サッカーのテクニック特集!ドリブルや足技・フェイントの抜き技など
サッカーのテクニックにはドリブルや足技・フェイントなどの抜き技があります。この記事ではサッカーのテクニック集として、ドリブル・足技・フェイントの抜き技のポイントや練習方法を交えて解説します。緩急を体得してサッカーのテクニックを磨きましょう。
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公式ライター Activel_director
サッカーのテクニックの重要性とは?
華麗なドリブルや足技にはパスサッカーにはない、自然とため息が漏れる、正にサッカーの醍醐味と言えるプレーがあります。
ドリブルやテクニック、足技には様々な種類のものがあります。そして選手達は、ただ魅せるサッカーを目指しているわけではなく、身体能力に頼らなくても相手に勝てるテクニックを地道な練習により磨いています。
サッカーのテクニック①
ドリブル・足技の基本のジンガ
ジンガ
ジンガステップとは
ジンガ
上半身を揺らしながら、ボールを足から離すことなく操る足技で、ブラジルでは子供の頃からジンガを身に付け、その足技がブラジルサッカーの礎となっていると言われています。
ボールコントロールという枠組みで言えば、このジンガを自然に行えることが、サッカーのゲーム中でも相手ディフェンダーに囲まれた場面や、ボールを失いそうになった場面で、考えなくても体が自然に反応するわけです。
ジンガステップの練習方法
右足裏で左前にボールを転がし、着地した右足で返すように左軸足の裏を通します。そして左足裏で左へ転がし、右足裏で左へ転がし、右足裏で右へ返し、左足裏で右軸足の裏へ通す。1,2,3,4のリズムで練習します。
注意するのは、ボールを足から離さない事と、上半身の力を抜くことです。
サッカーのテクニック②
足技の基本となるバックステップ
バックステップ
サッカーでは場面場面で常に「突然」が起こります。そんな危険な場面で様々なサッカーテクニックとして足技を上達させておくことで危険を回避できるわけです。
サッカーのテクニック③
ボールを動かさないボディフェイント
相手ディフェンダーは身体全体を見ながら次のプレーを予測します。したがって、ボディフェイントのコツは、足だけではなく、上半身、特に肩を入れることです。
左へボディフェイントを入れて右へ抜くのであれば、左へ肩を入れてから右へ抜くというイメージです。
シザースというフェイントがありますが、これもボールを動かさないフェイントの種類ですが、足でボールをまたぐだけではなく、しっかり肩を入れることで相手ディフェンダーはかかりやすくなります。
サッカーのテクニック④ダブルタッチ
サッカーテクニックにおけるダブルタッチとは、ドリブルで相手ディフェンダーがボールを取りに来た時に利き足のインサイドでボールを横にずらし、直ぐに反対の足のインサイドでボールを前に押し出して相手ディフェンダーを抜くドリブルテクニックです。
サッカーにおいてダブルタッチはポピュラーなサッカーテクニックですが、ジュニア年代では意外と試合で使える選手は多くありません。
ダブルタッチの抜き方
相手の足をよく見て、ギリギリのところで足のインサイドで横にずらし、2タッチ目で前に押し出すテクニックです。この2タッチ目の足がすぐに出ることが重要で、重要な足技の一つと言えます。
サッカーでは間合いが非常に大事になるので、この間合いはサッカーの試合や練習で自分自身で掴む必要があります。
ダブルタッチのポイント
相手と対峙した場面で、ボールを斜め前に出してしまうと、相手ディフェンダーの足が届いてしまい、ボールを奪われてしまうので、サッカーの試合で相手と対峙した場面では、真横か斜め後ろ気味にボールをずらすことがポイントになります。
いくら足技があっても、使い方を間違えば意味はありません。正しい方法で足技を使うことがポイントです。
ダブルタッチの練習方法
ダブルタッチのコツ【イニエスタ】
ボールを両足の間で左右にずらすテクニックで、ボールを右足のインサイドに置いたら、左に体とボールをジャンプしながら左にずれて左足のインサイドで止めます。今度は左足のインサイドにボールがあるので、体とボールを同時にジャンプしながら右にずれて右足のインサイドでボールを止めます。
これができるようになったら、止める側の足をインサイドで止めるのではなく、インサイドを進行方向へ向ければサッカーテクニックのダブルタッチになります。
練習では常にサッカーの試合中を頭の中で想定しながら取り組むことがテクニック上達に繋がります。
サッカーのテクニック⑤クライフターン
どのようなサッカードリブルテクニックかと言うと、軸足の後ろ側にボールを通して方向転換する足技で、これもジンガステップの足技が基本にあります。
サッカードリブルテクニックの中では非常に華麗な抜き技の一つです。
クライフターンの抜き方
軸足を相手ディフェンダーとボールの間に入れることで、相手ディフェンダーからボールを守りながらフェイントをしかけることができる優れた足技で、少し難しいテクニックと言えます。
サッカーでは簡単に「切り替えし」と呼ばれることもありますが、切り替えしはボールを前で、クライフターンはボールを後ろでスライドさせる点で異なります。キックフェイントと緩急、そして足技が揃ってはじめて完成するテクニックです。
クライフターンのポイント
クライフ
キックフェイントでどれだけ相手ディフェンダーを欺くことができるかも重要です。サッカーにおいては相手をどれだけ欺くことができるかも必要な足技テクニックです。
クライフターンの練習方法
まずはキックフェイントを覚えた後に、クライフターンの動きを身体で覚え、その後に実際にボールを使った練習のやり方が近道です。
サッカーの試合の中では、特にゴールが狙えるバイタルエリア、サイドから中央への切り替えしに有効な抜き技サッカーテクニックです。
サッカーのテクニック⑥マルセイユルーレット
様々な足技の種類の中でも貴重な回転系の抜き技といえます。ジュニアサッカー育成年代の選手達にも是非身に付けてもらいたいサッカーテクニックです。
マルセイユルーレットの抜き方
まずはやりやすい利き足の裏でボールを後ろに引いてみましょう。
②ボールを引いた方に向かって体を回転させる。
利き足が右の場合は右回転。
③反対の足の裏で進行方向にボールを進める。
この時、体でボールを守るように前を向きます。
マルセイユルーレットのポイント
ジネディーヌ・ジダン 【マルセイユルーレットの極意】
練習では、最初は歩きながらやってみて、できるようになってきたらできる限り早く回転できるようにします。
ボールを足で引く前に、キックフェイントを入れるとさらに効果的な抜き技です。
マルセイユルーレットの練習方法
サッカー育成年代では意外に反対方向へ回転することができない選手が多くいます。まずは体が自然に回転できるまで取り組むことが抜き技としてマルセイユルーレットを上達させるカギになります。
サッカーのテクニック⑦ストップ&ゴー
ストップ&ゴー 少年サッカー動画フェイント・テクニックシリーズ8 YSS八郷サッカースクール
サッカーのドリブルテクニックの基本的な考え方は「緩急」を活かすことですが、このストップ&ゴーはまさにその名前のとおり、「緩急」を最大限に活かしたフェイントです。
サッカードリブルテクニックは、イコール「緩急」です。
ストップ&ゴーの抜き方
②軸足をボールの横にしっかりと踏み込みます。
ボールより後ろに軸足を置いてしまうとボールを止められないので、軸足を置く位置を感覚として練習で身に付けておきます。
③ボールをしっかりと止めます。ボールだけではなく、体も一緒に完全に止めます。
④すぐさまボールを前に押し出して突破します。この時、躊躇していると相手ディフェンダーが寄せてきますのですぐにスタートします。
ストップ&ゴーのポイント
ボールを止めるときには、前かがみにならず、状態を起こして止まるフリで相手を騙すことも必要です。素晴らしいボディフェイントテクニックを持っていれば、ボールを止めなくてもボディフェイントだけで相手を抜き去ることができます。
そういう意味ではボールに触れない抜き技と言えます。これは後にご紹介するサッカーテクニックのシザース・ステップオーバーに通じるテクニックです。
ストップ&ゴーの練習方法
サッカー育成年代のうちから「ピタッ」とボールを止められるテクニックを身に付けておくことが求められます。
まずはボールを使わないやり方で、鬼ごっこや氷鬼などをしてみると良いでしょう。相手にタッチされないように、自然とストップ&ゴーを行うはずです。
そこで選手に気付かせてからボールを使って鬼ごっこや氷鬼をすることでテクニックは上達します。
サッカーのテクニック⑧エラシコ
サッカーテクニックの中でも華麗な抜き技の一つでもあるエラシコとは、アウトサイドでボールをアウトへ押し、進行方向へ行くと見せかけてインサイドで相手を抜き去る足技で、かつてブラジル代表で活躍したサッカー選手のロナウジーニョの得意な足技として有名です。
サッカーの試合で華麗にエラシコを成功させれば歓声が沸き起こるテクニックです。
エラシコの抜き方
ブラジル代表MFウィリアン トルコ戦で話題の『エラシコ』 倍速&倍々速スロー/Willian Borges da Silva
①蹴り足の膝をボールより前に出した状態で1タッチ目をアウトサイドでゆっくり押し出します。この時、膝がボールより前に出た分だけ動きの大きなエラシコになります。
②押し出した蹴り足を着地させながらインサイドで逆方向へ押し出します。この2タッチ目は素早く行う足技が重要です。
エラシコのポイント
もう一つのポイントは「緩急」です。1タッチ目はゆっくり、2タッチ目は素早くすることで緩急をつけます。
ここでも「緩急」が出てくることから、サッカーテクニックイコール「緩急」という事が再確認できるはずです。エラシコをサッカーの試合で成功させるには「緩急」が大事です。
エラシコの練習方法
練習のやり方としては、ボールの当て所を確認し、膝を前に出すことを重点的に意識しながら取り組むことが必要です。
サッカーのテクニック⑨シザース
このシザースは比較的サッカーを始めたばかりの選手が最初に修得するフェイントと言われています。ボールに触れることはなく、ボディフェイントの種類の中では基本的なもので、ボールを使わない抜き方の代表格です。
日本では三浦和良が多用して「またぎフェイント」という足技として普及しました。レアル・マドリードのクリスティヤーノ・ロナウドはこのシザースを目にもとまらぬ速さでやってのけ、サッカー界では高速シザースフェイントとしてロナウドの代名詞となっています。
抜き技テクニック シザース
数ある種類のドリブルテクニックの中で、ボールに触れない系の抜き技フェイントです。
これを1度だけではなく、連続で行うことで更に効果的になる足技で、それをやってのけるのがクリスティアーノ・ロナウドです。
シザースのポイント
【これぞクリロナ】クリスティアーノロナウド 超絶なシザース特集 super play
1つめのポイントは、小さく・速くまたぐことです。大きくまたいでしまうとその分スピードも落ちてしまうためです。
もう1つのポイントは、上体が左右にぶれないことです。上体が左右にぶれてしまうと相手ディフェンダーを騙すことができません。相手ディフェンダーを足元に集中させ、シザースで惑わせることが目的になります
クリスティアーノ・ロナウドのシザースを見れば、どれだけ小さく・速いかが一目瞭然です。
シザースの練習方法
速くまたげるようになったら、実際にドリブルしながらシザースを練習します。
そしてドリブルしながら速くシザースをすることができるようになったら、コーンやマーカーを置き、どのくらいの間合いでしかければ良いかを確認します。
このとき、実際にサッカーの試合中ということを頭で想定しながら取り組むことがテクニック上達の近道になります。
サッカーのテクニック⑩ステップオーバー
前にステップすることから「ステップオーバー」という名前になっています。シザースと同じくサッカーを始めたばかりの選手が比較的初めに覚える抜き技フェイントの一つで、ボールを触らないボディフェイントを使うサッカーテクニックです。
ステップオーバーの抜き方
サッカーテクニックのステップオーバーは、ボールを保持している状態で相手ディフェンダーと対峙し、ボールを外側から内側へ動かすと見せかけるようにまたぎます。またいだ足のアウトサイドですかさず相手を抜き去ります。
ステップオーバーのポイント
例えば、ボールを保持し、相手ディフェンダーを背にしている場面でステップオーバーをするときは、上体も一緒に動かさなければフェイントにかかりません。また、顔も動かすことで効果が上がります。
そのため、動き方としては少し大きく動くイメージでチャレンジするとうまくいきます。
簡単にできる!抜ける基本フェイント〜ステップオーバー〜
ステップオーバーの練習方法
ラダーを使ったラダートレーニングで俊敏性を鍛えることでステップオーバーは上達します。
またいだ足ですかさずボールを触るという足の回転を速くすることが重要です。
サッカーテクニック集のまとめ
ドリブル、足技、抜き技フェイントには緩急がなければ相手を欺くことはできません。
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