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降水量100mmはどのくらい?1時間1mm〜100mmの雨量が日常生活に与える影響とは?

降水量100mmはどのくらい?1時間1mm〜100mmの雨量が日常生活に与える影響とは?

降水量100mmは、災害が起こる可能性が高い猛烈な雨で、気象庁から記録的短時間大雨情報や大雨特別警報が発表され、屋外で歩くのが困難になり交通機関もすべて運休し日常生活に多大な影響を及ぼします。降水量100mmでは、土砂災害・浸水害・河川の氾濫に注意し、危険が予測される場合は安全に移動できる時点で速やかに避難します。

2022.12.10

降水量100mmとは?

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降水量100mmとは、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが100mmのことで、天気予報用語では猛烈な雨になり、目安では息苦しさや圧迫感を感じ精神的に追い詰められるほどの雨量で、土砂災害や浸水害が起きやすく、外出するのがとても危険な状況です。

降水量は、雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対し、降雨量は雨のみです。気象庁では、降水短時間予報で降水量の確認ができます。

降水量100mmの定義

1時間の降水量 天気予報用語 人の受けるイメージ
10mm~20mm未満 やや強い雨 ザーザーと降る
20mm~30mm未満 強い雨 どしゃ降り
30mm~50mm未満 激しい雨 バケツをひっくり返したような雨
50mm~80mm未満 非常に激しい雨 滝みたいに降る雨
80mm以上 猛烈な雨 圧迫感があり恐怖を感じる
降水量100mmの定義は、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが100mmのことです。降水量は、10分間・1時間・1日と観測時刻までの一定の時間に降った水分の量を表し、単位はミリメートルですが気象庁では略してミリで発表されることが多く、小数点は切り捨てます。

降水量が1時間に100mmの目安は、1m四方の容器に10cm水が溜まり100Lの水分が降ってきたことになり、危険な雨量です。

降水量と降雨量の違い

降水量 雨・雪・あられ・ひょう
降雨量
降雪量 雪・あられ・ひょう
降水量と降雨量の違いは、降水量が雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対して降雨量は雨のみの降る量です。降雨量は、雨量とも言いますが正式な気象用語ではなく、豪雨の予報で雨の量を強調する場合に天気予報で用いられます。

降雪量は、雪をヒーターで溶かした水分で計測しますが、天気予報であまり発表されることがなく雪が自然に積もった積雪量を発表することが一般的です。

降水量1mm~100mmの影響はどのくらい?

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降水量1mmは、短時間なら傘を使用しなくても我慢できる小雨で、降水量3mmから本降りになり屋外イベントは中止になることが多く、降水量5mmでは屋外スポーツやアウトドアはほとんどが中止になる可能性が高くなります。降水量20mm以上になると地域次第で大雨注意報が発令され、避難の準備が必要です。

降水量30mm以上で、地域次第で高齢者を中心に避難を求められ、降水量50mm以上では大雨警報が発令されます。

降水量1mm

降水量1mmは、どれくらいの雨かと言えば短時間なら傘を使用しなくても我慢できるくらいの小雨ですが、長時間外出する場合は傘を使用しないとびしょ濡れになる雨量です。自転車は長距離を移動する場合は、レインコートを着用し滑りやすい場所さえ気をつけていれば走行できます。

スポーツは、グラウンドコンディションが悪くなければ中止することはあまりなく、釣りやテーマパークも雨具を用意すると楽しめます。
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降水量3mm

降水量3mmは、天気予報用語では弱い雨と雨の境目で本降りの雨になり、傘やレインコートは必須です。自転車やバイクはなるべく違う交通手段を検討し、運転する必要がある場合は雨具を着用して視界の悪さやスリップに十分に注意して運転します。

スポーツでは雨の影響をあまり受けない陸上競技やゴルフ、グラウンド次第ではサッカーや野球も決行しますが、屋外イベントは中止になる判断の目安になる雨量です。
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降水量5mm

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降水量5mmは、傘を使用しても足元が濡れてしまい風次第では体も濡れる、外にでることをためらう強く感じる雨です。屋外スポーツは、走行競技やサッカーは決行することが多いですが、プロ野球はグラウンドコンディションが関係なくても中止する目安で、ゴルフも中止にしたほうが賢明です。

アウトドアは、視界の悪さや足元の滑りやすさから危険度が高まり、体調面の悪化やストレスも増えるため中止しましょう。

降水量10mm~20mm

降水量10mm~20mmは、ザーザーと雨音がして話し声が聞きにくくなるほどの強めの雨で、傘を使用しても体が濡れてしまう部分があり、足元はかなり濡れます。道路には水たまりができやすく、音も聞こえにくいため歩行者は十分に注意して歩く必要があり、自動車は通常よりもスピードを落とさないと危険です。

屋外のスポーツは、ほぼ中止で降り続くと翌日が晴れでもグラウンドコンディションが悪く中止の可能性もあります。
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降水量20mm~30mm【大雨注意報】

降水量20mm~30mmは、地域次第では大雨注意報が発令するレベルで、傘を使用しても濡れてしまう土砂降りの雨です。屋外スポーツやレジャーは中止でなるべく外出を控え、自動車の運転はワイパーを使用しても視界が悪く、ハンドルやタイヤも取られやすくなり十分注意して運転する必要があります。

台風が近づいてきたときに降る雨量で、長時間降る場合は土砂災害や河川の氾濫に注意し避難の確認や準備する必要があります。
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降水量30mm~50mm

降水量30mm~50mmは、台風や夕立、ゲリラ豪雨なみの雨量で、傘を使用しても風次第でずぶ濡れになる激しい雨です。自動車の運転は、道路は冠水し川みたいな状態になり、高速道路ではハイドロプレーニング現象が起きブレーキが利きにくくなるため細心の注意が必要です。

地域次第では、道路の通行止めや鉄道が運休し土砂災害や浸水害の危険度が高まり、高齢者を中心に早めの自主避難が求められます。
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降水量50mm~80mm【大雨警報】

降水量50mm~80mmは、大雨警報が発令されるほどの雨量で滝から水が落ちてくるみたいにゴーゴーと音がして、屋内で寝ていても雨に気づく人がでる非常に激しい雨です。外出は、傘を使用しても服や体が濡れ全く役に立たなくなり、あたり一面が水しぶきで視界が悪く自動車の運転は危険で、鉄道も運休してしまい控えます。

地域次第では、土砂災害や浸水害が発生するため速やかに避難や浸水の対策して身の安全を守ります。
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降水量100mm~

降水量100mm以上は、数年に1度程度しか発生しない短時間の大雨で、気象庁から記録的短時間大雨情報が発表され、重大な災害が発生する可能性が高く大雨特別警報も発令される地域も多くなります。豪雨で、息苦しく圧迫感があり恐怖を感じ不要不急の外出は厳禁です。

大規模な土砂災害や浸水害、河川の氾濫が起きる雨量で、大雨特別警報を待たずに指示に従い速やかに安全な場所に避難します。

降水量100mmと日常生活への影響

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降水量100mmは、災害が起こる猛烈な雨で大雨特別警報が発令される可能性が高く、日常生活に多大な影響を及ぼします。雨の影響で視界が悪く、前方や足元の確認ができず歩くことが困難になり、外出はかなり危険度が高く雨が過ぎ去るまで安全な建物の中で待機します。

傘の使用は、役に立たずびしょ濡れになり傘が壊れる可能性も高いので、避難する場合は防水性の高いレインコートや長靴が必要です。

歩く人

降水量100mm以上では、立っているのも大変な状況で歩くことは困難が伴い危険です。猛烈な雨では、視界がかなり悪く前方や足元の確認が困難になり、溝や埋没部分に足を取られて転倒したり、冠水していれば流されたりしてしまう危険性もあります。

雨が非常に激しく、精神的に追い詰められ恐怖を感じるほどで、外出はかなりのリスクを伴い安全な建物の中で雨が過ぎ去るまで待つことが重要です。

傘の使用

降水量100mmでは、傘の使用は役に立たず視界が悪くなり手も塞がれ風の影響で壊れ危険で、避難するために外出する場合は、防水性の高いレインコートと長靴を着用します。布の傘は、耐久性が降水量20mmを目安に製造され、降水量20mmを超えると縫い目から雨が漏れる可能性が高く豪雨では役に立ちません。

ビニール傘は骨組みが弱くて壊れやすく、傘自体が風の影響で煽られ凶器になり危険で豪雨時の使用は不可です。

降水量100mmと乗り物への影響

降水量100mmは、災害が起こる雨量で乗り物に多大な影響があります。自動車は、ワイパーしても視界がかなり悪く前方の確認ができず、浸水した道路ではエンジンを停止して立ち往生する可能性が高く、大変危険ですので運転はやめましょう。

鉄道は、視界や地面の状況がかなり悪く運休になり、飛行機も視界の悪さと地上作業サービスが受けられないため欠航します。

自動車

降水量100mmでの自動車の運転は、視界がかなり悪く前方の確認ができずに大変危険です。猛烈な雨で、ワイパーしても前方がほとんど見えない状態で、スリップによる事故、浸水による故障も考えられ自動車を運転したり、避難に使用したりすることは絶対にやめましょう。

セダンタイプの自動車は、浸水の深さが30cmを超えて走るとエンジン停止する可能性が高く、雨量がまだ少なく水位が低い時点で避難しましょう。

鉄道

降水量100mmでの鉄道は、視界や地面の状況がかなり悪く危険で運休します。鉄道は、会社や地域で異なりますが、一般的には1時間降水量40mm以上、連続降水量300mm以上が運休の目安で、土砂災害や河川の氾濫が起きやすい地域では1時間降水量30mm以上と基準が低くなります。

鉄道は、線路が地面に直接引かれているため雨の影響を受け、豪雨になると頑丈な線路敷でも崩れる可能性が高くなり点検が必要です。

飛行機

降水量100mmでの飛行機の運航は、視界不良で滑走路が確認しづらく離着陸が危険で欠航します。飛行機の雨での欠航理由には、視界不良以外でも出発する前にグラウンドハンドリングと呼ばれる地上作業サービスを受けることが必要ですが、豪雨になると飛行機外部の安全チェックや受託手荷物や貨物の搬送ができなくなり欠航します。

飛行機の運航は、鉄道が運休したり高速道路を通行止めにしたりする雨量では欠航です。

降水量100mmと災害

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降水量100mmでは、災害が起きる可能性が高く気象庁から大雨警報や記録的短時間大雨情報が発表され、さらに大規模な災害が起こるおそれがある場合、大雨特別警報が発表されます。事前に、災害の起きやすい場所や避難場所や経路を確認し、食料や水他の防災グッズを準備しましょう。

避難は、猛烈な雨の状況で移動するには困難ですので、大雨特別警報が発表される以前の段階であせらず速やかに避難したほうが安全です。

降水量100mmの警報

予想される状況 1時間雨量の目安 3時間雨量の目安
大雨注意報 災害が起こるおそれがある 20mm 40mm
大雨警報 重大な災害が起こるおそれがある 40mm 80mm
大雨特別警報 何10年に1回の災害が起こるおそれがある - 150mm
記録的短時間大雨情報 大雨警報中に1時間降水量100mm前後 100mm前後 -
降水量100mm前後の雨量では、気象庁から大雨警報や記録的短時間大雨情報が発表される場合が多く、土砂災害・浸水害・洪水災害が起きる大雨が降っているため、ハザードマップを確認し避難を含めた適切な行動することが重要です。

大雨特別警報は、発表された時点で災害が発生している可能性が高く発表を待たずに避難することが大切で、猛烈な雨が降り続き、道路が冠水している時点で移動するには非常に困難です。

降水量100mmの事前対策

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降水量100mmでは、大きな災害が起きる可能性が高く事前の対策が重要です。気象庁の早期注意情報・キキクル・降水短時間予報で大雨情報をチェックし、事前にハザードマップで災害が起きやすい場所や避難場所・経路を確認して準備しましょう。

災害対策には、防水性の高いレインコートや長靴、食料や水、懐中電灯や防水ラジオと電池、スマホや携帯電話、使い捨てカイロ、携帯トイレ他、防災グッズの準備が必要です。

降水量100mmの避難

降水量100mmでの避難は困難ですので、事前にあわてず速やかに避難することが重要です。避難の必要がある場合は、移動距離の長い避難所よりも近くの安全な場所に移動して待機し、雨が弱まってから移動したほうが安全です。

夜間の移動は、懐中電灯で照らしても雨に反射して周辺が見えず危険で、明るくなるまで安全な場所に待機しましょう。道路が冠水している場所を歩く場合は、棒や杖で安全を確認しながら歩きましょう。

降水量100mmの記録

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降水量100mmの年間発生回数

記録的短時間大雨情報発表回数(1時間降水量100mm前後)
回数
2015 38
2016 58
2017 109
2018 123
2019 96
2020 109
降水量100mm前後で発表される記録的短時間大雨情報は、2020年に109回発表されています。気象庁は、1時間降水量100mm前後の場合に記録的短時間大雨情報を発表し、猛烈な雨で災害発生の危険度が高いことを教えてくれ、2017年以降には2016年以前の2倍前後の発表回数で大幅に増加しています。

都道府県別では、岐阜県・長崎県が多く、月別では夕立・ゲリラ豪雨・台風の影響がある7月~9月が多いです。

1時間最大降水量の歴代記録

気象庁管轄1時間降水量歴代記録
順位 1時間降水量 都道府県 観測地点 起日
1位 153mm 千葉県 香取 1999年10月27日
長崎県 長浦岳 1982年7月23日
3位 152mm 沖縄県 多良間 1988年4月28日
4位 150mm 熊本県 甲佐 2016年6月21日
高知県 清水 1944年10月17日
1時間最大降水量の気象庁管轄での記録は、千葉県香取市と長崎県長崎市長浦岳の153mmですが、気象庁管轄外では長浦岳同日の長崎大水害で起きた、長崎県長与町の町役場で187mmを記録し日本記録です。長崎大水害は、激烈な雨で短時間に停電・道路の冠水・通信の寸断が起き被害が拡大しました。

長崎県や山陰地方では、梅雨末期の停滞前線上に発達した積乱雲が発生し集中豪雨が起きやすい地域です。

1日最大降水量の歴代記録

気象庁管轄日最大降水量
順位 日降水量 都道府県 観測地点 起日
1位 922.5mm 神奈川県 箱根 2019年10月12日
2位 851.5mm 高知県 魚梁瀬 2011年7月19日
3位 844mm 奈良県 日出岳 1982年8月1日
4位 806mm 三重県 尾鷲 1968年9月26日
5位 790mm 香川県 内海 1976年9月11日
1日最大降水量の歴代記録は、2019年10月12日の台風19号の影響による神奈川県箱根町の922.5mmです。台風19号の影響は凄まじく、静岡県から岩手県の13都県144市117町41村に大雨特別警報が発表され、日本人の5人に1人の約2352万人に影響がでて令和元年大水害とも呼ばれています。

気象庁管轄外の記録では、2004年8月1日に徳島県那賀町で1317mmを四国電力が観測し日本記録です。

降水量100mmは災害に注意しよう

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降水量100mmは、災害が起きる可能性が高い雨量で気象庁から短時間大雨情報や大雨特別警報が発表される場合が多く、平成から令和に移行するにつれ年間発生回数がかなり増加しています。事前から、避難場所や経路、ハザードマップを確認し、防災グッズを準備しておきましょう。

避難は、気象庁の気象情報を確認して大雨特別警報が発表される以前の避難しやすい状況の時点で、速やかにあせらず安全に移動しましょう。

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