サッカーの背番号の意味とは?ポジションなど数字の意味を理解しよう
サッカーの背番号に与えらえる意味を知っていますか?Jリーグや日本代表の多くのサポーターが選手のレプリカユニフォームを着ていますが、サッカー選手が何故その背番号なのかといった疑問を持った方も多いかと思います。サッカーの背番号にはポジションや役割などの意味があります。
2022.12.06
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サッカー
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サッカーの背番号の持つ意味とは?
サッカーの背番号が初めて導入されたのが1928年のイングランドリーグでした。
当時は1番から11番まで固定されており、主流とされていた2-3-5のVフォーメーションに沿ってゴールキーパーを1番とし、フォワードまで順番に大きくなっていくように設定されていました。
現在では背番号の意味合いとしては、各チーム様々なフォーメーションを採用することから特にポジションと背番号の関連性はなくなっています。
しかし日本のジュニアユースやユースチームなどでは、4-4-2のフォーメーションに沿って、背番号である程度ポジションが決まっている傾向にあります。そこで、世界の背番号とポジションの関連性、日本における関連性を加味しながら背番号の意味を解説していきます。
当時は1番から11番まで固定されており、主流とされていた2-3-5のVフォーメーションに沿ってゴールキーパーを1番とし、フォワードまで順番に大きくなっていくように設定されていました。
現在では背番号の意味合いとしては、各チーム様々なフォーメーションを採用することから特にポジションと背番号の関連性はなくなっています。
しかし日本のジュニアユースやユースチームなどでは、4-4-2のフォーメーションに沿って、背番号である程度ポジションが決まっている傾向にあります。そこで、世界の背番号とポジションの関連性、日本における関連性を加味しながら背番号の意味を解説していきます。
背番号のそれぞれ意味とは?
1番の意味はゴールキーパー
サッカーで背番号1番を背負うということは、ゴールマウスを守るゴールキーパーを意味します。1番の背番号はJリーグ規約 規程集の第6条「選手番号・チーム名・チームエンブレム」という項目で、背番号1番はゴールキーパーのみが使用することができるという規定があり、1番をフィールドプレイヤーが付けることは許されていません。
1番以外の背番号は12番以降が許されています。背番号1番を背負うということはゴールキーパーの中でも正守護神の証とされ、最後の砦としてチームの勝敗を左右する重要なポジションを任されることを意味します。日本における背番号1番で有名な歴代選手は川口能活、楢崎正剛、海外選手ではオリバー・カーン、ブッフォンがあげられます。
1番以外の背番号は12番以降が許されています。背番号1番を背負うということはゴールキーパーの中でも正守護神の証とされ、最後の砦としてチームの勝敗を左右する重要なポジションを任されることを意味します。日本における背番号1番で有名な歴代選手は川口能活、楢崎正剛、海外選手ではオリバー・カーン、ブッフォンがあげられます。
2番の意味は右サイドを切り裂くサイドバック
背番号2番の意味はは、右サイドを切り裂くサイドバックです。
様々なフォーメーションが採用される現代サッカーに限らず、背番号がつけられるようになった当時のVフォーメーションの際から伝統的に2番は右のサイドバックというイメージが定着しています。
4バックの際の右サイドバックは守備はもちろん、攻撃の際には右サイドハーフを追い越して相手ディフェンスの右サイドを切り裂くような動きが求められるため、サッカーにおける背番号2番は、ピッチの右サイドを任されることを意味します。
主な背番号2番の日本人サッカー選手は内田隼人、名良橋晃といったワールドカップに出場した右サイドバックがあげられます。
様々なフォーメーションが採用される現代サッカーに限らず、背番号がつけられるようになった当時のVフォーメーションの際から伝統的に2番は右のサイドバックというイメージが定着しています。
4バックの際の右サイドバックは守備はもちろん、攻撃の際には右サイドハーフを追い越して相手ディフェンスの右サイドを切り裂くような動きが求められるため、サッカーにおける背番号2番は、ピッチの右サイドを任されることを意味します。
主な背番号2番の日本人サッカー選手は内田隼人、名良橋晃といったワールドカップに出場した右サイドバックがあげられます。
3番の意味は左サイドを切り裂くサイドバック
背番号3番の意味は、左サイドを切り裂くサイドバックです。
これはVフォーメーションのころから伝統的に受け継がれており、長い間背番号3は左サイドバックがつけているというイメージが根強くあります。左サイドバックも右サイドバックと同じく、守備はもちろんですが、攻撃にも積極的に参加することが求められ、スピードと豊富な運動量が求められます。
日本人でこれまで背番号3番を背負ってきたサッカー選手は、堀池巧、相馬直樹、松田直樹、秋田豊といったディフェンスのスペシャリストが名を連ねています。海外の選手ではバルセロナで活躍するジェラール・プケ、イングランド代表で活躍したアシュリー・コールが有名です。
これはVフォーメーションのころから伝統的に受け継がれており、長い間背番号3は左サイドバックがつけているというイメージが根強くあります。左サイドバックも右サイドバックと同じく、守備はもちろんですが、攻撃にも積極的に参加することが求められ、スピードと豊富な運動量が求められます。
日本人でこれまで背番号3番を背負ってきたサッカー選手は、堀池巧、相馬直樹、松田直樹、秋田豊といったディフェンスのスペシャリストが名を連ねています。海外の選手ではバルセロナで活躍するジェラール・プケ、イングランド代表で活躍したアシュリー・コールが有名です。
4番の意味は守備の要
背番号4番は、センターバックを務める選手が多くつけています。4バックの場合には5番の選手とコンビでセンターバックを任されるケースが多く、5番の選手が攻め込んでくる相手選手に先にチェックにいき、4番の選手がそれよりも後方で対処する役割のため、守備の要を意味します。
日本人のサッカー選手で背番号4番を背負った選手は、アジアの壁と呼ばれた井原正巳、森岡隆三、闘莉王といった優れたセンターバックがいます。海外のサッカー選手ではレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが背番号4番、フランス代表のラファエル・ヴァランが同じく背番号4番を背負っており、両者とも世界トップクラスのセンターバックです。
日本人のサッカー選手で背番号4番を背負った選手は、アジアの壁と呼ばれた井原正巳、森岡隆三、闘莉王といった優れたセンターバックがいます。海外のサッカー選手ではレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが背番号4番、フランス代表のラファエル・ヴァランが同じく背番号4番を背負っており、両者とも世界トップクラスのセンターバックです。
5番の意味はディフェンスリーダー
背番号5番は、4バックの際に4番とコンビを組むセンターバックが多く、ディフェンスラインを統率するなど闘争心を持ったディフェンスリーダーとしての意味が強い番号です。時には攻撃に参加したり、前線に性格なロングフィードを送るなど、攻撃の起点となることも求められるのが背番号5番です。
日本人選手の背番号5番といえばドーハの悲劇でキャプテンを務めた柱谷哲二、小村徳男、秋田豊、キャプテン宮本恒靖はそれぞれ日本代表のディフェンスリーダーとして活躍したセンターバックです。現在では長友佑都がサイドバックとしてですがディフェンスのリーダー的役割を担っています。海外選手としてはカンナバーロが有名です。
日本人選手の背番号5番といえばドーハの悲劇でキャプテンを務めた柱谷哲二、小村徳男、秋田豊、キャプテン宮本恒靖はそれぞれ日本代表のディフェンスリーダーとして活躍したセンターバックです。現在では長友佑都がサイドバックとしてですがディフェンスのリーダー的役割を担っています。海外選手としてはカンナバーロが有名です。
6番の意味はボランチ的役割
背番号6番は、ブラジルではロベルト・カルロスのような超攻撃的なサイドバック、イタリアではフランコ・バレージのような屈強なセンターバックをイメージしがちですが、日本ではボランチ的な役割が多く、守備も攻撃もできるオールラウンド的なプレーヤーを意味します。
日本代表では山口素弘、服部年宏といったいぶし銀の働きをするボランチ選手が背番号6を背負っていました。現在では優れたパスセンスを誇り、中盤で相手チームのカウンターの芽を摘むディフェンス力を持つ遠藤航がボランチとして背番号6番を背負っています。海外選手ではフランス代表のポール・ポグバ、スペイン代表のチアゴ・アルカンタラが有名です。
日本代表では山口素弘、服部年宏といったいぶし銀の働きをするボランチ選手が背番号6を背負っていました。現在では優れたパスセンスを誇り、中盤で相手チームのカウンターの芽を摘むディフェンス力を持つ遠藤航がボランチとして背番号6番を背負っています。海外選手ではフランス代表のポール・ポグバ、スペイン代表のチアゴ・アルカンタラが有名です。
7番の意味はドリブラー
背番号7番は2トップのときはは中盤のサイド、3トップのときはウイングのポジションに位置するドリブラーを意味することが多い背番号です。これは近年のフォーメーションのポジションで明らかで、ユベントスのクリスチャーノ・ロナウド、パリ・サンジェルマンのエムバペ、レアル・マドリードのエデン・アザールはそれぞれドリブルが持ち味で、サイドのポジションから中央へ鋭く切れ込み、シュートを狙う人気の選手です。
ドリブラーたちは皆、背番号7を背負うため、ドリブラーのサイドの選手は背番号7番というイメージが定着しつつあり、スター選手が多く使用していることから人気の背番号となっています。
ドリブラーたちは皆、背番号7を背負うため、ドリブラーのサイドの選手は背番号7番というイメージが定着しつつあり、スター選手が多く使用していることから人気の背番号となっています。
8番の意味は中盤の要
背番号8番は、中盤のポジションに位置し、攻守に優れた技術を持ち合わせ、攻撃の起点となることが求められるボランチ的な中盤の要を意味します。日本代表ではこれまで、北澤豪、森島寛晃、小笠原満男など素晴らしいボランチの選手が背負ってきた背番号で、現在は原口元気が背番号8番を背負っています。
原口元気はサイドでの出場が多いですが、豊富な運動量を武器に、守備にも大きく貢献する選手です。また、Jリーグのヴィッセル神戸に所属するアンドレ・イニエスタも背番号8番を背負っています。外国人選手ではドイ代表でレアル・マドリードの中盤の要、トニ・クロースが背番号8番を背負っています。
原口元気はサイドでの出場が多いですが、豊富な運動量を武器に、守備にも大きく貢献する選手です。また、Jリーグのヴィッセル神戸に所属するアンドレ・イニエスタも背番号8番を背負っています。外国人選手ではドイ代表でレアル・マドリードの中盤の要、トニ・クロースが背番号8番を背負っています。
9番の意味はストライカー
背番号9番とは、フォワードのポジションに位置するチームのストライカーを意味します。チームの中でも特に得点センスに優れており、時にはポストプレーを行い味方のアシストをしたり、ドリブルで切れ込んでゴールを狙ったり、オフザボールの動きも求められます。背番号9番は相手ペナルティエリア内で驚異を与える存在といえます。
日本代表ではこれまで久保竜彦、玉田圭司、巻誠一郎、高原直泰、岡崎慎司といったストライカーが背負ってきた背番号で、現在では南野拓実がつけています。海外選手ではバルセロナの人気選手ルイス・スアレス、レアル。マドリードのベンゼマ、マンチェスター・ユナイテッドのファルカオが有名です。
日本代表ではこれまで久保竜彦、玉田圭司、巻誠一郎、高原直泰、岡崎慎司といったストライカーが背負ってきた背番号で、現在では南野拓実がつけています。海外選手ではバルセロナの人気選手ルイス・スアレス、レアル。マドリードのベンゼマ、マンチェスター・ユナイテッドのファルカオが有名です。
10番の意味はチームの中心的人物
背番号10番はチームの精神的支柱で司令塔として活躍するキャプテンなど中心的人物を意味する人気の番号です。サッカープレイヤーなら誰しも憧れる背番号で、10番を与えられるということは栄誉なこととされています。しかし10番を背負っているということだけで相手チームからは警戒されるため、試合中の覚悟は必要です。
日本代表ではこれまで、キャプテンのラモス瑠偉、名波浩、中山雅史、中村俊輔、香川真司が背負ってきた番号で、皆日本のエースと呼ぶに相応しい選手ばかりです。現在では日本のファンタジスタと呼ばれる中島翔哉が受け継いでいます。海外の選手ではバルセロナのメッシ、イングランドのルーニー、スペインのセスクが有名です。
日本代表ではこれまで、キャプテンのラモス瑠偉、名波浩、中山雅史、中村俊輔、香川真司が背負ってきた番号で、皆日本のエースと呼ぶに相応しい選手ばかりです。現在では日本のファンタジスタと呼ばれる中島翔哉が受け継いでいます。海外の選手ではバルセロナのメッシ、イングランドのルーニー、スペインのセスクが有名です。
11番の意味はウイング的セカンドストライカー
背番号11番は、ウイングのポジションや1.5列目のポジションに位置する、セカンドストライカーを意味します。自ら得点を狙いながら、味方のチャンスをアシストする役割が求められ、常に得点に絡むプレーが必要です。
日本のサッカー選手では三浦知良が長くに渡り日本代表で11番を背負い、鈴木隆行、柿谷曜一朗、宇佐美貴史、永井謙佑など素晴らしいフォワードの選手が名を連ねています。海外の選手ではリバプールの高速フォワードのモハメド・サラー、レアル・マドリードのガレス・ベイル、元コート・ジボアール代表のディディエ・ドログバが有名です。
日本のサッカー選手では三浦知良が長くに渡り日本代表で11番を背負い、鈴木隆行、柿谷曜一朗、宇佐美貴史、永井謙佑など素晴らしいフォワードの選手が名を連ねています。海外の選手ではリバプールの高速フォワードのモハメド・サラー、レアル・マドリードのガレス・ベイル、元コート・ジボアール代表のディディエ・ドログバが有名です。
12番の意味はサポーター
サッカーにおける背番号12番はサポーターを意味します。これはJリーグでは定着した考え方で、12番目の選手はサポーターで、選手とサポーターで一丸となって戦うということを意味しています。そのため、実際にJリーグに加盟しているほとんどのチームが背番号12番を永久欠番とし、選手がつけることはできなくなっています。
ワールドカップでは背番号1~23で欠番を作ってはいけないというルールがあるため、通常通り選手が12番をつけていますが、日本代表の場合は、ゴールキーパーが付けることが多くなっています。
ワールドカップでは背番号1~23で欠番を作ってはいけないというルールがあるため、通常通り選手が12番をつけていますが、日本代表の場合は、ゴールキーパーが付けることが多くなっています。
背番号の意味のまとめ
サッカーの背番号の意味には、ポジション自体を表すものと、役割を示すものがあります。
そのため、ある程度の背番号の背景があることでプレイヤーも背番号を手渡されたときに、どのようなポジションで、どのような役割を求められているのかがわかります。
また、背番号が固定性ではなくなったことから、自分の誕生日や、憧れの選手の背番号など、様々な理由により自分の背番号を選ぶプレイヤーもいます。ちょっと変わった背番号の選手がいたら、どのような理由でその背番号なのかを調べてみるのも、雑学的観点から、また楽しいかもしれません。
そのため、ある程度の背番号の背景があることでプレイヤーも背番号を手渡されたときに、どのようなポジションで、どのような役割を求められているのかがわかります。
また、背番号が固定性ではなくなったことから、自分の誕生日や、憧れの選手の背番号など、様々な理由により自分の背番号を選ぶプレイヤーもいます。ちょっと変わった背番号の選手がいたら、どのような理由でその背番号なのかを調べてみるのも、雑学的観点から、また楽しいかもしれません。
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