サッカーの背番号の意味とは?ポジションなど数字の意味を理解しよう
サッカーの背番号に与えらえる意味を知っていますか?Jリーグや日本代表の多くのサポーターが選手のレプリカユニフォームを着ていますが、サッカー選手が何故その背番号なのかといった疑問を持った方も多いかと思います。サッカーの背番号にはポジションや役割などの意味があります。
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公式ライター old_user_id: 211
サッカーの背番号の持つ意味とは?
当時は1番から11番まで固定されており、主流とされていた2-3-5のVフォーメーションに沿ってゴールキーパーを1番とし、フォワードまで順番に大きくなっていくように設定されていました。
現在では背番号の意味合いとしては、各チーム様々なフォーメーションを採用することから特にポジションと背番号の関連性はなくなっています。
しかし日本のジュニアユースやユースチームなどでは、4-4-2のフォーメーションに沿って、背番号である程度ポジションが決まっている傾向にあります。そこで、世界の背番号とポジションの関連性、日本における関連性を加味しながら背番号の意味を解説していきます。
背番号のそれぞれ意味とは?
1番の意味はゴールキーパー
1番以外の背番号は12番以降が許されています。背番号1番を背負うということはゴールキーパーの中でも正守護神の証とされ、最後の砦としてチームの勝敗を左右する重要なポジションを任されることを意味します。日本における背番号1番で有名な歴代選手は川口能活、楢崎正剛、海外選手ではオリバー・カーン、ブッフォンがあげられます。
2番の意味は右サイドを切り裂くサイドバック
様々なフォーメーションが採用される現代サッカーに限らず、背番号がつけられるようになった当時のVフォーメーションの際から伝統的に2番は右のサイドバックというイメージが定着しています。
4バックの際の右サイドバックは守備はもちろん、攻撃の際には右サイドハーフを追い越して相手ディフェンスの右サイドを切り裂くような動きが求められるため、サッカーにおける背番号2番は、ピッチの右サイドを任されることを意味します。
主な背番号2番の日本人サッカー選手は内田隼人、名良橋晃といったワールドカップに出場した右サイドバックがあげられます。
3番の意味は左サイドを切り裂くサイドバック
これはVフォーメーションのころから伝統的に受け継がれており、長い間背番号3は左サイドバックがつけているというイメージが根強くあります。左サイドバックも右サイドバックと同じく、守備はもちろんですが、攻撃にも積極的に参加することが求められ、スピードと豊富な運動量が求められます。
日本人でこれまで背番号3番を背負ってきたサッカー選手は、堀池巧、相馬直樹、松田直樹、秋田豊といったディフェンスのスペシャリストが名を連ねています。海外の選手ではバルセロナで活躍するジェラール・プケ、イングランド代表で活躍したアシュリー・コールが有名です。
4番の意味は守備の要
日本人のサッカー選手で背番号4番を背負った選手は、アジアの壁と呼ばれた井原正巳、森岡隆三、闘莉王といった優れたセンターバックがいます。海外のサッカー選手ではレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが背番号4番、フランス代表のラファエル・ヴァランが同じく背番号4番を背負っており、両者とも世界トップクラスのセンターバックです。
5番の意味はディフェンスリーダー
日本人選手の背番号5番といえばドーハの悲劇でキャプテンを務めた柱谷哲二、小村徳男、秋田豊、キャプテン宮本恒靖はそれぞれ日本代表のディフェンスリーダーとして活躍したセンターバックです。現在では長友佑都がサイドバックとしてですがディフェンスのリーダー的役割を担っています。海外選手としてはカンナバーロが有名です。
6番の意味はボランチ的役割
日本代表では山口素弘、服部年宏といったいぶし銀の働きをするボランチ選手が背番号6を背負っていました。現在では優れたパスセンスを誇り、中盤で相手チームのカウンターの芽を摘むディフェンス力を持つ遠藤航がボランチとして背番号6番を背負っています。海外選手ではフランス代表のポール・ポグバ、スペイン代表のチアゴ・アルカンタラが有名です。
7番の意味はドリブラー
ドリブラーたちは皆、背番号7を背負うため、ドリブラーのサイドの選手は背番号7番というイメージが定着しつつあり、スター選手が多く使用していることから人気の背番号となっています。
8番の意味は中盤の要
原口元気はサイドでの出場が多いですが、豊富な運動量を武器に、守備にも大きく貢献する選手です。また、Jリーグのヴィッセル神戸に所属するアンドレ・イニエスタも背番号8番を背負っています。外国人選手ではドイ代表でレアル・マドリードの中盤の要、トニ・クロースが背番号8番を背負っています。
9番の意味はストライカー
日本代表ではこれまで久保竜彦、玉田圭司、巻誠一郎、高原直泰、岡崎慎司といったストライカーが背負ってきた背番号で、現在では南野拓実がつけています。海外選手ではバルセロナの人気選手ルイス・スアレス、レアル。マドリードのベンゼマ、マンチェスター・ユナイテッドのファルカオが有名です。
10番の意味はチームの中心的人物
日本代表ではこれまで、キャプテンのラモス瑠偉、名波浩、中山雅史、中村俊輔、香川真司が背負ってきた番号で、皆日本のエースと呼ぶに相応しい選手ばかりです。現在では日本のファンタジスタと呼ばれる中島翔哉が受け継いでいます。海外の選手ではバルセロナのメッシ、イングランドのルーニー、スペインのセスクが有名です。
11番の意味はウイング的セカンドストライカー
日本のサッカー選手では三浦知良が長くに渡り日本代表で11番を背負い、鈴木隆行、柿谷曜一朗、宇佐美貴史、永井謙佑など素晴らしいフォワードの選手が名を連ねています。海外の選手ではリバプールの高速フォワードのモハメド・サラー、レアル・マドリードのガレス・ベイル、元コート・ジボアール代表のディディエ・ドログバが有名です。
12番の意味はサポーター
ワールドカップでは背番号1~23で欠番を作ってはいけないというルールがあるため、通常通り選手が12番をつけていますが、日本代表の場合は、ゴールキーパーが付けることが多くなっています。
背番号の意味のまとめ
そのため、ある程度の背番号の背景があることでプレイヤーも背番号を手渡されたときに、どのようなポジションで、どのような役割を求められているのかがわかります。
また、背番号が固定性ではなくなったことから、自分の誕生日や、憧れの選手の背番号など、様々な理由により自分の背番号を選ぶプレイヤーもいます。ちょっと変わった背番号の選手がいたら、どのような理由でその背番号なのかを調べてみるのも、雑学的観点から、また楽しいかもしれません。
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