
バレーボールのAクイックとは?具体的なやり方と意識するコツを解説
バレーボールAクイックとは、ミドルブロッカーとセッターの共同作業で行われる攻撃です。Aクイックではアタッカーとセッターが意識するポイントがいくつかあります。アタッカーは入る位置などを確認したら、セッターとトスを合わせていく作業に入ります。バレーボールでは、タイミングを合わせることを重視し、慣れてきたらアタッカーの最高打点でアタックヒットができるようにしていきましょう。
2023.09.23
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バレーボール
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バレーボールのAクイックとは?
バレーボールのAクイックの攻撃場所
Aクイックの攻撃場所は、セッターからレフト方向の向きで、セッターからの距離が50cmくらいのところでアタックする攻撃です。なお、リターンがずれてセッターの位置がずれた場合には、原則としてセッターのところについていき、50cmの距離感を守るようにします。
【Aクイック①】バレーボール【スパイク】
バレーボールのAクイックのトスの高さ
Aクイックのトスはオープントスと違って高くあげません。アタッカーの打点にもよりますが、ネットの一番上からボール2~3個分の高さになることが多いです。このボール2~3個分を基準に、アタッカーの打点に合わせてトスの高さを調整します。
バレーボールのAクイックのタイミング①
マイナステンポのAクイックは、空中でトスを待つタイミングで入ります。レシーバーの返球を確認し、セッターの手元にボールが入る前にジャンプし、空中でボールを待ちます。
マイナステンポの攻撃は、かなり早いタイミングで攻撃が仕掛け
マイナステンポの攻撃は、かなり早いタイミングで攻撃が仕掛け
バレーボールのAクイックのタイミング②
ファーストテンポのAクイックは、セッターがトスの上がってからジャンプします。上がってきたトスに対して、空中でボールと相手のブロックを見る余裕があるので、しっかりとコースに打っていきましょう。
また、ファーストテンポの攻撃を他のアタッカーと組み合わせるとシンクロ攻撃と呼ばれるものになり、ブロッカーはとても対処が難しくなります。
また、ファーストテンポの攻撃を他のアタッカーと組み合わせるとシンクロ攻撃と呼ばれるものになり、ブロッカーはとても対処が難しくなります。
ゲスト解説!!【バレーボール】Aクイック(速攻スパイク)の打ち方!!
バレーボールのAクイックの4つのコツ(スパイカー編)
慣れないうちは助走を短く取る
スパイクのステップについては以下の記事も参照してください。
基本的には、Aクイックであってもスパイクの助走に大きな違いはありません。ただ、最初はセッターとの合わせにくさがあるため、助走を短く取るという方法があります。
【Aクイックの助走(2歩助走)】
①左足→右足で助走
②次の左足で踏み切り
③ジャンプ
助走をしっかり取って、高い打点で打つよりセッターとAクイックを合わせる場合に使用します。ラリー中など、助走を満足に取ることができない場合に使用することができます。
基本的には、Aクイックであってもスパイクの助走に大きな違いはありません。ただ、最初はセッターとの合わせにくさがあるため、助走を短く取るという方法があります。
【Aクイックの助走(2歩助走)】
①左足→右足で助走
②次の左足で踏み切り
③ジャンプ
助走をしっかり取って、高い打点で打つよりセッターとAクイックを合わせる場合に使用します。ラリー中など、助走を満足に取ることができない場合に使用することができます。
リターンをしっかり見る
Aクイックの場合は、1球目のリターンを必ず確認しましょう。
クイック攻撃をするときによくあるミスは、自分タイミングのみに気を取られて、リターンを見ていないことがです。Aクイックの場合には、ずれた位置に合わせてセッターを追いかる必要があるため、リターンは必ず確認しましょう。
リターンが極端に高い・低い場合は、高さに合わせてタイミングを調整する必要があります。この調整は、経験値が必要となりますが、助走のスピードを上げることで調整できるときがありますので練習しましょう。
クイック攻撃をするときによくあるミスは、自分タイミングのみに気を取られて、リターンを見ていないことがです。Aクイックの場合には、ずれた位置に合わせてセッターを追いかる必要があるため、リターンは必ず確認しましょう。
リターンが極端に高い・低い場合は、高さに合わせてタイミングを調整する必要があります。この調整は、経験値が必要となりますが、助走のスピードを上げることで調整できるときがありますので練習しましょう。
入るタイミングを一定に
アタッカーの踏み切りタイミングは、常に一定にする必要があります。
上手いセッターの場合は、アタッカーが速く踏み込んできたら、トスを弾いて速くセットしたり、逆に踏み切りが遅れた場合には、長く持って遅れたスパイカーに合わせることができます。
これは経験の長いセッターではないとできないので、初心者がAクイックをマスターする場合は、アタッカーの踏み切りタイミングを一定にしましょう。
一定にするためには、先ほどのリターンをしっかり見ること、セッターとのタイミング調整が必要です。
上手いセッターの場合は、アタッカーが速く踏み込んできたら、トスを弾いて速くセットしたり、逆に踏み切りが遅れた場合には、長く持って遅れたスパイカーに合わせることができます。
これは経験の長いセッターではないとできないので、初心者がAクイックをマスターする場合は、アタッカーの踏み切りタイミングを一定にしましょう。
一定にするためには、先ほどのリターンをしっかり見ること、セッターとのタイミング調整が必要です。
スパイクは叩きつけすぎない
Aクイックのスパイクは叩きつけすぎないことが重要です。相手ブロックの状況に応じて2パターンを考えます。
練習では叩きつけるスパイクを打ちたくなりますが、練習から意識して奥を狙いましょう。
練習では叩きつけるスパイクを打ちたくなりますが、練習から意識して奥を狙いましょう。
相手がリードブロックを使用
相手ブロッカーは遅れてワンタッチを狙って手を出してきます。アタックヒットの瞬間には相手ブロッカーが見えません。
ノーブロックだ!と思い、叩きつけて決めにいきたくなりますが、リードブロックでは相手の手が遅れて出て来るため、叩くとワンタッチを取られてしまうケースが多いです。
相手ブロッカーは遅れてワンタッチを狙って手を出してきます。アタックヒットの瞬間には相手ブロッカーが見えません。
ノーブロックだ!と思い、叩きつけて決めにいきたくなりますが、リードブロックでは相手の手が遅れて出て来るため、叩くとワンタッチを取られてしまうケースが多いです。
相手がコミットブロックを使用
コミットブロックで張られているケースは、目の前に壁が現れます。叩きつけるとブロックの餌食になります。
相手コートの奥に足の長いスパイクを打つか、サイドに切ってブロックを避けましょう。サイドに叩くとブロックと連携してレシーバーが待っているケースがありますので、コートの奥、レシーバーがポジショニングしていないところを狙うようにしましょう。
コミットブロックで張られているケースは、目の前に壁が現れます。叩きつけるとブロックの餌食になります。
相手コートの奥に足の長いスパイクを打つか、サイドに切ってブロックを避けましょう。サイドに叩くとブロックと連携してレシーバーが待っているケースがありますので、コートの奥、レシーバーがポジショニングしていないところを狙うようにしましょう。
バレーボールのAクイックの3つのコツ(セッター編)
アタッカーの状況を把握する
セッターのコツでまだ重要なのが、アタッカー(今回はミドルブロッカー)の状況を確認することが非常に重要です。確認すべき点3つです。
・助走はしっかり取れいるか
・ジャンプのタイミングが速すぎないか、もしくは遅れていないか
・踏み切りが突っ込み過ぎていないか、もしくはネットから離れすぎていないか
ラリーになるとアタッカーは助走の確保が難しかったり、タイミングがずれて入ってしまうことがあります。
技術のあるセッターは、ずれたタイミングに合わせてトスを調整することで対処もできます。技術に自信のないセッターは、少しでもアタッカーのタイミングがずれている感じたら、無理にクイックでは勝負せずに、レフトアタッカーにトスを託しましょう。
・助走はしっかり取れいるか
・ジャンプのタイミングが速すぎないか、もしくは遅れていないか
・踏み切りが突っ込み過ぎていないか、もしくはネットから離れすぎていないか
ラリーになるとアタッカーは助走の確保が難しかったり、タイミングがずれて入ってしまうことがあります。
技術のあるセッターは、ずれたタイミングに合わせてトスを調整することで対処もできます。技術に自信のないセッターは、少しでもアタッカーのタイミングがずれている感じたら、無理にクイックでは勝負せずに、レフトアタッカーにトスを託しましょう。
アタッカーの打点を意識してトスを出す
アタッカーの最高到達点が高い場合には、目いっぱい手の届く範囲にボールを出してあげることもとても重要です。アタッカーの項で、リードブロックに対抗するためにスパイクを叩かない話をしました。ですが、アタッカーの打点が高い場合には、リードブロックの上からスパイクを打つことができる場合もあります。練習で何度も調整し、そのアタッカーの最高の打点でスパイクを打てるようにしてあげることは、セッターの大きな役割の一つです。
あえてトスを少しずらす方法(中級者向け)
トスのずらし方に、トスをアタッカーよりもセッター寄りに出してあげる、もしくはアタッカーから遠めに出してあげる方法があります。
アタッカーがスパイクコースを変えられないので、コミットブロックなどでスパイクコースを見切られていた場合には、ブロックの餌食になるというリスクもあります。
アタッカーがスパイクコースを変えられないので、コミットブロックなどでスパイクコースを見切られていた場合には、ブロックの餌食になるというリスクもあります。
これはアタッカーよりもセッターに技術がある場合のトスアップの仕方で、セッターのトスアップによってスパイクのコースを調整することができます。短くトスを出した場合には、相手のレフト側に、長く出した場合には相手のライト側に、アタッカーが意識せずに、コース打ちを行うことができます。
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