バレーボールの用語は、英語で表されるものが多いですが、日本独特の名称で呼ばれるものもあります。ルールの改正で用具の呼称は変わりませんが、プレーや反則の名称は変わることが多いです。バレーボールの専門用語や新用語を知ることは、バレーをより深く理解し、楽むことにつながります。
バレーボール用語とは?
バレーボール用語とは、バレーボールをプレーするときに知っておかなければならないルールや用具の名称で、ほとんどが英語で表されます。各国で呼び方が違う用語も多く、日本独特の呼び方や掛け声もあります。
バレーボール用語はルール改正で呼称が変わることがあるので、バレーをする人やバレー観戦を楽しみたい人は常に新しい情報を得ることが必要です。
バレーボールの基本用語
バレーボールの基本用語は、バレーボールプレーヤーが最低限知っておかなければならない用語です。基本用語は大きく3種類に分けられます。
用具の名称 |
ボール,ネット,アンテナ |
プレーの名称 |
レシーブ,パス,スパイク |
反則の名称 |
ネットタッチ,フォアヒット,フットフォルト |
6人制バレーと9人制バレーは、バレーボール用語は同じですが、適応される反則の種類は異なるので実際にプレーをするときは気をつけましょう。
バレーボールの専門用語
バレーボールの専門用語は、
バレーだけで使われる特殊な用語と、通常使われている言葉がバレーボールのときで違う意味になる用語があります。
たとえば、キャッチボールは通常ボールの投げ合いを意味しますが、バレーボールの場合はプレーヤーがボールを掴んで止める反則の意味となります。審判が何をアピールしているのかを理解するために、バレーの専門用語は覚えておかなければなりません。
バレーボールの新用語
バレーボールの新用語とは、
ルール改正で呼び方が変わった用語です。
たとえば、セッターの対角にポジショニングする選手を、ライトプレーヤーまたはスーパーエースと呼んでいましたが、オポジットの名称に変わりました。同じ選手が2回ボールに触れる反則はドリブルでしたが、ダブルコンタクトになりました。
バレーボールの用語【ア行】
アウトオブポジション
アウトオブポジションとは、ポジショナルフォールトの旧称です。
アウトサイドヒッター
アウトサイドヒッターとは、レフトからスパイク攻撃をするプレーヤーです。
アシスタントスコアラー
アシスタントスコアラーとは、記録員を補佐をする役割の審判員です。
アシステッド・ヒット
アシステッド・ヒットとは、プレーヤーが他の競技者や構造物を利用してプレーをする反則のことです。
アタッカー
アタッカーとは、アタックをするプレーヤーのことです。
アタック,アタックヒット
アタックとは、サーブとブロック以外で、相手コートに攻撃する動作の総称です。アタックヒットともいいます。
アタック決定率
アタック決定率とは、スパイクを打った回数のうち得点になったスパイクの数の割合です。
【計算式】 スパイク決定率=スパイク決定数÷スパイク数
アタックライン
アタックラインとは、センターラインから3mの距離に平行に引かれた5cm幅のラインです。
アナリスト
アナリストとは、ゲームの分析を担当するスタッフです。
アンダーハンドサーブ
アンダーハンドサーブとは、肩から下の位置で、手をしたから上へ振り上げて打つサーブです。
アンダーハンドレシーブ
アンダーハンドレシーブとは、両手を組み手首近くでボールを弾くレシーブのことです。別名はアンダーハンドパス・アンダーレシーブです。
アンテナ
アンテナとは、ネットの左右、サイドバンドに取り付けられた棒です。ルール上ではネットの一部とみなされます。
移動攻撃
移動攻撃とは、スパイカーが移動しながらスパイクを打つ攻撃のことです。代表的な例はブロード攻撃です。
インターフェア
インターフェアとは、相手コートにあるボールに触れたときに取られる反則のことです。
インプレー
インプレーとは、サーブが打たれてプレーが始まり、ボールが下に落ちるか反則でプレーが中断されるまでの間のことです。
インナースパイク
インナースパイクとは、クロススパイクよりさらに角度をつけてインナーに打つスパイクです。相手コートのアタックライン内に落とすスパイクになります。
ウィングスパイカー
ウイングスパイカーとは、ローテーションのレフトやライトからスパイクを打つプレーヤーのことです。
ウォームアップエリア
ウォームアップエリアとは、コートにいない選手が待機するエリアのことです。
エンドライン
エンドラインとは、長方形のコートを囲んだラインの短いほうの2本のラインです。
Aクイック
Aクイックとは、セッターがレフト側前方1m以内に上げた短いトスを打つクイック攻撃のことです。
Aパス
Aパスとは、セッターのセットアップの位置に正確に戻ったレシーブボールです。
FIVB
FIVBとは、国際バレーボール連盟のことです。フランス語のFédération internationale de volley-ballの頭文字がとられています。
オーダー表
オーダー表とは、スターティングメンバー6人のローテーションを書いた紙のことです。各チームの監督が、セット開始前に副審に提出します。別名はラインナップシートです。
オーバータイムス
オーバーネット
オーバーネットとは、体の一部がネットの上部を越えて相手コートに入り、ボールに触れらときにとられる反則です。ブロックのときだけは適用されません。
オーバーハンドサーブ
オーバーハンドサーブとは、サーブトスしたボールを肩より上で打つサーブのことです。
オーバーハンドパス
オーバーハンドパスとは、両手の指で頭上でボールを弾いて上げるパスのことです。
オープン攻撃
オープン攻撃とは、レフト・ライトのスパイカーが高く山なりのトスを打つことです。別名はオープンスパイクです。
オープントス
オープントスとは、コートのレフト・ライトの両サイドのアタッカーに山なりに上げるトスのことです。
オフスピードショット
オフスピードショットとは、ゆっくりしたスピードのスパイクのことです。別名はソフトアタックです。
オポジット
オポジットとは、セッターの対角のポジションにいるスパイカーのことです。基本的にレセプションに参加しません。スーパーエースまたはライトプレーヤーと呼ばれていました。
お見合い
お見合いとは、味方のプレーヤー同士がラリー中に、ボールを譲りあってコート内に落とすことです。
バレーボールの用語【カ行】
回転レシーブ
回転レシーブとは、肩から前に倒れながらレシーブをして、体を1回転させて立つレシーブです。体勢を立て直しやすいので次の動作が素早くできます。
カンチャン
カンチャンとは、麻雀に由来する言葉で、複数のプレーヤーがブロックに飛んだときに間が開いている様子を表します。
逆足
逆足とは、右利きの選手が助走の最後で右足で踏切りジャンプをすることです。左利きの選手の場合は、左足で踏み切るのが逆足です。
キルブロック
キルブロックとは、両手を相手コートに斜めに突き出してブロックシャットを狙うブロックのことです。相手のスパイクを真下に叩き落すブロックです。
キャッチ
キャッチとは、レシーブの総称です。バレーボールでキャッチは、ボールを取ることではなくレシーブのことをさします。
キャッチボール
キャッチボールとは、プレーヤーがボールを掴んで止めてしまう反則のことです。旧称はヘルドボール・ホールディングです。
競技者交代
競技者交代とは、試合中にプレーヤーが交代することです。別名はメンバーチェンジまたはサブスティテューションで、1セットに1チーム8人までの交代が認められています。
記録員
記録員とは、試合中の得点やサーバーの背番号を確認する任務を担う審判員です。
クイック攻撃
クイック攻撃とは、早く低いトスをスパイクする攻撃のことです。大きく分けてA,B,C,Dの4種類があります。
クイックトス
クイックトスとは、クイック攻撃を目的に上げる短く低いトスのことです。
クロススパイク
クロススパイクとは、自コートのレフトから相手コートのレフト方向に、コートを斜めに横切る軌道のスパイクです。ライトから相手コートのライトへ斜めに打つスパイクもクロススパイクです。
警告
警告とは、ゲームの遅延行為や軽度の不法行為に対して、主審がゲームキャプテンに与える注意のことです。警告は、プレーヤー個人ではなくチーム全体に与える注意です。
ゲスブロック
ゲスブロックとは、相手セッターがトスを上げる前にスパイカーに対して飛ぶブロックのことです。ブロッカー個人が推測して飛ぶブロックです。
ゲームキャプテン
ゲームキャプテンとは、コート内でプレーしているチームキャプテンをさします。ゲームキャプテンは、審判に質問や講義をすることができる唯一の選手です。チームキャプテンがコートにいないときは、他の競技者がゲームキャプテンになります。
コイントス
コイントスとは、試合開始前に主審・副審と両チームのキャプテンの4人がおこない、ファーストサーブの権利を決める方法です。コイントスに勝ったキャプテンが、先にサーブを打つか、開始コートを選ぶかを選択できます。
後衛
後衛とは、アタックラインの後ろのバックゾーンにポジショニングするプレーヤーのことです。
公式ウォームアップ
公式ウォームアップとは、プロトコールで定められた公式練習のことです。
コート
コートとは、長さ9m×18mの長方形に区切られたバレーをプレーする場所です。ネットを挟んで9×9mが自分のチームのエリアとなります。
コミットブロック
コミットブロックとは、相手スパイカーに合わせて反応して飛ぶブロックの種類です。おもにクイック攻撃に対して飛ぶブロックです。
コンビネーション攻撃
コンビネーション攻撃とは、実際にスパイクを打つプレーヤー以外がダミーでジャンプして、相手をかく乱させる攻撃方法です。
バレーボールの用語【サ行】
サイドアウト
サイドアウト制
サイドアウト制とは、サーブ権を持つチームがラリーを制して得点を得るシステムのことです。1999年からラリーポイント制が導入されサイドアウト制はとられていません。
サイドバンド
サイドバンドとは、ネットの左右の両側のサイドラインの直上に取り付けられた白帯です。
サイドハンドサーブ
サイドハンドサーブとは、体の横で腕を床と平行にスイングして打つサーブです。
サイドライン
サイドラインとは、長方形のコートを囲んだラインの、長い方の2本のラインです。
サードテンポ
サードテンポとは、長く大きな軌道のトスを先に上げて、スパイカーに助走の余裕を持たせる攻撃です。
サーバー
サービスエース
サービスエースとは、サーブで得点を入れることです。
サービスゾーン
サービスゾーンとは、サーバーがサーブを打つことができるエリアです。自コートのエンドライン後方で、左右のサイドラインの延長線上に囲まれたゾーンです。
サービスフォルト
サーブ
サーブとは、主審の吹笛後に相手コートにボールを打ち込むプレーのことです。
サーブ効果率
サーブ効果率とは、サーブが相手チームに効果的か表す割合です。
サブスティテューション
サーブレシーブ
サーブレシーブとは、レセプションの旧称で、打ち込まれたサーブをレシーブすることです。
試合球
試合球とは、FIVBやJVAが定めたサイズ・重さ・空気圧が厳密に決められている検定球のことです。
JVA
JVAとは、公益財団法人日本バレーボール協会のことです。英語のJapan Volleyball Associationの頭文字がとられています。
時間差攻撃
時間差攻撃とは、実際にスパイクを打つ選手がジャンプする前に、おとりのスパイカーがジャンプして相手ブロッカーをかく乱するコンビバレーのことです。
支柱
支柱とは、ネットを張るために立てられた2本のポールのことです。
シャットアウト
シャットアウトとは、ブロッカーが相手スパイクをブロックして相手コートにボールを落とすことです。
ジャンピングフローターサーブ
ジャンピングフローターサーブとは、ジャンプして打つフローターサーブのことです。
ジャンプサーブ
ジャンプサーブとは、ジャンプして空中で打つサーブのことです。ジャンピングフローターサーブとスパイクサーブがあります。
ジャンプトス
ジャンプトスとは、ジャンプして空中でボールを捉えてトスを上げることです。
主審
主審とは、バレーボールの試合の進行と判定をする審判団の1人で、最高の権限を持ちます。別名はファーストレフェリーです。
ジュリー
ジュリーとは、バレーボールの大会運営責任者のことです。試合中に、判定の説明をすることがあります。
シングルハンドパス
シングルハンドパスとは、片手だけでするパスのことです。
Cクイック
Cクイックとは、セッターがバックトスで上げた短いトスを打つクイック攻撃です。
吸い込み
吸い込みとは、ブロッカーとネットの間にボールが落ちるブロックミスの1つです。
スイッチ
スイッチとは、複数のブロッカーがブロックポジションを変わることです。別名はブロックチェンジです。
スクリーン
スクリーンとは、サーブを打つ選手を他の選手が隠す反則です。味方のフォワードプレーヤーがサーバーの前に立ちはだかることが多いです。
ストレートスパイク
ストレートスパイクとは、サイドラインに平行に打つスパイクのことです。
スパイカー
スパイカーとは、スパイクを打つプレーヤーのことです。
スパイク
スパイクとは、ジャンプして相手コートにボールを打ち込む攻撃のことです。
スパイクサーブ
スパイクサーブとは、スパイクの動作で打つサーブです。
スパイクレシーブ
スパイクレシーブとは、ディグの旧称で、相手チームから打たれたスパイクをレシーブすることです。
スーパーエース
スーパーエースとは、オポジットの旧称で、攻撃に専念する役割を持つプレーヤーのことです。
セカンドテンポ
セカンドテンポとは、トスの軌道にあわせてスパイカーが助走をして攻撃をすることです。
セッター
セッターとは、おもにトスを上げる役割を持つプレーヤーです。
セット
セットとは、バレーボールの試合の勝敗の最小単位です。セットごとに勝敗を決めて、取ったセット数で試合の勝敗を決めます。
セットアップ
セミクイックトス
セミクイックトスとは、オープントスとクイックトスの中間にやや高めに上げるトスのことです。
線審
線審とは、コートの4ヶ所の角でラインとボールの位置関係を旗でジャッジする役割を持つ審判員です。別名はラインズマンです。
前衛
前衛とは、フォーメーションでアタックラインより前のゾーンにいるプレーヤーです。
センタープレーヤー
センタープレーヤーとは、ミドルブロッカーの旧称で、前衛のセンターポジションでブロックやクイック攻撃をするプレーヤーです。
センターライン
センターラインとは、ネットの真下に引かれた幅5cmの白い線のことです。
バレーボールの用語【タ行】
タイムアウト
タイムアウトとは、試合を中断したいときに取る時間で、1チームにつき1セットに2回取ることができます。時間は30秒で、休憩や戦術の確認に使われます。
ダイレクトスパイク
ダイレクトスパイクとは、ネットを越えて相手チームから返ったボールを、直接スパイクすることです。
タッチネット
タッチネットとは、インプレー中にプレーヤーがアンテナや白帯を含むネットに触ったときにとられる反則です。別名はネットタッチです。
ダブルコンタクト
ダブルコンタクトとは、旧称はドリブルで、1人のプレーヤーが連続でボールに触ったときにとられる反則です。ファーストコンタクトのブロックでボールに触ったときだけ、同選手のレシーブは認められます。
チャレンジシステム
チャレンジシステムとは、審判のジャッジに不服があるときにチームの監督がビデオで再判定を要求するシステムです。2014年の世界選手権に正式に導入されました。
チャンスボール
チャンスボールとは、処理しやすい緩いボールが相手コートから返ることです。
ツーアタック
ツーアタックとは、セッターがトスを上げると見せかけて、相手コートにボールをスパイクで返す攻撃です。
ツーセッター
ツーセッターとは、6人のプレーヤーのうち2人をセッターにするフォーメーションのことです。
Dクイック
Dクイックとは、セッターが2~3mの距離にバックトスで上げた低いトスを打つ攻撃のことです。
ディグ
ディグとは、相手のスパイクをレシーブすることです。
ディレイ・イン・サービス
ディレイ・イン・サービスとは、主審のサーブ許可の吹笛後に8秒以内にサーブを打たなかった場合に取られる反則です。8秒ルールの呼び方もあります。
テクニカルタイムアウト
テクニカルタイムアウトとは、国際試合でセット中に8点と16点を取った時点で強制的に1分間のタイムアウトをとらされるシステムのことです。
トス
トスとは、スパイカーにボールを打たせるために上げるパスです。
トスフェイント
トスフェイントとは、セッターがトスを上げるとみせかけて、相手コートに軽くボールを落とすプレーです。
ドライブサーブ
ドライブサーブとは、ボールにトップスピンをかけて強く打つサーブです。
ドリブル
ドリブルとは、ダブルコンタクトの旧称で、同一選手が連続でボールに触る反則です。
バレーボールの用語【ナ行】
ナイスキー
ナイスキーとは、素晴らしいスパイクが決まったときにかける掛け声です。スパイクはキルの呼び方もあり、ナイスキルの掛け声がナイスキーになります。
二段攻撃
二段攻撃とは、許可されている3回のボールコンタクトの2回目に攻撃することです。セッターのツーアタックも二段攻撃の1つです。
二段トス
二段トスとは、ディグやレセプションがセッターに返らなかった場合、セッターポジション以外から上げるトス全般のことです。
二枚替え
二枚替えとは、メンバーチェンジのときに2人のプレーヤーを同時に交代させることです。
ネットインサーブ
ネットインサーブとは、打ったサーブがネットに触れて相手コートに入ることです。
ネットタッチ
ネットタッチとは、別名はタッチネットで、インプレー中にネット・白帯・アンテナに触れる反則のことです。
ノータッチエース
ノータッチエースとは、サーブが相手チームのプレーヤーの体に触れずに直接コート内に落ちたサービスエースのことです。
バレーボールの用語【ハ行】
パス
パスとは、味方のプレーヤーにボールを送る動作の総称です。
8秒ルール
8秒ルールとは、ディレイインサービスの別称で、審判のサーブ許可吹笛後8秒以内にサーブを打たなかったときに取られる反則です。
バックアタック
バックアタックとは、後衛のプレーヤーがアタックラインの後方からスパイクを打つことです。
バックゾーン
バックゾーンとは、コートのアタックラインとバックラインの間のゾーンのことです。
バックトス
バックトスとは、セッターが背面のスパイカーに上げるトスのことです。
パッシングザセンターライン
パッシングザセンターラインとは、インプレー中にプレーヤーがセンターラインを踏み越したときに取られる反則です。
パンケーキレシーブ
パンケーキレシーブとは、片手を広げてボールが床に落ちる寸前で手の甲でレシーブをすることです。
Bクイック
Bクイックとは、セッターから2~3mの距離にレフト側に低く上げたボールを打つクイック攻撃です。
1人時間差攻撃
1人時間差攻撃とは、スパイカーがブロッカーのタイミングをずらして打つ攻撃のことです。
ピンチサーバー
ピンチサーバーとは、正式名称はリリーフサーバーで、試合中に途中交代でサーブを打つプレーヤーのことです。
ファーストテンポ
ファーストテンポとは、スパイカーが先に助走を始めてセッターがトスをあわせるスパイクのことです。
フェイント
フェイントとは、強いアタックを打つとみせかけてディフェンスの穴をねらい緩くボールを落とす攻撃のことです。
フォアヒット
フォアヒットとは、3回のコンタクトで相手コートにボールを返せなかった場合に取られる反則です。
フォワード
フォワードとは、ローテーションでコートの前方ネット側にいる3人のプレーヤーのことです。
フォーメーション
フォーメーションとは、チームの守備や攻撃の布陣のことです。
フォルト
フットフォルト
フットフォルトとは、サーブを打つときにエンドラインを踏む反則のことです。
フライングレシーブ
フライングレシーブとは、ダイビングレシーブより高さのある空中でするレシーブのことです。
フロントゾーン
フロントゾーンとは、コートのセンターラインとアタックラインの間のゾーンのことです。
フローターサーブ
フローターサーブとは、顔の斜め上にトスを上げてボールをスパイクの要領で叩いて打つサーブです。
ブロック
ブロックとは、前衛のプレーヤーがジャンプして壁を作り、相手のスパイクを止めるプレーのことです。
ブロックアウト
ブロックアウトとは、ブロックされたボールがコート外に落ちてラリーが終了することです。
ブロード攻撃
ブロード攻撃とは、スパイカーが移動しながら片足で踏み切って打つ移動攻撃のことです。
プロトコール
プロトコールとは、バレーボールの試合の一連の手順のことです。別名はプロトコルです。
平行トス
ペネトレーションフォルト
ペネトレーションフォールトとは、パッシングザセンターラインとオーバーネットの総称で、相手コートに侵入してプレーをしたときに取られる反則です。
ポジショナルフォルト
ポジショナルフォルトとは、レセプションのときに定められたポジションにいないときに取られる反則です。
ホールディング
ホールディングとは、キャッチボールの旧称で、オーバーハンドパスのときに手のひらでボールの動きを止める反則です。
ボールデッド
ボールデッドとは、試合が停止されプレーが無効になる時間のことで、対義語はインプレーです。
バレーボールの用語【マ行】
マーカー
マーカーとは、ネットに取り付けられたアンテナの別名です。
マッチポイント
マッチポイントとは、あと1ポイントでいずれかのチームが勝つ状態のことです。
ミドルブロッカー
ミドルブロッカーとは、センターポジションでブロックとクイックやブロード攻撃の役割を担うプレーヤーのことです。旧称はセンタープレーヤーです。
バレーボールの用語【ラ行】
ライト
ライトとは、エンドラインからネット方向を見てコートの右側のエリアことです。
ライトプレーヤー
ライトプレーヤーとは、オポジットの旧称で、セッター対角のポジションでスパイクに特化したプレーヤーのことです。
ラインナップシート
ラインナップシートとは、両チームの監督が各セットの開始前に副審に提出する、スターティングメンバーとポジションが記入されたシートのことです。
ラインジャッジ
ラインジャッジとは、ライン際に落ちたボールをアウトかインかジャッジし、旗でアピールする審判員です。別名は、線審・ラインズマンです。
ラリー
ラリーとは、サーブが打たれてからボールデッドになるまでの一連のプレーのことです。
ラリーポイント制
ラリーポイント制とは、サーブ権があるなしに関係なく得点が入る制度のことです。
リードブロック
リードブロックとは、相手チームのトスやスパイカーの動きに対応して飛ぶブロックの方法です。
リバウンド
リバウンドとは、スパイカーが相手ブロックにわざとボールを当てて自分のコートにボールを戻すことです。
リベロ
リベロとは、攻撃に参加できない守備専門のプレーヤーで、他の選手と違う色のユニフォームを着ることが義務づけられています。
リリーフサーバー
リリーフサーバーとは、途中交代してサーブを打つ選手のことで、ピンチのときに出ることが多くピンチサーバーと呼ばれていました。
レシーバー
レシーバーとは、ディグやレセプションのレシーブをするプレーヤーのことです。
レシーブ
レシーブとは、相手コートから来るボールを受けることの総称です。
レセプション
レセプションとは、相手コートから打たれたサーブを受けるレシーブ動作のことで、旧来はサーブレシーブと呼ばれました。
レフト
レフトとは、エンドラインからネット方向を見てコートの左側のエリアことです。
ローテーション
ローテーションとは、6つのコートポジションをサイドアウトのたびに時計回りに1つずつ移動することです。
バレーボールの用語【ワ行】
ワンタッチ
ワンタッチとは、ボールがプレーヤーの体の一部に当たることです。おもにブロッカーの手に当たった場合に使われます。
ワンハンドレシーブ
ワンハンドレシーブとは、片手でするレシーブのことです。
ワンポイントブロッカー
ワンポイントブロッカーとは、セット途中でブロック強化のために途中交代で出場するプレーヤーのことです。セッターと交代してコートに入るパターンが多いです。
用語を知ってバレーボールを楽しもう
バレーボールの用語を知ることは、バレーボールプレーヤーがフェアプレーをするために必要な事項です。観戦する人も、アナウンサーや解説者が何を言っているのかわからなければ試合を楽しむことができません。
バレー用語は、ルール改正とともに頻繁に呼び方が変わります。改正前の呼び方でも意味は通じますが、新しい呼称を知ってバレーボールを楽しみましょう。