2020年1月9日 更新

サッカーのゼロトップとは?中盤の数的有利なフォーメーションシステムを解説

サッカーのゼロトップのフォーメーションとは、本来はトップである選手に中盤の役割も与えるシステムです。実現するためには多くの状況をクリアしなくてはいけません。しかし、ゼロトップを機能させることができれば非常に魅力的なサッカーを展開することができます。

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ゼロトップフォーメーションのデメリットとは?

1人の選手に依存するフォーメーション

サッカーキング on Instagram: “. 🇨🇴 Colombia defeated 🇦🇷Argentina (2019.06.15) . 📷Photo by Bruna Prado/Getty Images . #LionelMessi #Messi #メッシ #コパアメリカ #CopaAmerica…” (100400)

ゼロトップフォーメーションは偽9番の選手への依存が非常に高いシステムです。

偽9番を担う選手のパフォーマンスがチームのパフォーマンスに大きく影響します。厳しいマークによってボールを受けることができなかったり、フィニッシュの場面で精度を欠けば攻撃の質の低下は避けられません。

また、偽9番を担う選手は攻撃的センスが総合的に高く稀有な存在です。仮に怪我などで偽9番の選手を欠くようなことがあれば、ゼロトップフォーメーションを断念せざるをえない状況にもなります。

ポゼッション偏重に陥る

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ゼロトップフォーメーションを採用したチームはポゼッション偏重になるリスクが伴います。

チームとしてボール保持を重視しようとするあまり、ボール保持自体が目的となってしまい、ゴールを目指すという本来の目的から逸脱します。

ボールを奪ってカウンターが狙えそうな時でもボール保持のためにバックパスを選んだり、シュートが打てる場面でもパスを優先してしまうことがあります。
そうするとボールは保持するが試合に勝つことができないという現象が生じてしまいます。

深さが取れなくなる

ゼロトップシステムはチーム戦術を作り込まなければ、深さが取れなくなってしまいます。

深さとは、縦の距離のことを指します。サッカーでは深さがなければ相手守備陣を縦に広げることができずにスペースを作り出すことができません。スペースを作りだすことができなければ相手からのプレッシャーを受けやすくなり、ボールポゼッションの難易度が上がってしまいます。

偽9番としてフォワードが下りてきた時に、どのようにチームとして深さを作り出すのか決めておく必要があります。

ゼロトップを利用した代表的なフォーメーション

4-3-3

ゼロトップを利用した代表的なフォーメーション(1) (100582)

via ゼロトップを利用した代表的なフォーメーション(1)
4-3-3を用いたゼロトップフォーメーションは、ワントップが中盤に下りてきて中盤の3人とひし形を形成してポゼッションを高めます。

その際に両ウイングフォワードは相手の最終ライン付近に立ち、相手の背後を狙います。そうすることで相手ディフェンスは最終ラインをあげることができないため、中盤にスペースを生み出すことができます。

もしセンターバックが偽9番を捕まえに中盤まで出てきてディフェンスラインに穴が開けば、最終ラインで待ち構えている両ウイングフォーワードが鋭く背後を狙いゴールを陥れます。

4-2-3-1

 ゼロトップを利用した代表的なフォーメーション(2) (100583)

via ゼロトップを利用した代表的なフォーメーション(2)
4-2-3-1でゼロトップシステムを利用する場合、中盤の選手の飛び出しが重要です。

フォーメーションの表記を見ても1トップの選手が中盤まで下りてくるとフォーワードの選手はゼロとなり、最終ラインとか駆け引きする選手がいなくなります。すると、相手最終ラインはラインを上げて中盤のスペースを消してきます。

しかし、中盤にはスペースがなくなる分、敵の背後には広大なスペースが生まれます。タイミングよく中盤の選手が飛び出すことで相手の背後を取り、チャンスを作り出します。

ゼロトップを採用したクラブチーム

バルセロナ

tomomi saito on Instagram: “サッカー⚽  英大手新聞が選ぶ、2019年の世界ベスト100が発表された❗ 前回3位でバルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2017年以来2年ぶりの首位に返り咲いた👍  以下、選出された2019年ベスト100の上位30位……” (100298)

バルセロナはゼロトップフォーメーションを武器に多くのタイトルを手にしてきました。

4-3-3のフォーメーションを採用し、偽9番としてリオネル・メッシ選手を起用しました。メッシ選手がワントップの位置から下りてきて中盤に加わり、驚異的なポゼッション力で試合を支配します。

圧倒的なポゼッションによって、相手守備陣形は否応無しに崩れていきいます。そして、その崩れた隙を見逃さずにメッシ選手の切れ味鋭いドリブルや、両ウイングフォワードのランニングで多くのチャンスを作り出しました。

A.S.ローマ

taichiiii on Instagram: “トッティお疲れ様⚽️#フランチェスコトッティ#トッティ#ローマ” (100296)

A.S.ローマは4-2-3-1でゼロトップシステムを機能させましたが、それは偽9番を務めるフランチェスコ・トッティ選手のためでした。トッティ選手は名実ともにローマの中では象徴的な存在であり、トッティ選手を中心としたシステムを作り出す必要がありました。

そこで当時監督であったスパレッティ監督はトッティ選手を偽9番として配置する4-2-3-1を採用します。トッティ選手は圧倒的な攻撃センスでゴールやアシストを量産し、ローマ躍進に大きく貢献しました。

ゼロトップシステムは、多くの条件をクリアする必要がある

Roma Club Japan on Instagram: “<一言コメント> Florenzi:みんな一丸となってこの4つの決戦を戦い抜く  もちろん絶対に最後まで一緒💛❤️…” (100401)

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