発させることができるからです。

追い込まれた相手がキーパーへのバックパスを行った場合は、プレスからの流れでキーパーまで追いかけるのも大事な役割です。キーパーにプレスをかけることでボール処理のミスを誘えれば、瞬時に決定的なチャンスを得られる可能性が非常に高まるので、サボらずにしっかりとプレスかけることが大事です。

サッカーのポジション:FW解説③

性格と適性の解説

サッカーのFWに必要な適正としては、まず走力が挙げられるでしょう。足の速さはそのままオフェンス時の裏抜けやディフェンス時のプレスの速度に直結しますから、サッカーのFWとして足が速いことのメリットは多種多様にあります。

次に考えられるのはフィジカル面の強さです。とりわけ身長が高いことはフィニッシュのみならずポストの役割として有効で、サッカーにおけるチームの戦術にオプションを加えられるという大きなメリットがあります。

性格の面からサッカーのFWについて考えると、一番に挙げたいのは失敗を恐れないメンタルの強さでしょう。サッカーを少々哲学的に解説すると、「ディフェンスが完璧ならば得点は入らない」と言えると思います。つまりオフェンスの試みの大半は失敗で終わる前提なのですね。ディフェンスが常に最適な対応を行うならば、オフェンスは常に失敗ですから、フィニッシャーであるFWは失敗を繰り返すポジションだということです。

サッカーにおいては、この失敗の中で一度でも成功すれば得点ですから、その少ない成功を掴むために数多くの失敗を乗り越えて有効なプレーや動き方を模索する精神力がFWには必須であると言えるわけです。そのような姿勢でプレーを行い、精神的な面でオフェンスを支えるのも、FWの大事な役割なのです。
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