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バレーボールのスパイクの種類13選!オープン攻撃やクイックなどのスパイクを紹介

バレーボールのスパイクの種類13選!オープン攻撃やクイックなどのスパイクを紹介

バレーボールのスパイクの種類は、オープンスパイクとクイックスパイクに分けることができ、クイックスパイクはトスの軌道で5種類に分類されます。移動攻撃やコンビネーション攻撃は、ブロックをかわすためにオープンとクイックの組み合わせで生まれ、バレーボールで点数を稼ぐ有効な手段です。

2023.09.23 バレーボール

バレーボールのスパイクの種類とは?

バレーボールのスパイクの種類は、大きくオープンとクイックに分類できます。クイックは速攻とも呼ばれトスの種類でABCDに分けられます。移動攻撃やコンビネーションは、大きなトスを打つオープンと小さなトスを打つクイックを組み合わせた攻撃スタイルです。

それぞれのスパイクに特徴があり、トスや打ち方が違います。バレーの攻め方は多種類のアタックを組み合わせることで効果的になります。
オープンスパイク
バックアタック
クイックスパイク Aクイック
Bクイック
Cクイック
Dクイック
セミクイック
移動攻撃 ブロード攻撃
一人時間差
エアフェイク
コンビネーション シンクロ攻撃
スプレッド攻撃
クロス攻撃

バレーボールのスパイクの種類①オープンスパイク

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オープンスパイクとは、レフト・ライトに大きく山なりのトスを打つスパイクで、バレーボールの基本のスパイクです。

【オープントスを使うとき】
チーム内の体制が整っておらずコンビバレーが使えないときや、スパイカーの高さやパワーを充分に引き出したいとき

【メリット】
トスの滞空時間が長いことから、チームの体制を整える効果がある

【デメリット】
トスコースが読まれやすくブロックが集まりやすい

バレーボールのスパイクの種類②バックアタック

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バックアタックは、後衛の選手がアタックラインより後ろでジャンプして打つスパイクです。センター付近で低めのトスを打つバックアタックをパイプ攻撃と呼びます。

【バックアタックを使うとき】
すべてのスパイカーが攻撃可能な状態で、コンビバレーの1つで選択

【メリット】
バックプレーヤーが攻撃に加わることで、ブロックをバラバラにできること

【デメリット】
身体能力が高い選手でないと習得できない、または威力が低くなること

バレーボールのスパイクの種類③クイックスパイク系

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クイックスパイクは、低いトスをおもにミドルブロッカーが打つスパイクで、トスの軌道で数種類に分けることができます。クイックの種類はA・B・C・Dに分けられ、Bのタイミングで入り移動してAのタイミングで打つなど、バリエーションも豊富です。

充分に体重を乗せることができない速攻は、通常のオープンスパイクより威力は落ちますが、ブロックの完成前に打ち切ることができるメリットがあります。

Aクイック

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Aクイックはバレーボールのアタックで最速のスパイク攻撃です。

【Aクイックを使うとき】
複数のスパイカーが攻撃できる状態で、速い攻撃で相手ディフェンスの隙をつきたいときに選択

【メリット】
速い攻撃でブロック完成前に打ち込めること

【デメリット】
デメリットは、セッターとアタッカーのコンビが合わないとボールをミートすることができないこと

Bクイック

BクイックはAクイックより長めの平行気味に上がったトスを打つスパイクです。Bクイックはミドルブロッカーの技ですが、ウイングスパイカーが切り込んでBを打つときもあります。


【Bクイックを使うとき】
複数のスパイカーが攻撃できる状態の中の選択肢の1つ

【メリット】
Aクイックにブロッカーが集まったときにBクイックトスを上げてブロックをかわすことができること

【デメリット】
セッターとスパイカーが連携がとれていないと効果的な攻撃にならないこと

Cクイック

Cクイックは、セッターの背面にバックトスでAクイックと同じ軌道のトスを打つスパイクです。

【Cクイックを使うとき】
複数のスパイカーが攻撃できる状態の中の選択肢の1つ

【メリット】
バックにクイックトスを上げることでブロッカーを惑わすことができること

【デメリット】
セッターの技量が低いと、バックトスを上げると読まれること

Dクイック

DクイックはBクイックトスをセッターの背面に上げるトス​を打つスパイクで、Cクイックを長めに平行に飛ばすイメージです。

【Dクイックを使うとき】
複数のスパイカーが攻撃できる状態の中の選択肢の1つ

【メリット】
Cクイックとオープンの中間の攻撃で、ブロックの枚数を減らしやすいこと

【デメリット】
バックトスのため、セッターのスキルが低いと中途半端なトスになりスパイク打ちにくくなること

セミクイック

セミクイックは、オープンとA・Cクイックの中間のトスを打つスパイクです。ジュニアやママさんバレーでクイック攻撃が難しい場合、クイックの替わりにセミを使う場合があります。

【セミクイックを使うとき】
複数のスパイカーが攻撃できる状態の中の選択肢の1つ

【メリット】
コンビ攻撃の一環で使うと効果的なことと、クイックより難易度が低いこと

【デメリット】
単独で使うとブロックにつかまりやすいこと

バレーボールのスパイクの種類④移動攻撃系

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バレーボールの移動攻撃系のスパイクは、相手ブロックをかわすことを目的にスパイカーが打つ位置を大きく移動して打つスパイクです。

移動攻撃はブロード攻撃が最もポピュラーで、通常センタープレーヤーが担当します。オープンスパイカーが絡んだコンビ攻撃のなかで使われる移動攻撃は、相手チームのレシーバーやブロッカーをかく乱する有効な攻撃方法です。
ブロード攻撃 ミドルブロッカーがライト方向に走り込んで撃つC・Dクイック
一人時間差 スパイカーがフェイント気味に動いてブロッカーのタイミングを外すスパイク
エアフェイク スパイカーが空中で体を移動させてブロッカーのタイミングを外すスパイク

ブロード攻撃

ブロード攻撃とは、ミドルブロッカーがポジションを移動して打つC・Dクイックです。女子バレーで多く使われる攻撃方法となります。

【ブロード攻撃を使うとき】
セッターが複数のスパイカーを選択できるときの選択肢の1つ

【メリット】
助走開始位置と実際に打つ位置が離れていることから、ブロックをはずしやすいこと

【デメリット】
打点が高くないので、ブロッカーに読まれるとシャットされやすいこと

ブロード攻撃は、走りこんでDクイックトスを打つことが多いのでD=ブロードと思われがちですが、正確にはミドルブロッカーがライト方向に走りこんでCクイックやDクイック、またはライト平行トスを打つ攻撃方法です。

一人時間差

一人時間差攻撃は、スパイカーがフェイント気味のモーションでブロッカーのタイミングをはずす攻撃方法です。

【一人時間差を使うとき】
セッターが複数のスパイカーを選択できるときの選択肢の1つ

【メリット】
ブロックを見てタイミングをはずすスパイクで、ブロックにつかまりにくいこと

【デメリット】
スパイカー個人の身体能力が高くないと成功しないこと

エアフェイク

エアフェイクは、スパイカーが空中で体を移動させてブロックをかわして打つスパイクです。難易度が高くスーパープレーといわれる技の1つとなります。

【エアフェイクを使うとき】
セッターがアタッカー個人の能力を信じて、打ち合わせた位置に確実にトスを上げると確信したとき

【メリット】
動きが一定でないことでブロッカーに読まれづらいこと

【デメリット】
難易度が高いため熟練したアタッカーでないと成功しにくいこと

バレーボールのスパイクの種類⑤コンビネーション系

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バレーボールのスパイクのコンビネーションは、ミドルブロッカー・オープンスパイカー・バックアタックを打つ選手が複数の攻撃を同時に準備してブロッカーを惑わせる攻撃方法です。

速攻とみせかけてミドルブロッカーがおとりに飛び、バックプレーヤーがバックアタックを打つなど、個々のスキルが高いほど有効的な攻撃となります。
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シンクロ攻撃 4人のアタッカーが同時に攻撃体制に入る方法
スプレッド攻撃 アタッカーがコート中央とコート幅いっぱいに構えてブロックを広げる方法
クロス攻撃 複数のスパイカーが交差して切り込む方法

シンクロ攻撃

シンクロ攻撃とは、同時多発位置差攻撃の名もあり、セッターとリベロ以外の4人の選手が同時に攻撃体制に入る方法です。

【シンクロ攻撃を使うとき】
4人のアタッカーが全員攻撃体制に入っているときに選択

【メリット】
誰が攻撃するかわからないことで、相手チームをかく乱させやすいこと

【デメリット】
セッターにAパスが返らないと成立しないこと

スプレッド攻撃

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スプレッド攻撃は、フォワードの3人のアタッカーのうちセンターの選手はコート中央で攻撃を仕掛け、サイドの2人のアタッカーはコートの幅いっぱいを使う攻撃パターンです。

【スプレッド攻撃を使うとき】
レシーブが多少乱れてもセッターにボールが返り、4人のスパイカーが打つ準備ができているとき

【メリット】
難易度が低いことから、ジュニアやママさんも使えること

【デメリット】
シンプルななコンビ攻撃なことから、ハイレベルのバレーの場合通用しにくい

クロス攻撃

クロス攻撃は、センターがAクイック、ライトがBのセミなど、複数のアタッカーが交差しながら切り込む攻撃方法です。多くのパターンがありますが、センタープレーヤーを中心にして組み立てます。

【クロス攻撃を使うとき】
複数のスパイカーが打てる体勢にあり、セッターと打ち手が意思の疎通ができているとき

【メリット】
打ってくる場所や打ち手を特定することが難しいので、ブロックをかわしやすい

【デメリット】
入念な打ち合わせがないと成立しないこと

バレーのスパイクの種類は多種多様

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バレーボールのスパイクの種類は多種多様ですが、基本は高い軌道のトスを打つオープンと、短く低いトスを打つクイックに分けることができます。クイックもトスの高さや距離で分類され、単調な攻撃だけでは点数に結びつかないことから移動攻撃やコンビネーション攻撃が生まれました。

さまざまな攻撃方法で相手ブロックを翻弄するハイレベルの試合は、観戦者の歓声を誘うネット際の頭脳戦となります。

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