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サッカーのシュートを徹底解析!種類や蹴り方のコツ・狙うところとは?

サッカーのシュートを徹底解析!種類や蹴り方のコツ・狙うところとは?

サッカーの得点を決めるシュートは種類、蹴り方によってミドルシュートやヘディングなど大きく6種類に分類できます。シュートを得点につなげるためには、確率が高いシュートを選択し、キーパーとの読み合いも大事になります。シュートに対する基本的な知識を持つことで、シュート決定力を高めることができます。

2021.12.16 サッカー

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サッカーのシュートの種類とは?

サッカーのシュートの種類は6つに分類できます。

ミドルシュート

サッカーのミドルシュートとはペナルティエリアより外でゴールから20m〜30mほど離れた距離から打つシュートのことです。

ミドルシュートは、ゴールまで距離があるので強いシュートをゴールの隅に決める必要があり、技術的にはシュートを上に打ち上げないでシュート力の高いボールスピードがあるキックが求められます。

ロングシュート

速過ぎて見えない アドリアーノのミドルシュート

ロングシュートはミドルシュートよりも遠い30メートル以上ゴールから離れた位置から打つシュートです。

ロングシュートは思い切りが大事で相手に脅威を与えるほどの速度とシュート力を引き出すためには、力まずにボールの芯をとらえて全体重をボールに伝えるフォームを意識する必要があります。

ロングシュートは、ゴール前を固める相手を前方に引きずり出す心理的な目的で使用されることもあります。
また、ロングシュートで攻撃が終わることでカウンターアタックのリスクを少なくして、チームに攻守のリズムが生まれます。
というわけでロングシュートはめったに入ることはないですが、相手との駆け引きに有用です。

ヘディングシュート

サッカーのヘディングシュートはを使うシュートのことです。

ヘディングシュートはゴール前の浮き玉などに対して有効で、上達すると上下やコースへの打ち分けが可能となります。

空中にボールがあることでキーパーの意識が上に向かうので、ヘディングシュートはゴールキーパーの横を狙い、下に叩きつける打ち方をすることでシュート決定率を高めることができます。

ヘディングシュートの打ち方のコツは目を閉じないで額で押し出すようにボールの芯をとらえることです。
上級者はヘディングシュートに回転をかけてカーブシュートを狙うこともできます。

ボレーシュート

ボレーシュートは空中にあるボールを蹴るシュートのことで、コントロールが難しい技術ですが、強いボールスピードのシュートを打つことができます。

ボレーシュートは、アウトサイドキックやインサイドキックなどいくつか種類がありますがインステップキックで行うことが多いです。
ボレーシュートは浮きやすいという弱点があるので、弾道を低く抑える必要があり、シュートを浮かせないコツとしては、軸足を倒し、身体を寝かせて地面に向けて蹴り足を振り下ろす形でミートする必要があります。

ループシュート

山口素弘 伝説の芸術的ループシュート 1997年日韓戦

ループシュートとは、キッカーが弧を描くような高いボールの軌道でゴールキーパーの頭上を抜くように決めるシュートのことです。

ループシュートは技術的に難易度が高いので他にシュートコースが見つからない時の最後の手段として使うことが重要です。
ループシュートのコツはゴールキーパーのポジションや挙動を見て、意表を突くことです。

股抜きシュート

ネイマールの華麗な股抜きシュート!!!!

股抜きシュートは、ゴールキーパー、ディフェンダーの股を抜いて決めるシュートのことです。
シュートコースが無い場合に、股間を抜くシュートは効果的で、上級者はわざと股を開かせて股下を狙うシュート技術を持っています。

股抜きシュートのキックフォームは相手の足の横を通すと見せかけて、股を開かせてかかとに近い位置でボールをとらえて、股の下を狙うという打ち方です。

ただし、股下を抜くシュートは難易度が高いので、他にシュートコースが空いていないときに使うことをおすすめします。

バイシクルシュート

バイシクルシュート

バイシクルシュート

サッカーで知名度が高い種類のダイレクトプレーで、別名:オーバーヘッドキックとも呼ばれますが、プレーの内容による明確な違いはなく、どちらの呼び方でも同じシュートのことです。

ゴールに背を向けながらでもゴールを狙えるシュートですが、実際にゴールを見ながらコントロールできませんし、自身が倒れ込むようにインパクトするため、狙い通りのコースに飛ばすのはかなり難しいです。

バイシクルシュートのコツとしては蹴り足を振り上げてボールをインパクトする前に、逆の足を振り上げて反動を得ることです。これは普通のキックで言えば軸足を踏み込む動作と同じで、この予備動作によって蹴り足を強く早く振ることが出来るようになります。

ゴールキーパーと1対1でのシュート

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ゴールキーパーと1対1での状況でのシュートは実は見た目ほど簡単ではありません。
シューターがシュートに専念できるのと同様にゴールキーパーもシュートに専念できるからです。

1対1でのシュートのコツはゴールキーパーの間合いに入らずに、シューターのタイミングでシュートを打つことです。

サッカーのシュート決定率を決める要素

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シュート決定率を高めるための要素は速度、正確性、狙いどころ、タイミングの4つの種類に分類されます。

シュートの速度

シュートはボールスピードが速ければ速いほど、ゴールキーパーが反応する時間が短くなるので、決定力が高くなります。

シュートのボールスピードを高めるには、キック力を高め、ボールを芯でとらえてボールに無駄なく力を伝える打ち方の技術とキックフォームが必要になります。

シュートの正確性

シュートはゴールキーパーが届かずゴールの枠内に入れると得点となりますので、ゴールキーパーが届かず、ゴールの枠内に入る場所に正確にシュートをコントロールすると決定力が高まります。

シュートのボールスピードと正確性は両立することは難しいですが、ボールスピードと正確性のどちらも高いレベルのシュートが決定力を高めます。

シュートの狙いどころ

シュートの狙いどころはサイドネットなどゴールの隅だけではなく、ゴールキーパーの肩口や股下、脇の下も狙いどころとなります。

ゴールキーパーの泣き所を狙う場合はゴールキーパーとシュートを打つ位置が近いときに有効となります。

シュートのタイミング

ゴールキーパーからシュートのタイミングをずらすと、コース、速度が悪くてもゴールキーパーは成す術が無くシュートが決まることがあります。

シューターは完璧な準備をしてシュートを打ったとしても、時間がかかるのでゴールキーパーが構えてしまいセーブされることもあり、キーパーの準備ができていないタイミングを見計らってシュートを打つことも重要なスキルです。

シュートを決めるためのコツ

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シュートを決めるためにはコツが存在します。

シュートを打つという決断力

実際のサッカーの試合中に、シュートを打つかどうかをよく考えてから打てることはまずありません。
サッカーのゴール前は相手ディフェンスにとってはもっとも失点しやすい場所ですから、当然必死に身体を寄せたりプレッシャーをかけたりしてきます。

そのためボールを受ける前にシュートを打つこと、打ち方を決めておくことも重要で、ボールを受けてからシュートを考えても遅いことが多いです。
また、相手の守備やブロックに応じて柔軟にシュートフォームを崩したり変化させながらシュートを打つ技術も必要です。

シュートの経験値の活用

ストライカーは遅咲きな選手が多いといわれます。理由はシュートを決めるには経験値が重要となるからです。

状況に応じてどこにポジションを取ると得点につながるか、どこにシュートを打つとキーパーは届かないのかという経験を何度も積んだ選手は、瞬時にシュートの最適解をはじき出すことができます。

そのため、シュート練習から経験値を蓄積するためによく考えてシュートを打ち続けることがシュート能力の大きな差につながります。

シュートの回転によって違う狙いどころ

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シュートの際にボールの当てる場所や蹴り方によって、ボールにかかる回転が変わります。
シュートの回転によって軌道が違うので、ゴールの狙いどころも変わってきます。

アウトサイドキックによるシュート

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アウトサイドキックは足の外側で蹴るキックのことです。

アウトサイドキックは、コースを読まれにくくインサイドキックに比べると、コースは安定せず、威力も強くありません。

アウトサイドキックはゴールから外側にそれていく軌道を描くので、ゴールの中央からサイドネットに曲がって突き刺さるシュートが狙いどころです。

インサイド、インフロントキックによるシュート

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インサイドキックは、コントロールの効きやすい蹴り方ですが、シュートの速度は出にくく主にパスなどに使われるので、インサイドキックでのシュートも威力は出にくく、コントロールはつきやすいのが特徴といえます。

表面積が大きい足の内側全体で蹴ることで、コントロールに優れていて、ボールに回転もかけやすくパスと同じ感覚でシュートを打つことができるのがインサイドキックの特徴です。
インサイドキック(インフロントキック)は、ゴールのやや外側からサイドネットに曲がって入るシュートが理想的な軌道です。

元ブラジル代表のジーコ氏はシュートはゴールへのパスと表現していてインサイドキックでのシュートが上手い選手でした。
パスが正確な選手にはインサイドキックでのシュートが向いています。

インステップキックによるシュート

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インステップキックはより強くより遠くにボールを出したい時に使われるシュートの打ち方です。

インステップキックは足の甲でボールを押し出すように蹴ります。

インステップキックはサッカーでは最もフィニッシュに用いられる蹴り方で速度とシュート力に秀でており、ベストフォームで打つことができれば高い得点能力があると言えます。

トゥーキックによるシュート

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トゥーキックつま先によって蹴る種類のシュートです。サッカー初心者にボールを蹴らせるとこの蹴り方になることが多いです。

しかし、一流選手はこのトゥーキックを巧みに利用します。

トゥーキックは普通の蹴り方よりテイクバックが少なく、シュートまでに必要な時間を最小限に抑えることができます。ゴールキーパーと近い位置ではつま先でつつくことでゴールキーパーのタイミングをずらすことにつながり、効果的なシュートになります。

トゥーキックはコンパクトなフォームなので混戦の中でとにかく足で触っていち早くシュートしたいときにも効果的です。

無回転のシュート

本田圭佑☆ on Instagram: “小さい頃から無回転フリーキックまじで好き! #本田圭佑 #サッカー好きな人と繋がりたい” (114689)

無回転のシュートはブレ球とも呼ばれ、ボールに回転をかけず蹴ることにより、空気抵抗を受けやすくして、サッカーボールに不規則な変化を与えます。

ボールの軌道はシュートを蹴った本人も分からないほど予測不可能な変化で進んでいくため、ゴールキーパーにとっては脅威となります。

また、ゴールキーパーはキャッチすることが難しいので、こぼれ球も狙い目です。

ドライブシュート

@terantale on Instagram: “日本で唯一のドライブシュートの使い手なんじゃないでしょうか。コツコツと練習してきた本人にしか分からない感覚やコツが身を結んだ、決して偶然ではないゴール。#川崎フロンターレ #frontale #森谷賢太郎 #ドライブシュート” (114691)

ドライブシュートは、激しい縦回転のかかった強いシュートでゴール手前で鋭く落ちます

ドライブシュートは足の甲(インステップキック)でボールをこすり上げるこうにキックして前方へ回転させるように脚を振り抜き、上回転がかかり途中で鋭く落下して、遠い距離からゴールキーパーの頭上を狙うことが多いです。

グラウンダーシュート

いっぺい on Instagram: “Frank Lampard Happy Birth Day??? ランパード誕生日おめでとうございます!#lampard #legend #ランパード #england” (114692)

グラウンダーシュートとは地を這うような地面スレスレのシュートやバウンドしたり転がったり軌道が低いシュート全般のことをさします。

グラウンダーのシュートもボールが変則的にバウンドしやすく、ゴールキーパーにとっては厄介なシュートになります。

キーパーの脇下や股下、サイドネットを狙うときには低いボールの方が効果的です。

また、バウンドのコントロールをしてわざとキーパーの手前当たりでボールをバウンドさせるとキャッチが難しいのでこぼれ球が狙い目になり、雨の日であればバウンドが伸びるので効果は抜群です。

ファーサイドのシュートが重要である理由

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ファーサイドのシュートは、ニアサイドと比較してもゴールキーパーからすると角度が大きく、ゴールラインの外に弾きにくく、こぼれ球で2次的なチャンスを作りやすいという特徴があります。

画像はニアサイドに蹴ったボールがゴールラインに弾かれて、ファーサイドに蹴ったボールがゴール前にこぼれることを表しています。シュートはファーサイドに打つということが基本となります。

ファーサイドのシュートが重要である例:ジョホールバルの歓喜

ジョホールバルの歓喜

1997年日本代表が初めてワールドカップ出場を決めた岡野雅行選手の決勝ゴールは、中田英寿選手のファーサイドへの低い弾道のシュートのこぼれ球から生まれました。

なぜあのコースにシュートを打ったかとインタビューワーに問われた中田英寿選手は、セオリーだからと答えています。

サッカーで反応しても止められないシュートとは?

サッカーのシュートをする上での決定力向上を狙い、更に詳しくシュートの蹴り方の種類ではなく、コースや狙いによる種類についての考察を紹介していきます。

初心者の方でも、このような種類のシュートがあるのだということを知っておくと、ゴールするイメージを持つのに役に立つと思います。

キーパーの届かない位置を狙う

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1つめは、キーパーの届かない位置を狙うシュートです。

単純にゴールポストのギリギリを狙うシュートになりますが、このギリギリとはどこなのか具体的には図を見てみましょう。図で示した位置の下方向へ行けば行くほどGKには届かないコースとなります。

レベルの高いキーパーになればなるほど、シュート時のフォームや軸足の向き、直前の視線の動きから、実際に打つシュートのコースを予測してセーブしてくるものですが、キーパーが届かないコースに完璧にシュート出来ればまずセーブは不可能となります。

斜めに角度をつける

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キーパーが届かないコースを狙うためは、角度をつけてファーに流し込むのが決定力を上げることが重要です。狙うコツは、サイドネットに入れるくらいの気持ちでいくと良いでしょう。

このときのキックは必ずしもインステップである必要はなく、ギリギリを狙う性質上インサイドキックを使いシュートするのもありです。大きなフォームにすることで、インサイドキックであってもインステップに近い速度を出すことは可能です。

しかし、ミドルレンジ以上であればインステップを使った高速度のシュートでないと、ゴールまでの到達に時間がかかるため、届かないコースと言えどもセーブしやすくなります。ミドルレンジ以上ではインステップキックを使いましょう。

インフロントで巻いて狙う

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最近のサッカーの試合では非常に頻繁に見かけるようになったのが、エリアの角から巻いて狙うシュートです。

3トップなどの高い位置にサイドアタッカーを配置するフォーメーションが主流なために、サイドからカットインすることで崩す戦術がトレンドだからでしょう。

厳密に言うとインフロントではなく、インサイドとインフロントの中間ぐらいの位置、足の親指の付け根辺りを使い、ドライブさせながら落とすのがコツです。単純なインフロントキックではないので、速度も十分にあります。

巻いて狙うシュートは、キーパーから見てゴールを超えるような軌道から、鋭く落ちて曲がり枠内に入るコースです。

インステップキックではないため、蹴り始めのフォームでは、シュートなのかクロスなのか判断しにくく、キーパーに2択を迫れることがメリットのひとつで、それはまた直前にクロスやグラウンダーのパスに変更できる柔軟性でもあります。

サッカーのシュートで予測しにくいシュートとは?

ゴールキーパーの予測しにくい、止める・妨げたりすることが困難なシュートとはどのようなものでしょうか。

相手DFの股を抜いて狙うシュート

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ゴール前でシュートのフォームに入ると、前についてきている相手ディフェンスは、ブロックしようとシュートコースに被るように足を伸ばしてきます。ブロックに足を伸ばすことを見越してDFの足元を狙うようにシュートを打つと、丁度股間を通るコースになります。

これはブラインドと言って、キーパーからすると味方の股間からいきなりシュートが飛んで来ることなり、反応が遅れますから非常にセーブしにくいシュートとなります。

シュートが来ることそのものを予測し辛くしていますから、シュートに力や速度が必要ないので初心者でも十分ゴールを狙えるシュートです。

シュートのフォームや軸足は普通に蹴るようにしながら、蹴り足のフェイスの当て方でコントロールするのがコツです。

エリア内でのダイレクトプレーによるシュート

クロスからのダイレクトプレーでシュートすると、飛んでくる段階から目で追っているキーパーには瞬時に反応することが難しいですし、飛ぶコースを予測するのはほとんど不可能です。

セットプレイやサイド攻撃が重要とされるのはこのようなゴール前でのダイレクトプレーが狙えるからで、たとえエリア内にFWが一人であってもキーパーの目の前でシュートできればゴールする確率はとても高いと言えます。

予測できるし物理的に止められるが、それでも決まるシュート

決まるシュートとは、サッカーではなかなか明文化されて指導することが難しいものですが、俗に決定力が高いと言われるプレイヤーはこのシュートが上手い傾向にあります。

サッカーの経験豊富な上手いプレイヤーが活用しているシュートとは言え、初心者の方にもおすすめしたいシュートだと思います。このシュートはキーパーの意表さえつければコースとして難しいものではないからなのです。大事なのはキーパーのタイミングを外すことだけで、ゴールマウスのギリギリを狙うシュートの方が、余程経験を積まないと難しいのではないかと思うのです。

特にサッカーの初心者の方はイメージが固定されやすく、従ってプレイの幅が狭くなりがちです。逆に言えば、シュートのイメージの種類が豊富になれば、選択肢に余裕が出て初心者であっても高度なプレイを行うことがサッカーでは可能です。

GKの肩口、顔のすぐ横を狙うシュート

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実際にサッカーのキーパーをやってみるとよく分かりますが、キーパーは基本的に両腕を使ってセービングを行いますから、その腕の付け根あたりは咄嗟に動かせない範囲なのです。

しかも顔の近くに来るわけですから、目を閉じないわけがないんです。結果的に決まりやすいシュートコースになります。

キーパーの股間を通すシュート

サッカーでは特にDFラインを抜け出した後のキーパーとの1対1でよく狙うコースです。

キーパーはセービングのために左右に反応して飛ばないといけないわけですから、当然準備体勢では肩幅ぐらい足を開かなければいけません。そのスタンスの穴となる股間を狙うシュートです。

割とよく知られたコースで初心者の方も見たことが多いと思いますが、それだけに警戒して足を開かないように構えるキーパーも中にはいるでしょう。しかしこのスタンスですと左右へのステップが伸びないので、そうであればドリブルでかわすなり、左右へ打つなど対応可能となります。

倒れ込んだキーパーの脇の下を通すシュート

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脇の下のシュートとは、キーパーがシュートセーブのために横に倒れる瞬間、脇の下あたりに穴が出来るのを見越してその位置に決めるものです。

先ほどの相手DFの股を抜いて狙うシュートと同様に、軸足やフォームは左右のコースを狙っているように見せかけてキーパーの横っ飛びを誘い、インパクトの瞬間にフェイスの角度を変え脇の下のコースを通します。

文章にすると初心者の方には難しく見えますが、要するに意図的な当たりそこねでシュートコースを変えるわけです。

サイドに追い込まれてからニアの天井を狙うシュート

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エリア内にドリブルなどで持ち込んだとき、相手DFやキーパーの圧力でサイドに追い込まれることがよくありますが、この位置だとキーパーが目の前にいますからシュートコースは無いように思えます。

しかし間近でシュートされると、キーパーは両腕とともに足も伸ばして、シュートをブロックできる面積を増やす動きを行うので、実際はニアの上部にシュートコースが出来るのです。それを見越して思いっ切りシュートするのですが、これは意外によく決まるシュートなのです。

サッカーでは俗に「ニア天井」と呼ばれるように、ゴールネットの天井に当てるぐらいの気持ちで打つのがコツとなります。追い込まれて余裕がなくとも、イメージの力でこのようなシュートコースが生まれるのです。

キーパーの動きをイメージしてシュートコースを決めるためには

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シュートを打つときにはボールを見る選手が多く、ゴールキーパーまで視野に入れることは難しいですが、パスを受けるまでの流れでゴールキーパーがどう動いているのか想像することはできます。

画像のように右サイドからパスを受けた場合は、ゴールキーパーも右から左へポジションを移動している可能性が高いので、キーパーポジション移動が間に合っていないなら空いている左側、間に合っているなら重心の逆を取ることができる右側を狙うとシュート決定率が高まります。

パスのスピードや周囲の状況を考慮してゴールキーパーの動き方を想像することが、重要となります。

サッカーのシュートを理解して得点しよう!

海外のサッカーの指導者たちが指摘していますが、日本のサッカー指導者はゴール前のチャンスによく「打て!」と叫びます。筆者が指導を受けていたときも何回となくこう言われました。

ここに日本人サッカー選手が世界の舞台で戦ったときの決定力不足の原因があるように思えます。

「決めろ!」と言われた方がより具体的なイメージを考えるきっかけになるのではないでしょうか。どこにどうやってどんなシュートを打てば決まるのか。打て言われて打っているだけでは、なかなか考えるようにはなりません。

サッカー初心者の方はもちろん、昔からサッカーを続けてきている方も、具体的なイメージを描いてプレイを選択しましょう。

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